“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「エネルギーの愉快な発明史」(セドリック・カルル他監修/河出書房新社)

2019-10-31 09:59:13 |    エネルギー

 

<新刊情報>

 

書名:エネルギーの愉快な発明史

監修:セドリック・カルル、エリック・デュセール、トマ・オルティーズ

訳者:岩澤雅利

発行:河出書房新社    

 再生可能な自然エネルギーの「埋もれた発明」を発掘する。なんと、どれも実験成功した200年間のアイデア。さまざまな理由から結局は普及しなかったものを中心に80近くの多彩な発明を、これからのエネルギー活用に再び役立てる提案の書。日本の4例も面白い。図版80点。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

★科学技術ニュース★日本エレクトロヒートセンター、多種多様な厨房機器データを統一管理するための共通基盤の開発を開始

2019-10-31 09:58:47 |    情報工学

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の業界共用データ基盤の開発などを支援する「Connected Industries推進のための協調領域データ共有・AIシステム開発促進事業」で日本エレクトロヒートセンター(JEHC)は、複数のメーカーが製造する冷蔵庫など多種多様な厨房機器データを統一管理するための共通基盤となる「厨房機器共通IoTプラットフォーム」の開発を開始する。

 具体的には、食の安全・安心につながるHACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point=危害分析重要管理点)に沿った衛生管理で重要となる「温度などを含む厨房機器の運転データ」を収集・共有するプラットフォームを構築したうえで、アプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)を介して、食品事業者・メーカー・システム事業者などがデータを共有できるシステムの開発を行う。

 同プラットフォームを利用することで食品事業者は、改正食品衛生法で求められるHACCPの一部または全部を取り入れた施設運営が容易になり、管理負担を軽減しながら、「食の安全・安心」を志向した食品を提供できるようになる。

 さらに同事業に参画する厨房機器メーカーは、プラットフォームから得られる機器の稼働データを活用し、故障の早期発見・予防保全などの取り組みにつなげることが可能となる。(NEDOウェブサイトより)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「Python 3スキルアップ教科書」(辻真吾、小林秀幸、鈴木庸氏、細川康博著/技術評論社)

2019-10-31 09:58:04 |    情報工学

 

<新刊情報>

 

書名:Python 3スキルアップ教科書~Pythonエンジニア育成推進協会監修~

監修:Pythonエンジニア育成推進協会

著者:辻真吾、小林秀幸、鈴木庸氏、細川康博 

発行:技術評論社

 同書は、Pythonエンジニアとしてのスキルアップを目指す人のための、Python 3の本格的な学習書として執筆された。Pythonの基本文法、オブジェクト指向、データ構造やコーディング手法、例外処理、標準ライブラリなど、データサイエンスやWebアプリのエンジニアとして必須となるPythonプログラミングの知識やテクニックを、実際に手を動かしながら学べる一冊。「Python 3エンジニア認定基礎試験」を実施している「Pythonエンジニア育成推進協会」が監修しているので、試験を受験する方のための副読本としても役立つ。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「樹に聴く」(清和研二著/築地書館)

2019-10-30 09:30:25 |    生物・医学

 

<新刊情報>

 

書名:樹に聴く~香る落葉・操る菌類・変幻自在な樹形~

著者:清和研二

発行:築地書館

 森をつくる樹は、さまざまな樹々に囲まれてどのように暮らし、次世代を育てているのか。芽生えや種子散布に見る多様な樹種の共存、種ごとに異なる生育環境や菌類との協力、人の暮らしとの関わりまで、日本の森を代表する12種の樹それぞれの生き方を、120点以上の緻密なイラストとともに紹介する。長年にわたって北海道・東北の森で暮らし、研究を続けてきた著者が語る、身近な樹木の知られざる生活史。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

