医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

飛んで利にいる介護かな

2012-02-25 07:05:17 | 薬局
介護はハングリーだ。

今回の介護報酬改定による訪問系サービスには、今までの生活支援から医療的支援の要素が取り入れられている。
訪問系サービスとはホームヘルプや、ショートステイ、デイサービスなどの在宅を支えるサービスである。
例えば、従来からのホームヘルプサービスと夜間対応型サービスを合わせて、新たに加わった24時間対応の「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」がある。
従来型のサービスと何が異なるかと言うと最後の「看護」が追加となっていることである。
また、3つのサービス(デイサービス、ホームヘルプ、ショートステイ)を包括的に提供していた小規模多機能施設サービスには、新たに「訪問看護」が追加になって「複合型サービス」となった。
これについては既にブログでもご紹介している。

介護保険に「看護」を強化して何が始まるのかと言うと。
2025年までに考えられている医療・介護サービスの供給体制がある。
一般病床を4万床削減し、在院日数を大幅に短縮する計画だ。
これにより少し医療度の高い方が在宅に送り込まれる。
そこで介護事業者は、これを見込んで訪問看護などへの取組みに積極的だ。

日経新聞(2/22)の記事によると「介護大手、在宅医療を強化」とある。
訪問看護ステーションや訪問リハビリなど、明らかに医療サービスの提供にシフトさせている。
このことからも、いかにこれからの在宅療養に医療ニーズが高まるかを示しているのがわかる。

そこで、いつものことであるが薬局はどうする?
指をくわえて見ているのか。
その内に介護事業者が薬局の指を食べちゃうかもしれない。
既に介護事業者による調剤事業も始まっている。
彼らは薬剤師目線ではない。
経営者目線だ。
多少の危なさも乗り越えるパワーがある。

薬剤師は厚生局の判断がないと動けない方が多い。
介護事業者は、文章になっていないことは独自の判断で「良し」と解釈して動く。
この違いが大きな差となって出て来はしないか。

大手調剤チェーンやドラッグストアの決算発表に「調剤が好調で」の文字が目立つ。
異業種がまるで夏の夜の電灯に虫が驚くように集まる姿に似ている。

例に季節感がないね。

本日は、広島に行きます。
広島の「お好み焼」は美味しいです。
牡蠣もいいですね。
嬉しい~ぃ!



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