言葉は変化し続けるものであり、
その変化は社会や世相を如実に表すものだと思う。
最初は変化に違和感を感じても、いつかそれは定着していく。
現に携帯で書いているこのエントリーでも
ちょっとヘンな言い回しの上の表題が一発で出てきた。
「歌わさせていただきます」は
電車の広告で見た某私立校の問題にあったもの。
「どこがどう変か記述せよ」みたいな問題だったと思う。
分解してみよう。
「させていただく」とは
「さす」という使役動詞と「いただく」という丁寧語が合わさり
相手に先んじて自ら使役されるという
ある意味自虐的(笑)に表現する謙譲表現。
「さす」という曖昧な動詞がついているので、
これまでは主に具体的行動の名詞の後ろにつけて使われてきた。
ところが昨今、表題のように「歌わす」のような
もうひとつの使役動詞が重ねられるようになってきた。
通常使役動詞は重ねて使われないから、従来の表現方法では
曖昧な行為を表す「さす」が抜けて代わりに「歌わす」が入り、
「歌わせていただきます」となる。
ところが表題の場合、
「使役動詞+使役動詞+いただきます」となる。
つまり「相手に使役され」→「相手を使役し」→「自分にもらう」という
とても面倒な手続きを踏んだ表現になっている。
それだけ人と人との関係が
遠く、そして複雑になっているということを
この言い方は表しているのではなかろうか。
その変化は社会や世相を如実に表すものだと思う。
最初は変化に違和感を感じても、いつかそれは定着していく。
現に携帯で書いているこのエントリーでも
ちょっとヘンな言い回しの上の表題が一発で出てきた。
「歌わさせていただきます」は
電車の広告で見た某私立校の問題にあったもの。
「どこがどう変か記述せよ」みたいな問題だったと思う。
分解してみよう。
「させていただく」とは
「さす」という使役動詞と「いただく」という丁寧語が合わさり
相手に先んじて自ら使役されるという
ある意味自虐的(笑)に表現する謙譲表現。
「さす」という曖昧な動詞がついているので、
これまでは主に具体的行動の名詞の後ろにつけて使われてきた。
ところが昨今、表題のように「歌わす」のような
もうひとつの使役動詞が重ねられるようになってきた。
通常使役動詞は重ねて使われないから、従来の表現方法では
曖昧な行為を表す「さす」が抜けて代わりに「歌わす」が入り、
「歌わせていただきます」となる。
ところが表題の場合、
「使役動詞+使役動詞+いただきます」となる。
つまり「相手に使役され」→「相手を使役し」→「自分にもらう」という
とても面倒な手続きを踏んだ表現になっている。
それだけ人と人との関係が
遠く、そして複雑になっているということを
この言い方は表しているのではなかろうか。
寺島しのぶさんの演技はさすがに金熊賞。
凄まじいまでに体当たりで役を演じている。
目の表情だけで心のうちの変化を表現するという名女優。
しかし、彼女の演技以上に映画そのものがすごい。
若松監督は自分の思いを表現するのに、
なんちゅう映画を作ったのだろう。
「戦争とは、人間が人間に犯され、切り刻まれ、焼かれることだ。
人が、人を、犯すことだ。
人が、人を、切り刻むことだ。
人が、人を、焼き殺すことだ。
人が、人を、焼き殺すことだ。」(チラシより)
そして「正義の戦争がどこにあるのか」と若松監督は問う。
「忘れるな、これが戦争だ」とこの映画は繰り返し訴えかける。
すごい映画を見た。
終盤がちょっと饒舌過ぎたきらいがあるため
カンヌでの作品賞は逃したのだろうが、ちょっと惜しい。
世界にこの映画を知ってほしかった。
もちろん直接戦争を体験はしていないが、
街で普通に傷痍軍人を見かけたり、
戦中世代を親に持ったり授業を教えられたりしながら
間接的に戦争を知る世代として
若松監督と同じ思いを後代に伝えていかなければいけないが、
果たしてそれができているのか自問してみる。
