風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

根津 鷹匠

2013-09-30 | 食べ物・お店
秋晴れの下は気持ちいい。
ぶらぶら散歩するのにちょうどいい季節。
ってことで根津から谷中~上野散歩。



根津 鷹匠さんは有名なお蕎麦屋さん。
先日読んだ小川糸さんの「蝶々喃々」にも出てくる。
(たぶんここのこと)
週末の昼下がり、暖簾をくぐってみた。



本当は蕎麦のみ楽しもうと思ったのだけれど
お品書きを見たら酒肴の「盛り合わせ」がある。
ってことで、蕎麦屋の昼酒と相成った。
1本だけね。
酒は秋田のひやおろし。
豆腐の麹和えが優しい味でとても美味しい。
もちろん他の肴も丁寧に作ってあり美味。



蕎麦は田舎蕎麦をチョイス。
出てきてびっくり。
ちょっとしたうどんほどもある太さ。
歯応え、食べ応え充分だ。

すっかりいい気持ちで表へ出、
ぶらりぶらりとあてもなく
谷中方面への散歩を続けたのだった。





谷中銀座の入口、夕焼けだんだんの下の茶店では
香ばしい玄米シュークリームと抹茶のセットで一服。

それにしても根津から谷中。
路地に迷い込むほどに面白い店が点在している。
迷ったって高が知れている。
当てずっぽうに右へ左へ路地に入ってみる歩き方、お薦め。
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東京駅グランルーフ

2013-09-29 | 散歩


どんどん変わっていく
巨大都市トウキョウ。
でもね、
昔っから変わらないものもある。
変わって欲しくないものも。
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オラたちはオラたちの道を行く

2013-09-28 | 映画・芝居・TV
NHK連続ドラマ「あまちゃん」最終回に続き
「週間ニュース深読み」に映った久慈の人々の姿、
そして楽天優勝に狂喜するファンの姿に
もう涙が止まらなかった。
(「深読み」の小野アナも涙ぐんでたよね)

大丈夫だ。もう充分に元気もらった。
アキちゃんとユイちゃんが前に1歩踏み出したように
オラたちはオラたちで歩き始める。
福島を踏み台にオリッピック・パラリンピック招致したり、
散々金をばらまいておいて消費税率上げたり、
意地ばかり張って隣国と仲悪くなったり、
相場や株価ばかり気にして金儲けに汲々としたり、
「被災地支援」と言いながらイザとなると腰引けたり、
果ては役人自ら「過疎地に復興はいらない」とつぶやいたり、
そんな人たちのことをボヤいていても仕方が無い。

アテにする方が間違っていた。
考えてみれば戦後の復興も
国民ひとりひとりが立ち上がって成し遂げたもの。
誰かの援助を待っていたわけじゃない。
オラダもオラダで頑張っぺ。
なに、とうほぐ人らしぐノー天気に
ヘラめぎながら笑いながらマイペースで
毎日1歩ずつ前に進めばいいだげのごどだ。
今までもそうしてきたべ。
まンず後ろ振り向がねで前向ぐべぇ。
そごがらだ。
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とうとうたらり

2013-09-27 | 神楽・芸能
 とうとうたらり
 たらりら
たらりあがり
 ららりとう
ちりやたらり
 たらりら
たらりあがり
 ららりとう

これは能の「翁」の神歌の冒頭、シテの謡い出し。
「翁」は式三番と呼ばれて、千歳、翁、三番叟とのセットだが
「能にして能にあらず」と言われる演目で
まったくストーリー性の無い舞だけの演目であり、
折口信夫によれば国家成立以前からの神事芸能を元とし、
呪師猿楽時代から「翁猿楽」と言われた神性を伴った演目と言われる。
猿楽から派生した全国の神楽や延年にもその名残りが残っている。

我々の上根子神楽の「翁」でも、
「とうとうと鳴るは瀧の水 瀧の水
 日は照るともともにすみせん 鳴るや瀧の水」
という幕出しで舞が始まり、
「ちいわたれりらりどう
 さてただ今の翁と申すは
 伊勢神明天照大神のおしませ給う諸験の面を顔に当て
 狩衣の袖を翻しひる戻し・・・」と続く言立がある。
これもまた猿楽時代からの神歌が変化したものなのだろう。

