“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「ソフトバンク もう一つの顔」(中村建助著/日経BP)

2024-04-24 09:42:11 |    企業経営



<新刊情報>



書名:ソフトバンク もう一つの顔~成長をけん引する課題解決のプロ集団~

著者:中村建助

発行:日経BP

 ソフトバンクにはモバイルキャリア事業以外のもう一つの顔が存在する。企業や社会の課題解決を専門とする法人事業だ。新たな成長エンジンとして同社が位置付ける法人事業は、既に売上高で国内IT企業のトップテンクラスに位置する。約20年にわたる歴史があり、日本の大手企業の90%以上と取引する知られざる大手だ。同書ではキーパーソンへのインタビュー、歴史や支援事例を含め、法人事業の強さ、成長の秘密をひもとく。【目次】【第1部:企業の課題解決を支援】 第1章:40万社超と取引、データ活用でDXを支援:住友生命保険(デジタルで常識破りの新サービス、新商品を投入)、全日本空輸(ANAブランドの全客室乗務員がiPadで「働き方改革」)、ウエルシア薬局(独自会員制度でデジタルマーケティング推進) 第2章:仕組みが支える強い営業 第3章:まず自ら変革を実践 第4章:グループで保有する強力なデータ 第5章:成長をけん引する第2の柱に 【第2部:社会課題解決、挑戦こそ目指すところ】 第1章:120人で新規事業に挑む 第2章:次の本丸は社会課題解決 第3章:生成AIで日本を変える 【第3部:ソフトバンク、強さの遺伝子】 第1章:変化し続けた20年 第2章:逆算、データ、スピードが生む独自のスタイル
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「The CODE シリコンバレー全史」(マーガレット・オメーラ著/KADOKAWA)

2024-04-17 09:52:59 |    企業経営



<新刊情報>



書名:The CODE シリコンバレー全史~20世紀のフロンティアとアメリカの再興~

著者:マーガレット・オメーラ

解説:高須正和

訳者:山形浩生

発行:KADOKAWA

 イノベーションはどこからやって来て、どこへ向かっていくのか。シリコンバレーはどのように築かれ、アメリカのビッグ・テックはどう形作られたのか。そして、“次のシリコンバレー”は生まれるのか―――。国際的な権謀術策、政治的な思惑、お金、夢と挫折、そして人間ドラマ……5年に及ぶ調査・取材で明らかにした、70年にわたるシリコンバレーの歴史を解体する唯一の決定版。【目次】第1幕 スタートアップ 第2幕 製品ローンチ 第3幕 目指せ公開 第4幕 CHANGE THE WORLD 次の経済的フロンティア 次の技術的フロンティア(高須正和) 新しい技術発展のシーズを見つけるための知見(山形浩生)
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「「起業参謀」の戦略書」(田所雅之著/ダイヤモンド社)

2024-04-11 09:32:44 |    企業経営



<新刊情報>



書名:「起業参謀」の戦略書~スタートアップを成功に導く「5つの眼」と23のフレームワーク~

著者:田所雅之

発行:ダイヤモンド社

 成功するスタートアップには、優れた起業家に加えて、それを支える起業参謀の存在が光っている。起業家のメンター=起業参謀に必要なマインド・思考・スキル、必携のフレームワークとは何か? 起業参謀に必要な「5つの眼」と23のフレームワークを初公開する。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「図解即戦力 契約書の読み方と作成がこれ1冊でしっかりわかる教科書」(太田大三、堀口佐耶香、尾臺知弘、高橋香菜著/技術評論社)

2024-04-01 09:33:32 |    企業経営



<新刊情報>



書名:図解即戦力 契約書の読み方と作成がこれ1冊でしっかりわかる教科書

著者:太田大三、堀口佐耶香、尾臺知弘、高橋香菜

発行:技術評論社

 現代社会において、私たちが企業の一員としていかなる業務に就いていたとしても、契約書の内容のチェックや締結済みの契約書を読むことが必要となる場面が必ずあるだろう。また、個人として生活するにあたっても、車や不動産を購入したり、スポーツクラブに入会するなど、さまざまな機会に契約書を締結する場面に遭遇することになる。このように私たちは、日常的に、契約書をつくったり、読んだりすることが必要になる。そこで同書では、契約書の読み方と作成について、わかりやすく、基礎から説明していく。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「日本製鉄の転生」(上阪欣史著/日経BP)

