風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

おでのさん

2023-07-31 | 神楽・芸能

「おでのさん」とは「お天王さん」
つまり天王講中のお祭りだ。
天王とは牛頭天王、つまり素戔嗚(スサノオ)のこと。
むかし巨旦(コタン)と蘇民(ソミン)という兄弟がいた。
悪事ばかり働いく巨旦にみんな困っていたところに
現れたのが牛頭天王。
巨旦に狙われたところを蘇民に助けられた牛頭天王は
巨旦を退治し、蘇民に子孫までの家内安全、子孫繁栄を約束した。
その蘇民伝説が今も信仰として、
「蘇民将来の子孫」札を貼る家や茅の輪に残っている。
全国の八坂神社(祇園八坂社など)をはじめとする神社で祀られているから
祇園祭のように山車を繰り出す祭も牛頭天王の祭といわれる。
牛頭天王には8人の息子がいるといわれていて
東京の八王子や王子はそこから名付けられた地名ともいわれる。

そんな天王を祀る碑を前に祭式を行うのが天王まつり。
上根子熊野神社でも本日18時から行われ、神楽の天王舞が奉納される。
天王舞は写真の通り道化役が出てくる楽しい演目なのだが
誰も見てくれる人がいないと道化がいてもつまらない。
この機会に、夕涼みがてらひと幕見にいらしてはいかがだろうか。
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土用丑の日

2023-07-30 | 生活の風景

頂き物のうなぎだけど😅
最近食べてるご飯はいつもこのぐらいの量。
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38度

2023-07-29 | 生活の風景

先日の車の温度計(車外)。
花巻でこの気温は久しぶりかもしれないな。
16年前の第一回イーハトーブ音楽祭の時は連日こんな気温で
ひなたで演奏していると気が遠くなりそうだった。

でもね、なんか歳とともに暑さを辛く感じなくなってきた。
東京でしばらく暮らしていたせいで慣れたのかもしれないけれど、
この日も車から降りて「あー今日は暑いね」ぐらいの感覚。
嫌だとか、うんざりとかいう感じはない。
かつては
「冬の寒さはその分着ればいいけど、夏は脱いでも暑い」
と思っていたけど、今は冬の寒さの方が堪えるな。

・・・という話を先日知人にしたら
「だから年寄りは熱中症になるんだ」と言われた。
危ない、危ない・・・😅
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火鍋シスター

2023-07-28 | 食べ物・お店

ここはとにかく絵になるよね。
この怪しげな店構えも、そして火鍋も。


ここしばらく無かったぐらい
サクッと食べました😊
薬膳なので女子にも人気だし
鍋とはいえ夏でも(いや夏バテ防止にも)good。
そして、飲む人たちにとっては意外に安いのよ。
(わたしゃ相変わらず烏龍茶)
姉妹のお2人も、自発的?スタッフのお姉さん達も😁
気さくでいい方々。

先週の土曜日、ライター講座後に
東京からのスタッフの方々や受講者の方々と。
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桑田佳祐 with BEGIN

2023-07-27 | 音楽
こんなコラボがあったとは!

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「『若者の読書離れ』というウソ」

2023-07-26 | 読書

本書タイトルもさることながら
サブタイトルの
「中高生はどのくらい、どんな本を読んでいるのか」
に惹かれて購入。
先日取り上げた↓の本ともリンクして読んでみた。


大人が勝手に「読書離れ」「ラノベばかり」と決めつけ
嘆いてみせるという流れが昨今だったけれど
詳細なデータを駆使してその固定観念を覆してみせた。
まぁ、ゲームや漫画からの流れで本を手に取るという意味では
確かに大人達のイメージする読書のモチベーションの持ち方とは
ちょっと違うのかもしれないけれど
それでもいまだに太宰に人気があるというのは面白い。
私は基本的に
「漫画だろうが、図鑑だろうが、ラノベだろうが、
 その時に読みたいものを読めばいい。
 その習慣が大人になってもちゃんと身につき
 そのとき読みたいもの、必要なものを読むことにつながる。
 まったく本を開く習慣がない人は
 大人になって必要に迫られても手に取らない」
という考え方なので、こういうモチベーションの持ち方もOKだ。