さてこの神歌。
何度も「とうとうたらり」とか「ちりやたらりたらりら」という
呪文のような言葉が入っており、古来その意味が謎だった。
(上根子神楽でも「とうとう」「ちいわたれりらりどう」がある)
曰く「とうとうとは瀧の流れる音」「つららが融け、春の水が流れる音」
他にも「笛の譜説」「サンスクリット語説」「縄文語説」などがあり、
これといった決め手が無かった。
そもそも意味を持たない呪文であるとの節もあり
正解は誰にもわからない。

ところが今般、
国の重要無形文化財でユネスコ登録保存文化財である
花巻大迫地方の早池峰神楽のひとつ、大償神楽関係者が
同神楽に伝わる巻物を調べていくうちに新たな節に出会い
それが私家版の本になった。
さっそく入手。

この方が調べた経緯は長くなるので割愛するが
万葉を読み解く研究の中から今回新たに生まれた説は
前述の「翁」の神歌がなんと
「古代新羅の言葉で鉄作りを具体的に歌にしたもの」
ということだった。
「とうとうたらり」を訳すと「打ちて焼こう 焼こうぞ」
「たらりあがりららりとう」は「焼こう 磨こう、刃が生まれる」
鉄は古代、ある意味文明の象徴であったし
日本の文明は当時必ず新羅や百済からもたらされたもの。
そう考えると鉄=力を持った者が呪師となり、山の神に豊穣を祈る。
鉄の道具は更なる豊穣をもたらす・・・という
古代人たちの切なる願いが感じられる。

なるほど。
猿楽そのものが元々大陸からもたらされた散楽が変化したもの
という歴史を鑑みると、さもありなん。
正解は相変わらずわからないままではあるけれど
古代の世界の文化の交流に夢が広がるなぁ。
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「ツアー1989」

2013-09-26 | 読書
1989年。
昭和天皇が亡くなり、平成の世となった。
その他に手塚治虫や美空ひばり、松田優作が亡くなった。
経済界では松下幸之助や五島昇が亡くなっている。
中国やポーランド、ユーゴスラビア、ハンガリー、
そしてチェコスロバキアなどの東側社会主義国で民主化運動が起き、
天安門事件、ベルリンの壁が崩壊、そして東西冷戦が終結した。
日本ではリクルート事件が政界を揺るがせ、
オウム真理教による殺人事件や東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件、
そして女子高生コンクリート詰め殺人事件が世間を震撼させた。
1985年から始まったバブル景気が爛熟期を迎え、
セルシオやロードスターなどの高級車、スポーツカーが売れた。
幕張メッセができ、三菱地所がロックフェラーを買収し、
衛星放送が始まり、液晶技術が実用化され、
デジタル技術が一般家庭の中に入っていった。
翌年にはバブルが弾けてしまうので
この年がバブル経済最後の年だったと思う。
世間はどこか浮かれ、我が世の春が未来永劫続くと思っていた。

個人的には20代最後の年。
次男が生まれた年。
新卒で入ったOA機器販売会社を辞めた年。
友人数人と同級生たちによる神輿団体を立ち上げた年でもある。
世の中のブームに乗ってスキーなどやってはいたが
(昭和天皇が崩御した1月7日の土曜日もスキーに行っていた)
地方にはバブル狂乱はそれほど影響が無く、
毎日パーティーのようなトウキョウを冷ややかな目で見ていた。

さて本作だが、
ストーリーや小説としての細かい文章表現以前に
作品そのものが当時からその後にかけての
日本の社会のメタファーだと思った。
どこか浮かれ、新しいもの、楽しいものを追い求め、
流されるまま右往左往する団体ツアーはまさに当時の日本社会。
その中で人々は何かを忘れ、大切なものをどこかに置いてきた。
そのことをちょっと気にしながらも
先頭集団に遅れないようついて行っている間に忘れてしまう。
それを表現した小説として読んだ。

