<新刊情報>
書名:日本の地下で何が起きているのか
著者:鎌田浩毅
発行:岩波書店(岩波科学ライブラリー)
東日本大震災が引き金となって、日本の地盤は千年ぶりの「大地変動の時代」に入ってしまった。内陸の直下型地震や火山噴火は数十年続き、2035年には「西日本大震災」が迫っている。富士山は噴火するのか。カルデラ噴火は起こるのか。市民の目線で本当に必要なことのすべてを、伝える技術を総動員して紹介。いま何を準備すべきなのか、命を守る行動を説く。
<新刊情報>
書名:日本の地下で何が起きているのか
著者:鎌田浩毅
発行:岩波書店(岩波科学ライブラリー)
東日本大震災が引き金となって、日本の地盤は千年ぶりの「大地変動の時代」に入ってしまった。内陸の直下型地震や火山噴火は数十年続き、2035年には「西日本大震災」が迫っている。富士山は噴火するのか。カルデラ噴火は起こるのか。市民の目線で本当に必要なことのすべてを、伝える技術を総動員して紹介。いま何を準備すべきなのか、命を守る行動を説く。
海洋研究開発機構(JAMSTEC)海洋工学センター海洋戦略技術研究開発部の澤隆雄主任技術研究員らは、島津製作所及びエス・エー・エスと共同で、水中光無線通信装置と海域基礎データ取得装置を搭載した無人探査機「かいこう」のランチャーとビークル間で通信試験を行い、通信距離120mで20Mbps速度のデータ伝送、また、通信距離100mではLAN通信を水中無線ネットワーク(水中光Wi-Fi)で確立し、リモートデスクトップ接続をすることに成功した。
同研究グループは、高速双方向無線通信が可能な光通信に着目し、水中光無線通信装置を試作した。この装置は水中での伝搬減衰が少ない青、緑、赤色の光を高出力レーザーダイオードから放射し、その光を点滅させることによって情報を伝達する。
また、受信には高感度の光電子増倍管を用いた。
これらを用いて双方向通信試験を行った結果、100m以上離れた通信光がわずかしか届かない距離でのLAN通信に成功し、移動体に搭載した状態で実用的な速度が出せることを確認した。
同成果は、100m以上離れた移動体同士で行われた世界初の実用的な水中光無線通信。LAN通信が可能となったことから、将来的に可視光による水中光Wi-Fiの構築や、すべての海洋観測装置をインターネットへ接続する「IoT」が可能となる。
<新刊情報>
書名:「異常気象」の考え方
著者:木本昌秀
発行:朝倉書店(シリーズ<気象学の新潮流〉>5 )
異常気象を軸に全地球的な気象について,その見方・考え方を解説。〔内容〕異常気象とは/大気大循環(偏西風,熱帯の大循環)/大気循環のゆらぎ(ロスビー波,テレコネクション)/気候変動(エルニーニョ,地球温暖化)/異常気象の予測。
<新刊情報>
書名:ロボット図鑑~はたらくロボット大集合!~
著者:クライブ・ギフォード
発行:東京書籍
①無料のアプリでAR(拡張現実)を楽しめる=スマートフォンやタブレットに「ロボット図鑑AR」のアプリをダウンロードして、本を読みながら遊ぶ②ロボットの「今」がわかるコンパクトな図鑑=世界で開発されているロボットは、いったいどんなところで活躍するのか③えっ これもロボットの仲間?!=自分で自由に動きまわるロボットもいれば、人間が操作して動くドローンや工場に固定されているロボットアームなど④ロボットの例=工場で働くロボット、災害現場のロボット・・・など。
<テレビ番組情報>
BS‐JAPAN 科学ミチル 毎週木曜日 午後8時55分~9時00分
11月2日(木) 電気を生む微生物の正体!