2024-03-19 09:34:17 |    企業経営



<新刊情報>



書名:日本製鉄の転生~巨艦はいかに甦ったか~

著者:上阪欣史

発行:日経BP

 USスチールを2兆円で買収する大胆な決断は、この変革の延長線上にあった!過去最大の最終赤字4300億円を計上した年から約5年、瞬く間に復活し戦線を拡大する日本製鉄。その裏には、血のにじむような構造改革とやるべきことを最短距離で実行する企業風土への変容があった。「動きが重い」と言われてきたかつての姿は、もうそこにはない。重厚長大産業の中でも、代表格である日本製鉄の「転生」を描いたノンフィクションが誕生。日本の伝統的な大企業はこんなにも変われる!【目次】第1章 自己否定から始まった改革 5つの高炉削減、32ライン休止の衝撃 第2章 「値上げなくして供給なし」 大口顧客と決死の価格交渉 第3章 異例のスピードで決断 インドで過去最大M&A 第4章 動き出すグローバル3.0 「鉄は国家なり」の請負人に
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「付加価値ファースト」(木村哲也著/技術評論社)

2024-03-19 09:32:39 |    企業経営



<新刊情報>



書名:付加価値ファースト〜常識を壊す旭鉄工の経営〜

著者:木村哲也 

発行:技術評論社

 「収益性が低く,事業を将来も継続していけるか不安だ」「新しい取り組みに着手しようにも社内の抵抗が大きい」「環境への配慮が必要だが,コストを掛ける余裕がない」そんな会社を経営経験ゼロから変えていき,収益を10億円改善しつつ、CO2排出量を21%削減できた秘密とは、変革に必要なのはIT人材ではなく、経営者がDX人材になること。「見ザル」「言わザル」「使わザル」改善を阻む“三ザル”をなくすChatGPTとカイゼンの上位概念「イマドキフキソカチ」でカイゼンを民主化。売上が増えても利益は増えない、限られた売上高でも生き残るようにする社長自らSlackで発信、挑戦や情報共有がしやすい風土をつくる利益を増やしてCO2を減らす“儲かるカーボンニュートラル”を実現。自社のDXの成果をサービス化、会社の枠を越えてノウハウを共有。トヨタ自動車での18年間にわたる車両開発で培われたエンジニアリングセンス、トヨタ生産方式の知識、現地現物を大事にする姿勢の3つを融合させ、実践で叩き上げた斬新な経営ノウハウを全公開。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「ものづくり興亡記」(杉本貴司、藤本秀文、湯前宗太郎著/日本経済新聞出版)

2024-03-15 09:41:20 |    企業経営



<新刊情報>



書名:ものづくり興亡記~名も無き挑戦者たちの光と影~

著者:杉本貴司、藤本秀文、湯前宗太郎

発行:日本経済新聞出版

 「失われた30年」は、ものづくり敗戦の30年でもあった。希望はないのか――。現場を知る取材記者による迫真のノンフィクション。大手企業から露骨なさげすみを受けながらもしたたかに生き抜き、国内トップにまで上り詰めた下克上企業・今治造船。悲願の国際旅客機計画に挑みながらも志半ばで潰えたMRJ。確かな技術力でオンリーワンの座に就いた「変態工場」=日立金属・安来工場がはまった落とし穴。周回遅れの日本の次世代モビリティの中で輝きを放つホンダ「空飛ぶクルマ」。単なる企業ルポとはひと味ちがう筆力で、現場の挑戦と苦闘を描き出す。【目次】第1章 今治造船・本社工場―瀬戸内から世界へ、造船一族の下克上 第2章 三菱重工業・名航―MRJはなぜ飛べなかったのか、空の名門の挫折 第3章 日本製鉄・君津製鉄所―宿敵・中国を育てた伝道師たち、「鉄は国家」のDNA 第4章 シャープ・亀山工場―日の丸家電の栄光と凋落、液晶「オンリーワン」の驕り 第5章 日立金属・安来工場―「ハガネの変態工場」、検査不正はこうして生まれた 第6章 ホンダ・和光研究所①―「異質であれ」、F1の救世主が紡いだ哲学 第7章 ホンダ・和光研究所②―再び空へ、未来のモビリティーを求めて
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「産学連携によるものづくりイノベーション」(西田新一、田中洋征、野田尚昭著/アグネ技術センター)

