風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

2024-04-29 | 文化
時々思うこと。
明治維新の時に新政府を作ったのは薩長土肥と言われる。
その内訳は「薩摩」「長州」「土佐」「肥前」と
言い表されることが多い。
薩摩藩は薩摩国、大隅国、日向国を統治していた。
長州は萩藩が中心ながら、
基本的に周防国、長門国の2国を統治していた。
土佐藩は土佐国を統治。
肥前はいくつかの藩を合わせた国の名だ。

何に引っかかっているかというと
薩摩、土佐はそれぞれ国の名に「藩」を付けて、
肥前は国の名で言われるが
長州だけは「長門」ではなく「長州」と呼ばれること。
長門と周防の2国を総称するつもりで長州と言っていると考えたが
それでは薩摩も3国を納めているので薩州になる。

「州」とは律令制上の行政区画の一種とwikipediaにあった。
武蔵国なら武州、甲斐国なら甲州、奥羽なら奥州。
越州や備州のように、前、中、後がついた国も「州」で総称されるし、
9つの国があるからと、九州は一把一絡げ😅

薩長土肥のなかで、肥前は九州全体ではないので肥前でいいだろう。
ならば他はなぜ薩州や土州ではなく薩摩、土佐なのか。
いや、逆に、なぜひとつだけ長「州」なのだろう。
というか、ひとことで薩長土肥というけれど
藩の名だったり、国の名だったり、「州」だったり
いろんな呼び名の基準がごっちゃになっている。
テキトーだなぁ・・・。
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