また本作では集団心理の恐ろしさも描く。
市井の一個人が、自分の望むと望まざるとに関わらず
いつの間にか別物として名を知られていく怖さ。
当時はまだネット社会ではないが
インターネットが津々浦々まで浸透した現代においては
より恐ろしいことになっているだろう。
社会の中に大なり小なり存在し、人々を惑わせる流言妄想。
ネット社会はそれに輪をかけつつある。
「吉田超人」は私たち自身かも知れない。

「ツアー1989」中島京子:著 集英社文庫
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本末転倒

2013-09-25 | 社会・世界・平和
復興税廃止など議論=経済対策、詰めの調整へ―自公税調

消費税を8%に上げて一般消費が落ち込んでも
景気が下向きにならないように復興特別法人税を廃止し
法人実行税率の引き下げを行う。
・・・一見合理的で理にかなっているように見えなくもないが
ちょっと逆に考えてみよう。
言い方をひっくり返すと
「法人税を減税して消費税を上げる」ということになる。
企業負担を減らす分、一般消費者が負担してね・・・ってこと。
これおかしくね?

そもそもなぜ消費税を上げなければならないのか。
まずは財政健全化のため、有り体に言えば国の借金を返すためだろう。
加えて破綻状態が近い年金などの社会保障制度立て直しのため。
それらのためにだったら8%なんて中途半端な時期を設けずに
一度に10%にしてもいいぐらいに正直思っていた。
堂々と福島の汚染水はコントロールされていると世界に宣し、
数ある課題そっちのけで集団的自衛権行使や憲法改正について
なみなみならぬ意欲を見せている安倍首相のこと、
「消費税率を倍に」ぐらいは堂々と言うと思っていた。
それがまぁ、経済会の前では借りてきた猫みたいだねぇ。
8%期間を挟んで10%に・・・なんて
各企業の営業部門や経理、財務部門はいい迷惑。
実務のことを知らないお歴々が決めそうなソフトランディングだ。

さて、消費税率をUPした分、法人税軽減を図り
借金返済や財政赤字分は何で賄うのだろうか。
復興予算はアンタッチャブル、五輪のための予算は必要、
議員定数削減は議論が進まず、省庁は増えるばかり・・・
使うことばかりで返済ばかりか、基本収支すら危うい。
景気浮揚策には社会保障立て直しが一番だと思うんだけどねぇ。
将来への不安が財布の紐を固くしていると思うんだ。
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浅草 喫茶マウンテン

2013-09-24 | 食べ物・お店


朝から頭痛。
家に閉じこもってるのもよくないと思い、
ぶらりと散歩に行ってクリームあんみつ^_^;
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秋の夕陽

2013-09-23 | 生活の風景


スカイツリー越しに眺める。
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連休中日

2013-09-22 | 生活の風景


お彼岸の連休だけど、
花巻にも帰らず東京にいて
スタン・ゲッツを聴きながら
一人で作り置き用の料理をする日曜日。
明日は27回目の結婚記念日。
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「センセイの鞄」

2013-09-21 | 読書
川上さんの本は何冊か読んだ。
でもごめんなさい、あまりこれまではビンと来なかった。
登場人物の真理がうまく理解できなかった。
彼女独特の表現方法をワタシがすくい取れなかったのだろう。
・・・で本作。
これはいい。

ラブストーリーだけれど、ここには激しい恋愛感情はない。
相手に恋い焦れ、我がものにしたいという焦燥感もない。
確かにツキコさんはセンセイに恋情は持ったのだろう。
センセイもそうだったに違いない。
でもね、それは狂おしく相手を求めたものではなく
お互いの寂しさを埋めるために、温かなものを求める情。
そんな恋愛があっても良いと思うんだ。
30代なかばで恋人も友人も少ないツキコさん。
これからの人生に不安を抱えて行きているのだろう。
妻に出奔され、死なれ、仕事もリタイヤして淡々と生きるセンセイ。
残り少ない人生に諦観少しの焦燥もあるのだろう。
2つの寂しい魂が引き合った、そんな静かで温かな物語。