太古の昔から地球で暮らす微生物。そこには、想像を超える新たなエネルギーが秘められている。土の中で電気を生み出すという微生物「発電菌」。その小さな発電菌が生み出すエネルギーが、人類の未来に大きな影響を与える日が来るかもしれない。
渡邉一哉教授 (東京薬科大学)
「発電菌」を利用した、田んぼ発電や廃水処理、水素製造などの開発と実用化に取り組む。「プラスを生み出す研究をしたい」と、未来のエネルギーシステムを目指して研究を進めている。
NHK-BSプレミアム コズミックフロントNEXT 毎週木曜日 午後10時00分~11時00分
再放送 翌週水曜日 午後11時45分~0時44分
11月2日(木) 映像革命!宇宙の謎を解き明かせ
宇宙の謎を解き明かす…そのために役立つカメラの撮影技術は日進月歩。より高解像度、より高精細の映像で、これまで「見えなかったもの」が見えてくる。知られざるオーロラの姿や太陽表面の爆発のメカニズム。さらに国際宇宙ステーション(ISS)における宇宙飛行士のミッションを見守るカメラ。木星探査機ジュノーや、火星表面の探査車キュリオシティから届いた驚きの画像など…未知の宇宙に、最新映像から迫ってゆく。
NHK-BSプレミアム フランケンシュタインの誘惑~科学史 闇の事件簿~
毎月最終木曜日 午後10時00分~ 午後11時00分
再放送 翌月放送日の前日の水曜午後11時45分~12時45分
科学史に埋もれた“闇の事件”にスポットを当て、科学の真の姿に迫る知的エンターテインメント。
11月30日(木) 麻酔~欲望の医療革命
ナビゲーター/ナレーション:吉川晃司
司会:武内陶子
BS朝日 WILD NATURE 地球大紀行 毎週金曜日 午後9時~9時54分
11月3日(金) 美しき地球の四季・春編 待ち望んだ雪解けに生命が躍る
春、新しい生命誕生の季節。しかし、それは生きるための戦いの始まりでもある。生を受けた動物たちは、早く成長し、生きていくためのすべを身に付けならない。早春の北米では、6万頭のハイイログマが巣穴から出てきた。10週間前に出産した母グマの近くには子グマの姿が。生まれてからずっと母乳を飲み続け、今では生まれた時の20倍の大きさになっている。しかし、外界には食べ物がない。母グマは子供たちを引き連れて、初春の谷間に下りて行かねばならない。初めて見る外の世界に興味津々の小グマたちをよそに、先を急ぐ母グマ。冬眠中は、他のクマからの攻撃をしのぐことができたが、今は違う。母グマははぐれ者を待ってくれるほど優しくはない。迷う子グマたちは、自分で何とかしなければならないのである…。
NHKテレビ Eテレ 人間ってナンだ? 超AI入門
毎週金曜日 午後10時00分~10時44分
再放送 毎週月曜日 午前0時45分~1時29分(日曜深夜)
人工知能が社会を変える。その時人間は?最新技術の仕組み、考え方を松尾豊東大准教授×徳井が解剖。現代人必見のやさしい本格派の新感覚AI入門エンタメ「12回シリーズ」。
11月3日(金) 第5回「勝負する」
将棋、囲碁での飛躍的な進化は今や有名だが、元々計算能力に長けたAIは様々なジャンルの勝負でも頭角を現している。麻雀、ポーカーなど相手の手が見えない「不完全情報ゲーム」の攻略も始まった。さらに今、人狼にも注目が集まる。人間が感じる運気や勝機をAIはどう分析する?ブレークスルーをもたらしたモンテカルロ木探索って何だ?勝負の機微から見えてくる人間の思考のクセとは?ゲストはプロポーカープレイヤーの木原直哉。
ゲスト:プロポーカー選手…木原直哉
人狼知能開発者・静岡大学准教授…狩野芳信
人狼知能開発者・東京大学准教授…鳥海不二夫
AIエンジニア…山本一成
AIエンジニア…水上直紀 ほか
NHKテレビ Eテレ 地球ドラマチック 毎週土曜日 午後7時00分~7時44分
再放送 毎週月曜日 午前0時00分~0時44分
11月4日(土) オオカミと羊飼いの男~ルーマニア 冬の森の物語~
ルーマニア・カルバティア山脈は3000匹のオオカミが暮らす、オオカミの一大生息地だ。ここで長年、放牧生活を送るのが羊飼いのボスティナだ。ボスティナは独特の声の調子で羊や牧羊犬と会話をしながら家畜を従え、オオカミたちとほどよい距離を保って暮らしてきた。しかし両者の均衡状態が崩れる事態が発生した!牧羊犬の子犬2匹が遊んでいるうちに、間違ってオオカミの縄張りに迷い込んでしまったのだ…。
BSフジ ガリレオX 毎週日曜日 午前11:30~12:00 (隔週新作)
11月5日(日) 深海熱水噴出孔の世界 生命はどのようにして誕生したのか?
