12月12日 寿英と東京6:00発ののぞみ1号で出発 富士山が見えてきた カメラで撮る。全然撮れな~い 何で・・・ 携帯のムービーで再挑戦。でもダメ やっと着付く。新幹線って、高速で走っていることを 乗っていると案外わからないもんだ 8:16には京都駅に到着。荷物を預け、JR嵯峨野線のホームを広い京都駅の中やっと探し、8:40の電車に飛び込む。時間的に通学や通勤客で混んでいた。9:00前には、嵯峨嵐山駅に到着する。京都は“寒いよ~”と聞いたので、2人ともかなりの防寒をしていたが、京都の人達は、結構薄着でビックリ すぐにトロッコ嵯峨鉄道の嵯峨駅へ。9:28の列車のチケットを購入。更に、保津川乗船のチケットも購入する。
機関車なんて素敵でしょ
乗客は、朝早いからか少なかった。ガイド付き。車内でマイクでのアナウンス。5号車は特別車で、屋根や窓がない。紅葉の時期なら贅沢だ。私達は幸運なのか4号車。屋根も窓もある。乗車中は、約25分だが、寒~い 車窓からの風景は 紅葉は終りかけで、ほとんど散ってたけど・・・ 保津峡駅ではタヌキの焼き物が。このあたりではタヌキが有名らしい。終点の亀岡駅で下車。連絡バスに乗り、11:30保津川下りへ。この日は水量が少なく、1時間40分の船旅との事。5~6月の頃は水量が多く、スリルもあるらしい 船頭は全員で4人。この日は定員の18名乗って満席だったが、少ない時は客が2人で船頭が4人の時もあるそうだ 12月から2月は暖房船と聞いていたが、屋根と窓はあるけど、床に座り込むので、かなり寒かった 水量も少ないので、船頭さんの漕ぐスピードで進む。船頭さんの面白い案内で、ゆったりとした船旅となった。
窓側の場所が座れず、やっと撮れた写真
私の隣に座った娘が、“おろして~”と青白い顔をして訴えている。船酔いしたのかと思ったが、トイレに行きたかったらしい。急遽、岩に接岸して、トイレタイムになった。おかげで、窓側の写真が撮れた
途中のハプニングで1時間50分の船旅が終わり、嵐山に到着。嵐山の顔の渡月橋が見える。
昼間の灯炉と渡月橋
お腹がすいたので、長辻通にある、『ぎゃぁてい』でおばんざいのランチバイキングを食べる。ゴマ豆腐や豆腐、京野菜の煮物など沢山食べた
嵐山に来たら人力車に乗ろうと言う事で、早速、1時間コースで乗る。お尻の座面にホッカイロがくっついていて温かかった。長辻通を走る。美空ひばり館が見える。“美空ひばりって知ってる?”という質問、何でそんな質問 理由を聞くと、“初めて、高校生のお客さんに知らない。誰?”と言われたそうで。亡くなって17年。その後に生まれた世代は知らなくて当たり前だね・・・ 次に、天龍寺が見えてくる。天龍寺の門は、桃がついている。桃は鬼が嫌いなもので、鬼が近づかないようにしているそうだ。次に、嵐山と言えば、竹林という事で、野宮神社へ。野宮神社の鳥居は、本物の木を使っている珍しい鳥居らしい。野宮神社は、源氏物語の「賢木(さかき)の巻」で出てくる場所で、昔、野宮神社は、伊勢神宮へ赴く斉女に選ばれた皇女が3年間こもって、心身を清めた男子禁制の場所。昔なら、車夫の三浦さんは入れなかったんだね~
車夫三浦さんのご指導でポーズをつけて
源氏物語は、漫画の「あさきゆめみし」くらいしか読んでなかったが、車夫三浦さんも同じだった。機会があれば、是非、漫画以外で読んでみたい。でも、漫画でもいいから、もう1回読んでみたくなった トロッコ電車の踏切を渡る。私達が、始発の新幹線で来て、トロッコ電車にも乗り、保津川下りもしてたと知って、三浦さんは驚いていたな~。お薦めの宝筺院(ほうきょういん)へ行く。運が悪く団体ツアーがいっぱい。人込みにあまりまじりたくなかったので、やめる。お庭が素敵な場所らしいが、テレビで放送されてから混雑しているとか
途中に小学校なのに、古い建物。さすが京都ってカンジ。田村正和が卒業したそうだ。豆腐屋の『森嘉』がある。嵐山は豆腐で有名だが、ほとんどの店は、この森嘉さんの豆腐を使っているそうだ。さっき食べたのも・・・ 次に、清涼寺。源氏物語の光源氏のモデルと言われる源融(みなもとのとおる)の家で、宋(今の中国)から僧が持ってきた釈迦如来像がある。微笑んでいるそうで、五臓六腑はシルクでできていて、生きていると言われているとか。嵐山では唯一国宝指定。11月しか公開していないらしい。ニ尊院へ向かう。小倉山が見える。小倉といえば、有名なのは、百人一首。藤原定家がここにいてまとめたもので、定家の家も11月しか公開していないとか。ニ尊院へ到着。ニ尊院は、釈迦如来と阿弥陀如来の二つを本尊として祀っていて、更に、弁天様もいる。女性の寺らしい。この近くには、平家物語に出てくる祇王寺もある。古典って苦手だったけど、今度読んでみようかなっていう気分になった。次に、落柿舎。松尾芭蕉の門下がの庵で、芭蕉が17日間滞在し、嵯峨日記を記した場所らしい。
のどかな風景後ろの方に庵や柿があるけど見えるかな
この風景を壊さない為に、目の前の畑は、京都市が買い上げて、畑にしているそうだ。時間もせまり、乗車した渡月橋のふもとまで行く。がパラパラしてきたがすぐに止む。夕べ、東京も初雪だったな。風も寒~い 京都って雪のイメージだったが、嵐山あたりでは、雪が降るのは珍しいそうだ。寿英は、雪の京都が見たかったそうだが、残念でした。