小・中学生に人気の本には三大ニーズがあるという。
1 正負両方に感情を揺さぶる
2 思春期の自意識、反抗心、本音に訴える
3 読む前から得られる感情がわかり、読みやすい
そして人気の型も4つ挙げられている
①自意識+どんでん返し+真情爆発
②子どもが大人に勝つ
③デスゲーム、サバイバル、脱出ゲーム
④「余命もの(死亡確定ロマンス)と「死者との再会・交流」
要は4つの型が三大ニーズを満たすことが多いと。
これを見て笑ってしまった。
これって今に始まったことじゃないよね、昔からだ😁
私が子どもの頃好きだった「長靴下のピッピ」や「宝島」など
あるいはコロボックルものなども見事に当てはまる。

ところで著者はMBAを取得後に出版社で編集に携わり、
その独立してウェブカルチャーや子どもの文化を研究している
評論家、作家とのこと。
面白い経歴で、アプローチの仕方も独特だ。
なるほど本書も面白い。
ほんの一部を紹介したけれど、最初から最後まで納得。

「『若者の読書離れ』というウソ」飯田一史:著 平凡社新書

 
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人権

2023-07-25 | 社会
国の権力を握るトップや国の体制に反対する人を
逮捕したり、拘禁したり、果ては暗殺したりする国がある。
人種や、信仰や、性別や、文化の違いなどを理由に
一方的に迫害したり、虐げたり、虐殺までする為政者もいる。
ともに社会を形作っていくべき同じ人間同士が
生きたいように生きる権利を阻害し、失っているのは不条理だ。
「誰か」の欲望によって泣く人々がいる。

でもそれはすべてが他国の話だろうか。
入国管理局問題や性的マイノリティ差別禁止法問題など
あるいは心身障がい者やジェンダーの問題、出自の問題など
果たしてこの国は
「人権が守られる憲法に則った国」と言えるのだろうか。
「自由な国」と胸を張れるのだろうか。

教室の中でいじめがあった時、
いじめられている子に「逃げろ」という言い方をすると聞いた。
なぜいじめられている方が逃げなければいけないのか。
いじめた方や、もっと言うと黙認していた周囲の子たちには
何のおとがめもないのだろうか。
ここ数ヶ月の入管問題や性的マイノリティ法整備問題を見ていて
それと同じような印象を抱いていた。
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7月24日

2023-07-24 | 生活の風景
金曜日はシニア大学の講師、
土曜日はライター講座のゲスト講師、
日曜日は湯口郷土史講座講演集の記録担当。



とりあえず以前から予定の仕事だった週末を終えて
今日は葬儀。
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旅への想い

2023-07-23 | 
何かをしようというモチベーションが上がらない。
ここのところ気力も萎え気味だ。
こうなると、久しぶりの旅ですら億劫だ。
何よりも、今春から仕事をかなりセーブしたせいで
お金に余裕がないしね。

と思っている時に
PCの中の写真データを探していて
2014年春、石垣島や竹富島へ行った時の写真が出てきた。





あぁ、いいな。
ここなら行ってもいい。
コンドイ浜あたりでぼんやり海を見ていたい。
現世に帰って来れなくなりそうだけど😅

でもね、着いてしまえばいいんだろうけど、
行くまでや移動する行為自体は億劫で仕方ない。
やっぱりしばらく旅は無理だな。

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気分転換

2023-07-22 | 生活の風景
今年は年頭からとにかくいろんなことがあった。
仕事のこと、病気のこと、親戚のこと、そして家族の不幸・・・。
半年ちょっとでこれだけのことが押し寄せるってそうは無い。
自分の中でそれらが処理しきれず、キャパオーバー気味。
何も手につかない。何もする気になれない。
頭と体がバラバラで、何か考えても体がついていかないし
どうにか体を動かそうと思っても考えが追いつかない。
かといって、以前のように一服もできないし、1杯も飲めない。
こんな時は気分転換で、ちょっと贅沢な甘いものを。