2017年4月、NASAから「土星の衛星エンケラドゥスに生命が存在する可能性を示唆する観測結果が得られた」という発表がなされた。エンケラドゥスの表面を覆う氷の下に存在する海の底に熱水が噴出する活動が起きているらしいと言うのだ。それが何故、生命の可能性につながるのだろうか。 実は、そうした熱水活動は地球の海の底でも起きており、熱水噴出孔と呼ばれるその場所は活発な生命活動の場となっている。そしてこの熱水噴出孔こそ、地球で生命が誕生した場所の最も有力な候補と考えられていると言う。 生命の起源をめぐるこれまでの研究、さらに最新の研究成果から見えてきた、深い海の底に広がる“熱水噴出孔"の姿に迫る。
主な取材先:高井 研(海洋研究開発機構)
渋谷岳造(海洋研究開発機構)
山本正浩(海洋研究開発機構)
小林憲正(横浜国立大学大学院工学研究院)
NHKテレビ Eテレ サイエンスZERO 毎週日曜日 午後11時30分~0時00
再放送毎週土曜日 昼12時30分~1時00分
11月5日(日) “人類の夢の技術”(1)タイムマシンは実現するのか!?
「人類の夢の技術」をテーマに2回シリーズ。1回目は「タイムマシン」。誰もが夢見る“時間旅行”は果たして可能なのか?レーザー光を使ってタイムマシンを製作しようとしているアメリカの研究者。今年ノーベル物理学賞を受賞した研究者が提唱する「過去へのタイムトラベル」の方法。さらにはNASAが研究を進める「ワープ航法」から、浦島太郎の驚きのタイムトラベル技術まで。タイムマシンの可能性を探る。
ゲスト:大阪工業大学教授…真貝寿明
キャスター:南沢奈央、竹内薫
声:金光宣明
語り:土田大
<新刊情報>
書名:機械学習スタートアップシリーズ これならわかる深層学習入門
著者:瀧 雅人
発行:講談社(講談社サイエンティフィク)
機械学習の予備知識がない読者を、研究の最前線までしっかり連れて行く、ひとりでも学べる入門書。深層学習の理論を初めて学ぶ人はもちろん、今度こそ理解したい人のために。
<新刊情報>
書名:食べる
編者:赤江雄一
発行:慶應義塾大学出版会(生命の教養学12)
食の革命を目前に、古今東西、「食べる」をたどる知の冒険。各論は、ローカルとグローバリゼーションとの関係、日本における食の持続可能性とその危機、食文化の生成発展のさまざまな姿、また食と健康をめぐる東西の医学の過去と現在、そして食の未来(革命)を語っていく。
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)事業において、山梨大学は、固体高分子形燃料電池向けの高性能な非フッ素系電解質膜の開発に成功した。
開発した電解質膜は、非フッ素系の中で耐久性に優れる炭化水素系の高分子構造に着目し、分子レベルで組成比を最適化することにより、これまで課題の一つであった化学耐久性を飛躍的に向上させることに成功した。
同研究成果により、2025年以降のFCV(燃料電池自動車)の本格普及期に求められる燃料電池用電解質膜の分子設計指針の確立に大きく貢献することが期待される。
産業技術総合研究所(産総研)、物質・材料研究機構(NIMS)、東京学芸大学、高エネルギー加速器研究機構(KEK) は、放射光表面X線回折法を従来比で約100倍高速化し、燃料電池などのエネルギー変換に伴う原子の動きをリアルタイムに観察できる技術を開発した。
燃料電池や蓄電池では、固体電極と液体との界面での電気化学反応により、化学エネルギーから電気エネルギーへの変換が行われる。
変換効率を飛躍的に高めるには反応機構の理解が不可欠であり、反応機構を反映する電極表面の構造変化を計測できる技術が望まれていた。
今回、連続波長をもつ集束X線を利用した表面X線回折法の高速化技術を開発し、電気化学反応中のモデル電極表面の白金原子の動きをリアルタイムで観察した。
この技術によって固液界面での反応機構の解明が進むことで、燃料電池などの性能向上に寄与できると期待される。
<新刊情報>
書名:DNAの98%は謎
著者:小林武彦
発行:講談社(ブルーバックス)
サルとヒトで遺伝子はほとんど同じなのに、なぜ見た目はこんなにも違うのだろう? ヒトゲノム(ヒトの全遺伝情報)のうち、遺伝子部分はわずか2%。残りの98%は「非コードDNA」と呼ばれ、意味のない無駄なものと長らく考えられてきた。意味がない=ゴミということで「ジャンクDNA」とさえ呼ばれていた。ところが、じつはこの”ゴミ”こそが生命の不思議に迫る重要な役割を担っていることが近年になって分かってきた。