2024-03-05 09:31:14 |    企業経営



<新刊情報>



書名:産学連携によるものづくりイノベーション~事例から学ぶ成功のカギ~

著者:西田新一、田中洋征、野田尚昭

発行:アグネ技術センター

 「何のために産学連携を行うのか」「産学連携によって得られるメリットはどのようなものか」「具体的にどのようにやればよいのか」等の疑問点を明らかにし、豊富な事例を示した。積極的に取り組みたいと願っている研究者、技術者、また会社の経営者にとって必読の書。【目次】1 産学連携の背景とその重要性(西田新一) 2 産学連携の具体的推進方法(西田新一) 3 産学連携を失敗しないために(田中洋征) 4 外部資金獲得への挑戦(田中洋征) 5 コーディネーターの重要性(田中洋征) 6 産学連携による具体的成果の事例(西田新一、田中洋征、野田尚昭)
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「成功確率が格段に上がる 起業の準備」(黒石健太郎著/かんき出版)

2024-01-09 09:35:43 |    企業経営



<新刊情報>



書名:成功確率が格段に上がる 起業の準備

著者:黒石健太郎

発行:かんき出版

 同書は、「起業は難しいもの」「簡単には成功しないもの」という前提に立った上で、それでも成功確率を上げていくには、何をやるべきか、どのレベル感で取り組むべきかをシンプルに伝えている。自分の理想だけで安易に起業をしてしまう人は、ほぼ失敗してしいる。だからこそ最初は会社で働きながら、「本当にこのアイデアで起業したら成功できるのか」ということを検証する。リスクのない範囲で自分の事業アイデアにお金と時間を投資し、一定期間お試しで運営してみる。その結果、「これなら大丈夫だ!」という確信を持てたら、完全に独立すればいいのである。起業までの準備・検証期間は最短で90日。この期間に何をすればいいかを具体的解説。また、業種によって検証方法が異なるので、それぞれをどのように検証すればいいかのヒントも知ることができる。「自分のアイデアは正しい」と都合がいいように歪曲して解釈してしまう人間の特性に対して真正面から「違う」と伝え、現実的に起業できるシンプルな準備と段取りを学んでもらう。
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●科学技術ニュース●NTTと東京電力、データセンターと蓄電所の新会社設立

2023-12-26 09:46:23 |    企業経営
 東京電力ホールディングス(東電HD)とNTTは、TNクロス株式会社を共同で設立以降、社会的課題の解決と市場・社会の変化に応じた新ビジネス創造・事業展開の検討を重ねてきたが、今回、以下の2つの取組みについて事業化の合意に至り、それぞれ共同出資会社等を設立する。

 東電HDとNTTは今後も両社が有する電力及び通信のアセットやノウハウを活用し、カーボンニュートラル等の今後益々高度化する社会ニーズにお応えするなど、新たな価値の創造と持続可能な社会の担い手となることを目指し事業展開を進めていく。<NTT>

1.データセンターの共同開発に向けた新会社の設立

   株式会社NTTデータグループ
   NTTグローバルデータセンター株式会社
   東京電力パワーグリッド株式会社

2.群馬県嬬恋村における蓄電所事業に係る合同会社の設立

   東京電力ホールディングス株式会社
   NTTアノードエナジー株式会社
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