医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

あのような人です

2017-07-04 06:22:55 | 薬局
新しい風の影響が…。

東京都議選挙が終わり、「都民ファースト」が圧勝した。
選挙活動中は隠されていた映像が公開されている。
驚くのは秋葉原での安倍総理に対する批判である。
応援演説に駆けつけた安倍総理が、車上の演壇に立つと、集まった人たちから一斉にブーイングが始まる。
マイクを持つ声もかき消されている。
ブーイングに続くのは「安倍辞めろ」の連呼である。
これに業を煮やした総理が「あのような人たちが」と、騒いでいる集団を名指しした。
この発言は問題が残ると思われる。
この様子はテレビでの画面ではあるが、日本で行われているような気がせず、中国か韓国での政治に対する批判のようだった。

さて、今回の東京都議選挙で現政権がかなり窮地に立たされていることが判明した。
もちろん連日報道されている、総理の疑惑や大臣の問題発言、女性議員の暴言や公用車の私的使用など矢継ぎ早である。
このままでは衆議院解散にでも追い込まれて選挙になると確実に危ない。
政権失脚が見えてきた。

ここで何が起こるかというと票固めである。
今回の東京都議選ではいつもより投票率が高かった。
投票率は上がると無党派による浮動票が選挙の当否を大きく左右するそうだ。
まさに今回がそれだのではないだろうか。
新しい風が吹いた。
立候補者が誰で、どんな主張をするかなどわずか1週間ほどの選挙活動でわかるはずもない。
都民は新しい風に期待した。
この新しい風に怯えるのが現政権ではないだろうか。
私は政治評論家ではないが、何となくそんな感じを受けている。
そこで現政権が出来うる対策として固定票を確実にすることだ。
その固定票で最も確実なのが高齢者の票となる。
いわゆる”シルバー民主主義”である。

何が言いたいかというと医療費改革がまた先延ばしになることである。
医療費だけではない。
社会保障費全体の改革が先延ばしになる。
ひょっとすると消費増税も延期になるやもしれない。
もしそうなったら喜んでいてはいけない。
必ずそのツケが倍返しで返ってくる。
そんな事が頭の中をよぎっている。

楽観的には2018年度の調剤報酬改定も手ぬるくなるのかもしれない。
ただし、薬剤師の票が固いなら。







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コメント (5)
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