「平和な世界に どうかしてちょうだい
炎が子どもを焼かないように・・・」
エンドロール中に流れるテーマ曲
元ちとせさんが歌う「死んだ女の子」も心に残る。
凄まじいまでに体当たりで役を演じている。
目の表情だけで心のうちの変化を表現するという名女優。
しかし、彼女の演技以上に映画そのものがすごい。
若松監督は自分の思いを表現するのに、
なんちゅう映画を作ったのだろう。
「戦争とは、人間が人間に犯され、切り刻まれ、焼かれることだ。
人が、人を、犯すことだ。
人が、人を、切り刻むことだ。
人が、人を、焼き殺すことだ。
人が、人を、焼き殺すことだ。」(チラシより)
そして「正義の戦争がどこにあるのか」と若松監督は問う。
「忘れるな、これが戦争だ」とこの映画は繰り返し訴えかける。
すごい映画を見た。
終盤がちょっと饒舌過ぎたきらいがあるため
カンヌでの作品賞は逃したのだろうが、ちょっと惜しい。
世界にこの映画を知ってほしかった。
もちろん直接戦争を体験はしていないが、
街で普通に傷痍軍人を見かけたり、
戦中世代を親に持ったり授業を教えられたりしながら
間接的に戦争を知る世代として
若松監督と同じ思いを後代に伝えていかなければいけないが、
果たしてそれができているのか自問してみる。
「平和な世界に どうかしてちょうだい
炎が子どもを焼かないように・・・」
エンドロール中に流れるテーマ曲
元ちとせさんが歌う「死んだ女の子」も心に残る。
初体験。
学生リーグともまた違って
社会人も面白いもんだねぇ。
今日観たのは
オービックシーガルズ vs 富士通フロンティアーズ、
明治安田パイレーツ vs オール東京ガスクリエイターズの2試合。
雨と風でエラく寒かった(^^;
学生リーグともまた違って
社会人も面白いもんだねぇ。
今日観たのは
オービックシーガルズ vs 富士通フロンティアーズ、
明治安田パイレーツ vs オール東京ガスクリエイターズの2試合。
雨と風でエラく寒かった(^^;
中国国内の反日デモのニュースは
たくさんのマスコミが報道しているものの、
前空幕長や新興右翼団体、カルト教団らによる
反中デモや集会が報道されないのはなぜなのだろう。
中国のデモは日本のそれらの動きに反発し
対抗すべく行われたとのことだったが、
その報道なしに中国側の動きだけ新聞やニュースで見ると
まるで中国だけ悪者だ。
確かに日本のデモや集会は考えが浅く、
取るに足りないネタではあろう。
無駄に相手を刺激することの方が日本には損でもある。
ならば中国側の動きに絡んで伝える方法もある。
「情報統制」と誤解されたり、
結果的に妙な連中に暴れる口実を与えることにならないよう
慎重に、粘り強くこの状況を乗り切らなければならない。
何せ政治家の方々は
相手の使った言葉をいちいち辞書を調べてまで
揚げ足取りをしたりする始末で頼りにならない。
(何をやっているのか飽きれて声も出ない)
マスコミのクレバーな対応が今最も大事だ。
たくさんのマスコミが報道しているものの、
前空幕長や新興右翼団体、カルト教団らによる
反中デモや集会が報道されないのはなぜなのだろう。
中国のデモは日本のそれらの動きに反発し
対抗すべく行われたとのことだったが、
その報道なしに中国側の動きだけ新聞やニュースで見ると
まるで中国だけ悪者だ。
確かに日本のデモや集会は考えが浅く、
取るに足りないネタではあろう。
無駄に相手を刺激することの方が日本には損でもある。
ならば中国側の動きに絡んで伝える方法もある。
「情報統制」と誤解されたり、
結果的に妙な連中に暴れる口実を与えることにならないよう
慎重に、粘り強くこの状況を乗り切らなければならない。
何せ政治家の方々は
相手の使った言葉をいちいち辞書を調べてまで
揚げ足取りをしたりする始末で頼りにならない。
(何をやっているのか飽きれて声も出ない)
マスコミのクレバーな対応が今最も大事だ。