ひとりで食べて、コーヒ飲みながらぼーっと。
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茶寮かだん

2023-07-21 | 食べ物・お店



落ち着く設えの中でひと休み。
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「言語オタクが友だちに700日間語り続けて引きずり込んだ言語沼〜ゆる言語学ラジオ〜」

2023-07-20 | 読書

もしも人間の嗜好に遺伝というものがあるのなら
「言語好き」は間違いなく親父から私へ、そして長男へと
受け継がれてきた血だろうと思う。
親父は大学でフランス語を専攻するも英語の教免も取得。
(戦後すぐにフランス語ってとこがマニアック)
英語教員をしていたが、プライベートでも
とにかくフランス語や英語を使ってみたくて仕方ない人だった。
私が小学生の頃、京都に家族旅行をした時、
田舎では珍しい外国人の姿を多数見かけた親父は大興奮し
手当たり次第に声をかけ、とうとう家族と逸れて迷子になった🤣
宗教布教のために来日し、自転車で家々を回って歩いていた
アメリカの青年たちがこんな田舎にもいたのだが、
親父は彼らを歓迎して家に上げ、機関銃のように英語で話しかける
彼らはその間隙を縫って日本語で布教しようとするが
その隙すらなかなか与えない。
とうとう「もう来ません」と帰っていった😁

長男は小学生の頃からテレビのハングル語講座を見、
中学生の頃に神楽でタイに行ってからはタイ語にハマる。
高校2年夏休みには1ヶ月間タイへ短期留学し
大学の専攻も本当ならアジアの言語学の方へ行きたかったはず。
(残念ながら第2志望のアジア研究=文化人類学へ)
ラオス語、クメール語(カンボジアの言葉)、インドネシア語など
東南アジア国々で使われている言語はもちろん
ベルベル語(モロッコやアルジェリアで話されている言葉)や
ラーンナー語(昔タイにあったラーンナー王朝の言葉)まで
とにかく一般的にはマイナーな言語が好きらしい。

英語、フランス語という、割と汎用性の高い語学好きだった親父、
英語のほか、アジア圏で使われる言語が貴重な長男と比べ
私の場合は日本語(しかも方言)が専門なので
彼らに比べると残念ながら潰しが効かない😅
とはいえ、3代にわたって「オタク」と言えるほどの嗜好ではある。

前置きが長くなったが
言語の面白さを、どんなに熱っぽく話しても
果たして誰かに理解してもらえるのだろうかと思ったりする中で本書。
700日間語り続けなきゃいけないのかー💦
とはいえ、本書で取り上げられているのは主に日本語。
潰しが効かなくたって、役に立たなくたって、こんなに面白い。
普段母語として無意識のうちに使っている言葉が
こんなにも謎を孕んでいて、こんなにも複雑だということが
まぁ面白くって仕方ない。
「アニマシー(有生性)」とか「音象徴」とか「濁音減価」とか
知らん言葉が出てきて、それも納得の面白さだし
何より一番面白かったのは母音と子音の分析。
確かにねー、「うちなーぐち」には母音が3つしかないと言われるし。

ということで、
700日にわたって語り続ける根性がないので
私のここまでの説明と、表紙や帯のコピーで興味持った人は
是非読んでみてほしい。
たぶん思っている以上に面白いと思うよ。
あっという間に読み終えられるし。

「言語オタクが友だちに700日間語り続けて引きずり込んだ言語沼
 〜ゆる言語学ラジオ〜」
水野太貴・堀元見:著 あさ出版

 
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イーハトーブ音楽祭2023

2023-07-19 | 音楽

今年もやってきました。
コロナ禍を経て昨年復活したイー音。
もうおっかなびっくりの開催ではなくなるでしょう。
音楽を中心に、みんなでワイワイしよう!

新たなユニットであるPastel & Palette(PP)の出演は
2日目の8月6日(日)Bステージ12:20〜13:10。
いろいろあったから、個人的には練習不足だけど頑張ります。


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思い出の家

2023-07-18 | 生活の風景

花巻温泉に花見に行った時の母方の祖父母と私。
別な写真で母がおぶった12月生まれの妹がまだ乳児だから
おそらくこれは昭和38年の春。
私は2歳と8ヶ月だったことになる。
現在92歳の母は当時31歳。
ともに明治生まれの祖父は56歳で祖母は55歳かな?
今の私よりも若い。

紫波町彦部に生まれ、小学校の先生だった祖父は
笹間や湯口、東和町小山田、石鳥谷町大瀬川などあちこち転勤。
家は当時の花巻町営住宅の払い下げを受けたのだそうだ。
大正時代〜昭和初期建築と思われるその家で
母の兄弟6人はみんな育ったという。
私も、両親2人とも教員だったので祖父母の家にお世話になった。
保育園や幼稚園から祖父母の家に帰り、
小学校時代も自宅が近かったのでしょっちゅう遊びに行っていた。
母の兄弟は盛岡や首都圏在住だったり、転勤族だったりで
花巻に住んでいたのは伯母の家と我が家だけだったし
その中で男の子は私だけだったので
特に祖父にはとても可愛がってもらった。
マルカンでごちそうになったり、ぶどう園までサイクリングしたり。
祖父母の家では、祖母の和裁用の裁断板を滑り台にしたり
畑の片隅で飼っていた鶏に餌を与えたりして遊んだ。

どちらも90代で祖父母が亡くなったあと
その家には母の姉である伯母がひとりで住んだ。
早くに伯父を亡くし、娘たちも家を離れてひとり暮らしだったが、
畑で作った野菜などを持ってよく我が家にやってきた。
その伯母が施設に入ってからは空き家になっていたこの家。
コロナ禍を経て、伯母の三回忌に合わせた納骨に
みんなが集まり、この家のこともさまざま手続きがあった由。
家の中の片付けも行い、
あの頃の祖父母が住んだ痕跡もたぶん無くなるだろう。



最後は集まったみんなで
「さくらんぼの木があった」「桑の実も食べたね」
「風呂は檜の風呂でおじいちゃんは熱い湯に入っていた」
「その前は五右衛門風呂で・・・」などなど
思い出話に花が咲き、それぞれ欲しいものを引き取った。
(私は貴重な本類をいただいた)

今のところこの家を壊すのか、維持するのか
売るのか、そのまま持っているのかはわからないけれど
ともあれ思い出の家とともに、
この家での祖父母との思い出とも一旦お別れ。
ありがとうございました。
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寄り添ってくれる対応

2023-07-17 | 生活の風景

5月に産まれたばかりで先週急逝した孫。
たった1ヶ月半の人生だった。
親たちも、我々も、あまりに突然で
簡単には受け入れられない状況。
「葬儀屋に連絡を」「お寺にお話して」と言われても
そんなこと考えたことすらなく、なにが何やら。
第一頭の中はそれどころじゃない。

最初は紆余曲折があり、いろいろドタバタもあったが
(最初の時点から手伝えばよかったと反省)
最終的にお世話になることになった葬儀屋さんは
途方に暮れる我々に寄り添う対応をしてくれた。
まずは何より火葬が必要ということで
和尚さん立ち会いなしの、近親者だけで見送る方法を考えてくれた。
しかもギリギリまで待っての日程。
「それを終え、落ち着いてから葬儀をしましょう」
と。



小学生のお兄ちゃたちからの手紙を入れた小さな棺は
昨日産まれて何日もいることがなかった家を出て
同じく小さな骨箱となって帰ってきた。

決まったやり方に固執することなく
しっかりと状況に向き合わせてくれた葬儀屋さんに
心から感謝。
おかげでじっくり葬儀についても検討できた。
7月24日13時より、西村葬祭会館にて。
静かに見送りたい。
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