“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「SDGs経営」(松木 喬著/日刊工業新聞社)

2019-04-30 08:40:03 |    企業経営

 

<新刊情報>

 

書名:SDGs経営~“社会課題解決”が企業を成長させる~

編集:日刊工業新聞社  

著者:松木 喬

発行:日刊工業新聞社  

 SDGsは、2015年に国連で全会一致で採択された「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」のことで、30年までに達成を目指す17分野からなる。経営にSDGsを採り入れると新規取引先の開拓などビジネスチャンスが広がるとともに、企業を長続きさせる道標になる。企業がSDGsを活用する利点・方法や、実際に取り組む企業の事例と成功ポイントを解説。

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◆NHK「サイエンスZERO」/BSフジ「ガリレオX」/BS朝日「WILD NATURE 地球大紀行」他

2019-04-30 08:39:35 |    ◆TV番組◆

 

 <テレビ番組情報>

 

NHK‐Eテレ 人間ってナンだ?超AI入門 シーズン3  毎週水曜日 午後10時50分~11時20分

5月1日(水) 勝負するゲームから見える性▽テストのヤマAIが?

 テーマは、「勝負する」。勝負では、さまざまな「読み」が明暗を分けると言われる。また人間の生々しい感情や機微があらわになる場面でもあるが、そんな時AIは?たとえば、競馬。馬の調子をどう見抜く?名人の「勘」とAIの「計算」、果たしてどちらに分が?また一般的にテストなどで「ヤマをはる」ということがあるが、そこに根拠はあるのか?AIが出題予測をすると?広い意味での勝負の場面を通して考える、人間ってナンだ?

ゲスト:三宅陽一郎

VTR出演:試験予測AI開発 プロジェクト担当…岩橋亮太、試験予測AI開発者…新名玄

司会:東京大学大学院工学系研究科教授…松尾豊

哲学ナビゲーター:小説家…原田まりる

NHK-BSプレミアム  コズミックフロント☆NEXT  毎週木曜日 午後10時~11時00分                     

5月9日(木) 土星探査機カッシーニの遺産(選)

 2017年9月15日。探査機カッシーニは土星の大気圏に突入して燃え尽き、20年にわたるミッションを終了した。劇的な終了から1年以上経過。観測データは、世界中の科学者たちによって詳細に分析され、土星とその輪がどのように形成されたのか、これまでの定説を覆す新しい可能性が明らかになった。この偉大な太陽系の冒険者を支えてきた女性科学者たちのカッシーニへの思いをたどりながら、最新成果を報告する。

BS朝日  WILD NATURE 地球大紀行   毎週金曜日 午後9時~9時54分

5月3日(金) パプアニューギニアでクロコダイル狩り

 カメラマンのゴードン・ブキャナンが、”世界の恐ろしい動物とそこに暮らす民族“を訪ねるシリーズの第三弾。今回は、パプアニューギニア、ジャングルの奥深く分け入りセピック川を旅し、巨大で恐ろしい爬虫類と生きる先住民に出会う。パプアニューギニアではワニは恐れる動物であり、毎年数百人がその犠牲になる。勇気ある部族の男たちは、手練れのクロコダイルハンター。彼らは、ゴードンに素手で巨大クロコダイルを捕獲しようと誘う。ゴードンは、彼らと一緒に巨大なワニを捕まえることができるのか…?

BSフジ  この国の行く末2  毎週土曜日 午後6時~6時30分

5月4日(土)  第55回:谷口直嗣(Holoeyes株式会社 CEO兼CTO)/杉本真樹(Holoeyes株式会社 取締役兼COO)<前編>

 Holoeyesが開発を続けるのは、VR・AR・MR(仮想現実・拡張現実・複合現実)を総括する“XR”技術に支えられた手術支援サービス「HoloEyes XR」

ゲスト:谷口直嗣(Holoeyes株式会社 CEO兼CTO)、杉本真樹(Holoeyes株式会社 取締役兼COO)   

出演:北尾吉孝、竹内香苗

NHK‐Eテレ 地球ドラマチック   毎週土曜日 午後7時~7時44分                              

5月4日(土)  “赤ちゃんラボ”にようこそ!~ヒトの始まりを科学する~

 生後間もない赤ちゃんは、どのようにして周囲の人間との関わりを築くのか。最新の脳スキャナーで生後一週間の赤ちゃんの脳の活動を分析した結果、赤ちゃんはおもちゃよりも、人の表情に対して反応を示した。つまり、ヒトは生まれた瞬間から他人との関係を築き始め、そのことで脳の社会的領域をつかさどる部分は発達する。番組では、赤ちゃんの笑いのツボや、泣き声に隠された秘密についても解き明かす。(イギリス2018年)

