医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

ここはどこ?

2012-08-30 05:10:38 | 薬局
あなたは、だあぁ~れ?

やっと出て来た。
2003年から御蔵入りだった認知症患者の将来予測だ。
何でも予測が難しく問題視されている割には公表されていなかった。
それが何気なく公表された。
診療報酬の重点課題でもあり、介護報酬でもしっかり取り組む課題としてあがっている。

さて、その予測であるが2003年を大幅に上回っている。
先ずは最新予測とカッコ内の従来予測を比較して欲しい。
2015年 345万人(250)、2020年 410万人(289)、2025年 470万人(323)となっている。
良くもこれだけ外れるものだ。
それだけ予測が困難だったということになる。
但し、これで済むと思わないで欲しい。
また、数年するとさらに予測の予測が出る可能性は大きい。

さて、これからが問題である。
どこで認知症の方が生活をするのかだ。
認知症には自立状態からいくつかのレベルがある。
今回公表された予測は「日常生活自立度」以上である。
こののレベルは家族などの見守りが可能なレベルである。
そうは言っても、いざ家族でとなるとなかなかに難しい。
さらに「日常生活自立度」になると、家族で見るというより施設での対応が必要になる。
どこにそんな入所施設があるというのか。
一般的には認知症の方が入る施設としてグループホームがある。
しかし、介護保険の関係で簡単に開設を認めてくれない。
受け入れるキャパが少ない。
特別養護老人ホームは常に待機待ちだ。
老人保健施設は医療が定額なので認知症患者への薬は控えられる。

そうそう忘れていた!
今回公表された予測には65歳以上の発生率も書いてある。
2015年 10.2%、2020年 11.3%、2025年 12.8%となっている。
これはかなりの高率だ。
認知症も身近な存在になりつつある。
あなたは支える家族にどんなアドバイスが出来ますか?

認知症の関係団体がグループホーム入居者に対する医療費控除を要望している。
認知症の薬は高額だ。
本人、その家族の負担が大きいための配慮だ。
すでに、特別養護老人ホームや老人保健施設では医療費控除があるらしい。
ここでも増え続ける医療費の源を感じる。
必要なものには必要だ。
それを補うために不必要な部分を見直さなければならない。
何が・・・不必要・・・。

ある会社の新人薬剤師4人と飲む機会があった。
彼らの目が将来に向けて輝いている。
そして、彼らの親が自分より若いことに驚く。
昨夜は瀬戸内の海の幸で一杯!
久々の薬剤師なしの場は、ちょっと薬剤師○○も酒の肴だ。
そして、今朝は長い出張を終えて新幹線で4時間の帰路につく。


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