ところでこれがドラマ化された由。
柄本明のセンセイはちょっとナマナマし過ぎない?
この役柄にはちょっと若過ぎるけど、
水谷豊さんぐらいの浮世離れした生真面目さが欲しいな。
小泉今日子さんのツキコさんもちょっと元気(笑)
どこか人生和諦めたような崩れ方は良いかも知れないけれど
もう少し存在感を薄くしないと寂しさが出ないんじゃない?
難しいよねぇ。存在感のない役を演じる女優さん(笑)

「センセイの鞄」川上弘美:著 文春文庫
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月光

2013-09-20 | 生活の風景


しづかにてらせる
     月のひかりの
などか絶間なく
     ものおもはする
さやけきそのかげ
     こゑはなくとも
みるひとの胸に
     忍び入るなり

なさけは説くとも
     なさけをしらぬ
うきよのほかにも
     朽ちゆくわがみ
あかさぬおもひと
     この月かげと
いづれか声なき
     いづれかなしき

(島崎藤村「若菜集」より)
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「ふるさとはアジア」

2013-09-19 | 音楽
可愛い手 はしゃぐ瞳が 微笑みかける
愛したい すべての命 この場所から祈りをこめて

ねェ誰か お話ししませんか
みんな海から 生まれた仲間どうし
遠い未来の子どもたちが
銀河の果てで出会った人に
もしもふるさとを訊かれたら
こう答えて欲しい
水の星 緑あふれる
私のふるさとはアジア

青い空 見上げる瞳 何を願うの
つなぎたい すべての命 この時代からははるかな時代へ

ねェ誰か お話ししませんか
みんな未来を 秘めた一粒の種
遠い時代の子どもたちが
銀河の果てで友と語らい
宇宙の神秘に触れながら
そう夢見て欲しい
水の星 緑あふれる
私のふるさとはアジア

ねェ誰か お話ししませんか
みんな海から 生まれた仲間どうし
遠い未来の子どもたちが
銀河の果てで出会った人に
もしもふるさとを訊かれたら
こう答えて欲しい
水の星 緑あふれる
私のふるさとはアジア

私のふるさとは アジア

        (詞・曲 柴田容子)


動画は葛城ユキさんがカバーしたもの

ポプコンでデビューし、現在名古屋で活躍中の柴田さんが
国の枠組を越え、地球人として、アジア人として、
ともに語ろう、ともに生きよう、
そしてそれを誇りに思おうという思いで作った曲。
その輪を拡げるために、
たくさんの人達にいろんなところで歌って欲しいとのことで、
以前楽譜とCDをいただいた。
その気持ちに全面的に賛同。

エキゾチックでネイティブで
とても優しいメロディのこの曲をどうアレンジし
どう歌おうか思案していた時期がある。
もう自分で歌うことは残念ながら無いと思うけど
東アジアで国民感情同士が面倒なことになっている今こそ
輪が広がっていって欲しいなぁ。
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三陸鉄道

2013-09-18 | 生活の風景


盛岡のとある店でこんなコーナー発見。
三鉄前向きカレー&ハヤシ、三鉄赤字せんべい(笑)
やるな三陸鉄道!
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収穫の季節2

2013-09-17 | 生活の風景






写真は花巻の小山田の美しい棚田と
矢沢の田んぼに立つ案山子。
お洒落な案山子や働き者の夫婦の案山子など、
いろいろ工夫が凝らされ見ていて楽しい。
花巻祭も終わり、間も無く収穫が始まる。

これらの写真は土曜日に撮ったもの。
昨日の台風で被害が出てなきゃいいけど。
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そば処 なめとこ山

2013-09-16 | 食べ物・お店




花巻の宮沢賢治記念館から降りてきたところ、
童話村の並びにある雰囲気のある店だ。
以前から美味しいと評判で、行きたかったけど、
いつも満員で入れなかった。
この日はお昼前の早めのランチだったこともあり
ゆっくり楽しめた。
辛味大根盛り。コシのある手打ち蕎麦もgood。
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