BSフジ ガリレオX    毎週日曜日 午前11:30~12:00分(隔週新作)

5月5日(日) 電池研究最前線 次世代電池が起こすイノベーション(再放送)

 腕時計や電気自動車、今や生活必需品ともいえるスマートフォンから緊急時に備える懐中電灯まで、私たちの生活には“電池"が欠かせない。用途によっては洋服のボタン程の小型のものから建物全体が電池という大型のものまで、さらに使いきりのものや繰り返し充電して使えるものなど、大きさや性能に様々な種類がある電池だが、今、従来とは異なる“新しい電池"の実用化に向けた研究が進んでいる。それによって今後どのようなことが可能になるのだろうか。 電池が開発された歴史を俯瞰し、さらに最新の研究開発の現場の取材を通してこれからの電池の可能性を探る。

主な取材先:菅野了次(東京工業大学)                  
        久保佳実(物質・材料研究機構)                  
        堀江英明(慶應義塾大学)                  
        三洋化成工業                  
        東海大学付属高輪台高等学校・中等部

NHK‐Eテレ  サイエンスZERO    毎週日曜日 午後11時30分~0時00分                        

5月5日(日) 糖尿病研究で大注目!生命をコントロールする体内時計

 「朝の光を浴びるとリセットされる?」「25時間周期で動いている?」そんなイメージがあった私たちの「体内時計」。その詳細が、この数年でどんどん明らかになっている。脳とそのほかの臓器ではリセットの仕組みが違い、それを見誤ってしまうと肥満や糖尿病のリスクが上がってしまうことが判明。「何時に食べるといい?」「運動は何時にすべき?」「朝食の役割は?」など身近な生活や健康と時間の疑問がスッキリ解決。

ゲスト:早稲田大学人間科学部教授(薬理学)…柴田重信

司会:小島瑠璃子、森田洋平

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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「はじめてのロボット工学<第2版>」(石黒 浩、浅田 稔、大和信夫著/オーム社)

2019-04-30 08:39:09 |    ロボット工学

 

<新刊情報>

 

書名:はじめてのロボット工学<第2版>~製作を通じて学ぶ基礎と応用~

著者:石黒 浩、浅田 稔、大和信夫

発行:オーム社

 同書は、ヒューマノイドロボットをベースとして、できるだけ数式を用いずに、図でわかりやすく説明したロボット工学の入門書。<第2版>は、2007年に発行された初版の基本的な構成はそのままに、10年のうちに著しく変化した情報を更新・追加した。製品スペックなどの情報を最新のものに差し替え、また、実習で使用する部品も2018年現在容易に入手できるものに変更し、板金だけでなく3Dプリンタによる制作方法も追加した。さらに、深層学習などにより飛躍的に進歩した分野について、「Chapter 9 ネットワークによる連携と発展」を新設している。

 

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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「日本の地震地図<第5版>」(岡田義光著/東京書籍)

2019-04-29 09:22:03 |    宇宙・地球

 

<新刊情報>

 

書名:日本の地震地図<第5版>

著者:岡田義光

発行:東京書籍

 大好評シリーズ「日本の地震地図」の最新第5版。過去の地震から、熊本、北海道東部、南海トラフ地震等最新情報をビジュアルに紹介。

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★科学技術ニュース★産総研と量研、世界初!全ての光を吸収する究極の暗黒シート開発

2019-04-29 09:20:58 |    化学

 産業技術総合研究所(産総研)物理計測標準研究部門応用放射計測研究グループ雨宮邦招研究グループ長、井邊真俊研究員、光放射標準研究グループ蔀 洋司研究グループ長と、量子科学技術研究開発機構(量研)量子ビーム科学研究部門高崎量子応用研究所越川 博主任研究員、八巻徹也上席研究員は、微細な表面構造であらゆる光を吸収する、究極の暗黒シートを開発した。

 表面を黒色化した材料は、装飾や映像分野などの幅広い用途があり、特に乱反射防止用には、100 %に近い光吸収率の材料が求められている。

 しかし、99 %以上の光を吸収する従来の材料は耐久性に乏しく、一般環境での利用が困難だった。

 今回、シリコーンゴムなどの表面に、あらゆる光をとらえて逃がさない光閉じ込め構造を形成することで、柔軟で耐久性にも優れた究極の暗黒シートを製造する技術の開発に成功した。

 ポイントとなる光閉じ込め構造は、サイクロトロン加速器からのイオンビームの照射と化学エッチングにより、ポリマー表面に微細な円錐状の空洞構造を多数形成することで実現した。

