医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

花の20代を謳歌しよう

2012-07-30 06:20:14 | 薬局
女性はたくましいのか。

日本の女性の2011年の平均寿命が、27年ぶりに世界1位の座を明け渡した。
それでも平均寿命は85.9歳だ。
おや、我が母は86歳の誕生日を終えている。
平均寿命は超えたようだ。
日本を抜いて1位になったのは香港で、こちらは男女共に世界1位となっている。
香港の長寿は何に起因するのか。

ところで、この平均寿命であるが、さかのぼって調べてみると明治24年(1891年)から31年(1898年)の平均で男性42.8歳、女性44.3歳となっている。
人生50年とはよく言ったものだ。
その後も平均寿命はあまり伸びていない。
明治32年(1899年)から昭和5年(1930年)までは男女とも45歳くらいだ。
平均寿命が伸びだすのは戦後の30年ころからだ。
ペニシリンGが出始めたのが1942年だそうだ。
これによる貢献は大きい。

さて、この女性の2位転落の要因として、昨年の東日本大震災の影響もあるが、驚くのは20代の自殺と肺炎だそうだ。
肺炎は今までの脳卒中などの脳血管障害を抜いて死因の第3位に躍り出ている。
これは85歳以上に多いと言われており、明らかに高齢による老衰だ。
そして問題は20代の自殺である。

女性10万当たりの自殺者数は、20代前半が14.9人(前年11.6人)、20代後半では16.3人(前年12.2人)と増加傾向にある。
男性の自殺者が減少傾向にある中、うら若き女性に何が起きているのか。
良かったら私の胸に飛び込んでおいでと言いたくなる。

最近、嫌なニュースが多い。
“いじめ”である。
誰もが多かれ少なかれ経験したことがあると思うが、最近のは持続的で陰湿だ。
刑事事件に発展しているが、ことの是非をはっきりさせて欲しい。

自殺の原因になるのが”うつ病“である。
日本うつ病学会が医師向けに治療指針を出したと記事を見かけた。
長引く不況などで患者数が急増し、厚労省の推計によると08年に70万人を突破し、約10年で3倍になったとある。
この”うつ病”であるが、なかなか診断も薬物治療も難しいようだ。
何と言っても他人には理解しがたい自分の心の問題だ。
この指針の中には「安易な薬物治療法は厳に慎まなければならない」とある。

さて、そんな処方せんが薬局に回ってくる。
皆さんはどの様に対処するのだろうか。
中途半端は服薬指導ではままならない。
しっかりも時(タイミング)と場合(薬局内)での対応だ。
この”うつ病”に関して、医師が治療指針を出したように、薬剤師も服薬指針が必要ではないのか。
これはかなりのトレーニングが必要だと思う。

人は自分の存在を見失った時に、自分を捨てたくなるものだ。


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