★科学技術ニュース★東京大学など、コモン・マーモセットの大脳皮質運動野を光刺激することで腕の運動を誘発することに成功

2019-10-30 09:29:54 |    生物・医学

 東京大学大学院医学系研究科機能生物学専攻生理学講座細胞分子生理学分野の松崎政紀教授(理化学研究所脳神経科学研究センター脳機能動態学連携研究チーム チームリーダー)、蝦名鉄平助教、自治医科大学分子病態治療研究センター遺伝子治療研究部の水上浩明教授、自然科学研究機構生理学研究所生体システム研究部門の南部篤教授、理化学研究所脳神経科学研究センター高次脳機能分子解析チームの山森哲雄チームリーダーらの研究チームは、霊長類コモン・マーモセット大脳皮質運動野の神経活動を光遺伝学の技術で操作(光刺激)することによって腕の運動を誘発できること、また運動関連領域を網羅的に光刺激することで、異なった方向への腕の動きが運動野の中の別々の領域で表現されていることを明らかにした。

 マーモセットはヒトと似た生物学的な特徴を持っており、遺伝子改変動物を含む疾患モデルの開発が進められている。

 今回開発した技術によって、運動学習やリハビリの過程で起こる健常脳の機能再編や、パーキンソン病などの運動失調の異常機構への理解が進み、運動失調をもたらす精神・神経疾患に対する新たな治療方法の開発が期待できる。(理化学研究所ウェブサイトより)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「新装版 プログラミング言語の基礎理論」(大堀 淳著/共立出版)

2019-10-30 09:29:07 |    情報工学

 

<新刊情報>

 

書名:新装版 プログラミング言語の基礎理論

著者:大堀 淳

発行:共立出版

 高水準プログラミング言語の基礎理論を型付きラムダ計算を用いて詳細に解説。これら基礎理論の学習を通じて、関数型プログラミング言語の動作やその型システムの原理、さらに、多相型、型推論、継続計算、レコード計算などを含むプログラミング言語の種々の高度な機能の基礎を習得できる。「情報数学講座9 プログラミング言語の基礎理論」として1997年初版発行後、今回、単行本に改装し発行。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「カラー図解 人体誕生」(山科正平著/講談社)

2019-10-29 09:32:06 |    生物・医学

 

<新刊情報>

 

書名:カラー図解 人体誕生~からだはこうして造られる~

著者:山科正平

発行:講談社(ブルーバックス)

 直径0.1ミリの受精卵が、猛烈なスピードで分裂・増殖して、37兆個の細胞からなる「人間」に変貌する。神秘的ともいえる人体誕生の過程を、豊富なメディカルイラストを駆使して丁寧に解説、生命科学最大のミステリーがいま解き明かされる。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◆科学技術<テレビ番組情報>◆NHK「サイエンスZERO」/BSフジ「ガリレオX」/BS朝日「WILD NATURE 地球大紀行」他

2019-10-29 09:31:37 |    ◆TV番組◆

 

  <テレビ番組情報>

 

NHK-BSプレミアム  コズミックフロント☆NEXT  毎週木曜日 午後10時~11時00分                     

10月31日(木) 宇宙の冒険者~ホーキング博士ラストメッセージ(選)

 2018年、76才で亡くなった宇宙物理学者スティーブン・ホーキング博士。宇宙の始まり、ブラックホール蒸発、タイムトラベル…。常識外れの理論を次々と打ち出し究極の謎に挑んできた。NHKは、晩年の博士を密着取材。難病ALSを患いながら、なぜ危険も顧みずに世界中を旅したのか?なぜ最後の著書で、環境問題やAIの脅威など「人類の未来」に警告を発したのか?友人たちの証言をまじえ、人間・ホーキングの素顔に迫る。

BS朝日  WILD NATURE 地球大紀行   毎週金曜日 午後9時~9時54分

11月1日(金)  アルプスの生き物たち 過酷な生存競争

 ヨーロッパの屋根であるアルプス山脈は、野生動物たちにとっては、過酷で困難な環境。 カエルやクマ、オオカミ…そこに暮らす生き物たちは、自分の家族を養うために安全な場所を見つけようとして、多くの課題に直面する。そしてあるときには、対立を恐れずにほかの動物が暮らす縄張りを横切る必要も出てくる。アルプスで生き残るため、彼らは何を学んだのか…?野生の世界の素晴らしい生存戦略、動物たちの知られざる生活の物語に迫る。