 これを原盤としてシリコーンゴムに転写作製した暗黒シートは、紫外線~可視光~赤外線の全域で99.5%以上の光を吸収し、特に熱赤外線に対しては99.9%以上という世界最高レベルの光吸収率を達成した。

 これまでにない美しい黒が映える新素材としての活用や、映像のコントラスト向上のほか、サーモグラフィーなどでの熱赤外線の乱反射防止といった応用も期待される。

 今後は、可視光に対しても99.9%以上の光吸収率を目指す。また、広く一般用途に使用できるよう、実用化のための研究開発を進める。

 

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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「ICT・IoTのためのアンテナ工学」(川上春夫、田口光雄著/東京電機大学出版局)

2019-04-29 09:04:33 |    電気・電子工学

書名:ICT・IoTのためのアンテナ工学

著者:川上春夫、田口光雄

発行:東京電機大学出版局

 無線工学の中枢であるアンテナの技術において、中心的な役割を担うアンテナの解析法とその技法に焦点をあててまとめた。アンテナの最新技術として、ICTやIoTの応用例についても解説。通信技術に携わっている技術者はもちろん、無線技術に携わろうとする人にアンテナの基礎概念を理解してもらい、新しいアンテナ技術の開発を行う際の参考となるよう、シミュレーション理論から実際のアンテナについて詳解。

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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「ゲーム理論入門の入門」(鎌田雄一郎著/岩波書店)

2019-04-26 09:38:23 |    数学

 

<新刊情報>

 

書名:ゲーム理論入門の入門

著者:鎌田雄一郎

発行:岩波書店(岩波新書) 

 ゲーム理論とは、ある種の意思決定を人間が行った結果、何が起きるかを予測する理論だ。と言うと何やら難しげに聞こえるかもしれないが、実は単純明快、初学者でもすぐ使いこなせる理論なのだ。相手の出方をどう読むか。経済問題の分析だけでなく、ビジネスの戦略決定にも必須の基礎知識を、新進気鋭の理論家が解説する。

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★科学技術ニュース★トヨタ、中国 清華大学と「清華大学-トヨタ連合研究院」設立

2019-04-26 09:38:00 |    輸送機器工学

 トヨタ自動車と清華大学は、「清華大学-トヨタ連合研究院(連合研究院)」を設立することで合意し、今後、5年間に渡り、共同研究を実施する。

 トヨタと清華大学は、中国の発展に寄与し、中国に必要とされるモビリティカンパニーとなるためには、環境問題の解決や交通事故の低減につながる優れた新技術を搭載したクルマの開発と普及が重要であると考え、連合研究院を設立することとしたもの。

 トヨタと清華大学は、1998年から技術講座を開催するなど共同研究を進めてきたが、今回の連合研究院では、中国の顧客に選んでもらうクルマの研究に限らず、水素の積極的な利活用など、中国のエネルギー問題や社会課題の解決に寄与する研究に共同で取り組む。

 また、トヨタは、社会の発展につながる取り組みに関してはオープンポリシーを基本としており、電動車普及に向けてトヨタが保有している特許実施権を無償で提供することも決定したが、今回の清華大学との共同研究も通じて、中国社会に貢献したいと考えている。

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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「工学を理解するための応用数学」(佐藤 求著/コロナ社)

2019-04-26 09:37:38 |    数学

 

<新刊情報>

 

書名:工学を理解するための応用数学~微分方程式と物理現象~

著者:佐藤 求

発行:コロナ社

 理工系専門学校の教科書、理工系大学初年度の副読本程度の内容を目安に、物理や電気を学習する上で利用される数学の理解を目的としている。数学的な観点よりも,実際の問題に応用される範囲で物理学的な観点で問題に挑むように解説している。

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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「敗者の生命史38億年」(稲垣栄洋著/PHP研究所)

2019-04-25 10:23:01 |    生物・医学

 

<新刊情報>

 

書名:敗者の生命史38億年   

著者:稲垣栄洋

発行:PHP研究所

 敗者――。この言葉に、皆さんはどのような印象を持たれるであろうか。戦いに敗れた敗者は、弱い存在であり、みじめな存在であり、憐れむべき存在に見えるかも知れない。しかし、本当にそうだろうか。38億年に及ぶとされる悠久の生命の歴史の中では、最終的に生き残ったのは常に敗者の方であった。そして、その敗者たちによって、生命の歴史が作られてきたのである。ナンバーワンではなくオンリーワンを目指せ。(本書より抜粋)

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