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●科学技術ニュース●NTT Com、茨城県つくば市において遠隔操作型パーソナルモビリティを活用した移動・買い物支援サービスの実証実験を開始

2024-01-18 09:33:43 |    ロボット工学
 NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、茨城県つくば市において、高齢者や移動に制約のある方、駅から周辺施設をご利用される方など向けに、遠隔操作型パーソナルモビリティを活用して、移動・買い物支援サービスの実証実験を2024年1月9日より開始した。

 同実証実験は、NTT Comが内閣府から受託した「先端的サービスの開発・構築や先端的サービス実装のためのデータ連携等に関する調査事業」の一環として、つくば市の協力のもと実施するもの。

 減少する労働人口への対応や高齢化社会に対応した街づくりが求められる中、配送や警備、移動手段などとして、ロボットの活用ニーズが一層高まると想定されている。

 2023年4月には、道路交通法が改正され、遠隔操作型小型車に係る規定が施行されるなど、ロボットの社会実装に向けた動きが加速している。

 NTT Comでも、このような動きを受け、警備ロボットやデリバリーロボットを活用した実証、ロボットを活用した警備や情報発信の実証など、スマートモビリティを実現するさまざまな取り組みを行っている。

 2023年2月には、「つくばスーパーサイエンスシティ構想」の実現に向けた取り組みをすすめるつくば市の協力のもと、保安要員による近接での目視確認を行いながら、遠隔操作型パーソナルモビリティを活用したラストワンマイル対策に向けた実証実験を実施した。

 同実証実験は、NTT Comが提供するロボットの運行オペレーションサービス「RobiCo」(遠隔操作型小型車をはじめとした、屋外で活用される自動走行ロボットを導入する企業向けに、ロボットを用いる業務の一部をアウトソースできるサービス)を活用しつつ、遠隔操作のみでの走行を行うなど実証内容を拡充し、さらに社会実装に近づけることを目的として実施するもの。

 また、パーソナルモビリティの遠隔運用オペレーションの効率化による事業性向上に向けて、遠隔監視の一部をAIカメラにて代替した場合の運用オペレーションの検証を行う。<NTT>
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