BSフジ  この国の行く末2~テクノロジーの進化とオープンイノベーション~  毎週土曜日 午後6時~6時30分

11月2日(土) 古久保雄二 福島SiC応用技研株式会社 代表取締役 後編

 福島SiC応用技研とは、SiC(シリコンカーバイト)パワーエレクトロニクスを応用した最先端技術により、高電圧パルス発生装置、BNCTがん治療装置等を研究、開発、製造している、新しい、自由な社風のベンチャー企業。

司会:北尾吉孝、竹内香苗

NHK‐Eテレ 地球ドラマチック   毎週土曜日 午後7時~7時44分                              

11月2日(土)  パパと僕のスペシャル・ライフ!~ジャコ11歳の旅立ち~

 11歳のジャコは、自閉症スペクトラム症。人によって症状は違うが、ジャコの場合は、こだわりが強く、周囲の音が苦手だ。小学校卒業後したジャコは、専門家の支援を受けながら、地元の中学校に通うことになった。一方、父のリチャードは、特別支援学校を見学。学力だけでなく、生活に必要なスキルを学ぶためのカリキュラムが整っていることに感銘を受ける。(イギリス2017年)

BSフジ ガリレオX    毎週日曜日 午前11:30~12:00分(隔週新作)

11月3日(日) 地震は予測できるのか?(再放送)

 今後、発生が懸念される「首都直下地震」や「南海トラフ地震」などの巨大地震。このような巨大地震の発生を事前に予測し、被害を最小限に抑えることはできないか? 実はいま、民間レベルで独自の地震予知研究を進める科学者がいた。民間で地震予測情報を発信する「ブレイン地震予報」の内山義英さんは、独自の観測機器を用いた全国規模の観測網を築き上げ、次の巨大地震の発生を予測するべく努力を重ねていた。地震予報は実現できるのか? ブレイン地震予報の研究や取り組みに密着し、その可能性に迫った。

主な取材先:内山義英(ブレイン地震予報)                
        長尾年恭(東海大学 海洋研究所)

NHK‐Eテレ  サイエンスZERO    毎週日曜日 午後11時30分~0時00分                        

11月3日(日) 日本を変える!全国高専ディープラーニングコンテスト(アンコール放送)

 高専生が人工知能を使った新ビジネスを提案するコンテストDCON(ディーコン)。ベンチャー投資家が「企業価値」をリアルに算定、驚きの金額が!小島瑠璃子さんも会場で応援した。企画者の1人でAI研究の第一人者、東京大学・松尾豊教授が大会に込めた思いを語る。日本が人工知能ビジネスで世界と競い合っていくためのカギとなるものだという。まさに「日本を変える」未来志向の大イベントの幕開けだ。

ゲスト:東京大学 教授…松尾豊

司会:小島瑠璃子、森田洋

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「ものづくり白書<2019年版>」(経済産業省、厚生労働省、文部科学省編/経済産業調査会)

2019-10-29 09:31:07 |    科学技術全般

 

<新刊情報>

 

書名:ものづくり白書<2019年版>  

編者:経済産業省、厚生労働省、文部科学省

発行:経済産業調査会

 「ものづくり白書<2019年版>」では、平成の製造業、過去のものづくり白書のふりかえりや各国との比較、アンケート調査の結果や事例をそろえて現状を分析。第四次産業革命の進展に加え、米中対立に代表される保護主義的な動きの台頭や世界的課題への対応など、製造業を取り巻く新たな環境変化の中での我が国製造業の競争力強化に向けた方策を、多数の事例を交えて示している。我が国ものづくり産業に携わる全ての方々必読の一冊。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「AI以後」(丸山 俊一、NHK取材班編著/NHK出版)

2019-10-28 09:40:09 |    人工知能(AI)

 

<新刊情報>

 

書名:AI以後~変貌するテクノロジーの危機と希望~  

編著:丸山 俊一、NHK取材班

発行:NHK出版(NHK出版新書)

 急速に進化し続ける人工知能は今後どうなり、私たち人間や社会はそれにどう影響されるのか? A I万能論や脅威論を超えた先にある、テクノロジーの真のリスクと可能性とは? 物理学、哲学など研究分野の異なる4人の世界的知性が見据える最先端のビジョンを通して、来るべき人類の未来とその対峙法をさぐる。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする