医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

ガンバルマン

2010-10-14 08:53:30 | 薬局
こんなに頑張っているって知っていますか。

今月の「日経ヘルスケア」は「私が『ファン』になった診療所」が特集となっている。
診療所は治療技術もさることながら、昨今は客商売的な集患術も必要だ。
薬局は比較的に他力本願的な集客スタイルが多いが、診療所はそうは行かない。
「日経ヘルスケア」によると、「ぜひまた来たい」と思った理由の1番は、医師の腕や対応が良かった(85.9%)となっている。

2番が受付スタッフや医師以外の医療スタッフの対応が良かった(55.2%)と続く。
又、どの様な医師ならの質問には、説明が丁寧で分かりやすい(7.6%)となっている。
この他に、患者の話に真剣に耳を傾けてくれる(59.1%)、医療知識が豊富で診断技術が高い(59.0%)となる。
患者サイドから診断技術が高いかどうかを、どの様に判断するのか面白い。
この他は、診療に十分な時間をかけてくれる(18.4)と低くなる。
待合室の環境や置いて欲しい雑誌なども参考になる。
男性と女性では読みたい雑誌の種類が異なる。
逆に医師が心がけている接患対応についても参考になる。

患者からの聞き方で「書き換え:カ(解釈)、キ(期待)、カ(感情)、エ(影響)」と呼ばれるテクニックがあるらしい。
問診は患者が自分の状態をどの様に理解しているか(病体験)を把握するのが目的で、具体的には、①症状や経過、その発生理由を患者がどう「解釈」しているか、②医療機関に何を「期待」しているか、③現状に対してどんな「感情」を抱いているか、④疾患によって生活にどの様な「影響」が出たか-の4つを確認していく。(日経ヘルスケア引用)

この他にも医師が患者獲得に懸命な様子が伺える。
これを受けて薬局もパートナーとして何が出来るのか考えてみたい。
因みに、かなり前になるが「日経DI」の何でも相談室に、診療所とのコミュニケーションのとり方について相談があった。
たまたま私が担当して答えたのだが、その中に薬局は「日経ヘルスケア」を読んで欲しいと書いた。
宣伝するつもりはないが、参考になる内容がかなりある。
出来れば薬局向けに「日経ヘルスケア」の唱読会でも始めようかな!


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コメント
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