風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

日本大学

2018-05-31 | 世界・平和
私が出たのは日本大学文理学部国文科。
確かに、目指した大学ではなく、
まぁいろいろあって結果的に入ることになった大学だし、
微妙に希望する路線とは齟齬があったので、
そういうこともあって初めからロクに勉強もしなかったけど、
それでもそこで言語地理学や語彙史という国語学の1分野に出会えたし
私とは違って、真剣に勉強している学生もたくさんいた。
文理学部はかつて旧制の日本大学師範部だったので
(だから文と理が一緒になっている)
その流れから教員を目指す学生もたくさんいて
実際全国的には教員となったOBがたくさんいる。

日大は学部ごとにキャンパスが違い、別々のカレッジのようだが、
当時の運動部の連中は文理学部体育学科所属が多かったので、
文理学部構内では野球部も、相撲部も、アメフト部もよく見かけた。
(相撲部とアメフト部は体格が違うのですぐわかる)
阪神タイガースの現和田SDや、ロッテドラ1だった石川投手も
私と同じ時期に同じキャンパスで過ごしている。
(当時は野球部のグランドもキャンパスの道路向かいだったので
 外野フェンス越しによく練習を眺めたものだ)
夏休みの体育集中授業ではサッカー部の人たちのお世話になった。
要はサッカー部の練習の一部に参加させてもらったのだが
みんなニコニコ優しい部員たちだった。

神宮球場へ大学野球の東都大学リーグ戦の応援に行ったこともある。
大学ラグビーのリーグ戦は時折中継されるテレビで応援した。
他にも強かったゴルフ部や相撲部、バスケ部のことはあまり知らなかったが、
アメフト部「フェニックス」は誇りだった。
学内で買ったフェニックスの赤いTシャツは、35歳ぐらいまで着ていた。
はじめはフェニックスOBで結成されたという
社会人アメフトクラブチーム「シルバースター」も応援した。
20代後半に、盛岡のアメフトクラブチームに所蔵してプレーを齧ったのは
80年代半ばの日大vs京都大の死闘を見たのがきっかけだった。
競技を覚えるために買った教本は、
当時の日大監督でアメフト界カリスマだった故篠竹さんが書いたものだった。

政治、経済、学術、医学、芸術、マスコミ各分野で活躍しているOBがたくさんいる。
同学年だと文理学部の角松敏生さんと芸術学部の真田広之さんが私と同級生。
みんなみんな頑張って名を成した方ばかりだ。
他のOBたちも、現役の学生たちもそれぞれに頑張っている。
現在の大学当局首脳部は、そんな偉大なOBたち、現役生たち全員を貶めている。
正直がっかりだ。
OBや現役生の方々がみんな、大なり小なりそう感じているだろう。
この際、大学の体制そのものを一新して
建学の精神に基づき「文化の華」を咲かせて欲しいと切に願う。
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石窯Pizzaバル「四季」

2018-05-30 | 食べ物・お店


私が高校生だった頃からある昭和な喫茶店「四季」が
このたびリニューアルして石窯ピザの店になった。
幼稚園から一緒だった友人の親戚の店ということもあり
新装後さっそく行ってみた。



店内から見える中庭は相変わらずきれい。
天気も良かったから、余計に気持ちいい景色だった。
ここからは走る東北線の列車も見える。





ピザ生地絶品。
モチモチしていて香ばしく、とても美味しい。
まだ始まったばかりのピザだからか
ピザメニューそのもののバリエーションはあまりないけど
この生地のおいいしさだけで出色ものだ。
トッピングをもう少しボリュームアップして
メニューのバリエーションが増えてきたら
市内の名店のひとつになるねぇ。

ピザだけでなく、
今までの喫茶店「四季」のメニューもそのままある。
これまでに加え、プラスアルファの魅力が嬉しい(^^)
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西和賀へ

2018-05-29 | 散歩
土曜日は夕方から急遽西和賀町へ。
花巻からは約40km、車で1時間弱の秋田県境の町だ。
小さい町で冬の豪雪で知られるが、
横手との関係も強く、秋田と岩手の文化が融合している
山間集落の生活が今も生きる魅力ある町。
湯田ダムによる錦秋湖という美しいダム湖の縁に位置し
湯本と湯川の2つの性格が異なる温泉を抱え
(JR北上線ほっとゆだ駅にも温泉が併設されている)
事前豊かで時間がゆっくり流れる町でもある。

なぜ西和賀に向かったかというと
この日「錦秋湖祭り」が行われていると知ったから。
翌日の錦秋湖マラソンの前夜祭を兼ねたイベントらしい。
錦秋湖上で上げられる花火もさることながら
イベント広場での鬼剣舞が主目的だった。



なにはともあれ、まずは湯川温泉へ。
友人が経営する高級旅館もあるのだけれど
そこはちょいと敷居が高いので(笑)
(行けば歓迎してくれるとは思うんだけどね)
はじめは一番奥にある
昨年知り合った方が経営する鳳鳴館へ。
あれ?玄関に鍵はかかっていないけど誰もいない。
「こんにちはぁ〜」と声をかけても、呼び鈴鳴らしても
どうやら留守だったようだ(^^;
鍵開けっ放しで留守ってのもなんかほのぼのしている(笑)
で、仕方なく少し戻り「吉野屋」という温泉へ。
こじんまりとした温泉だけど、
風呂の窓辺に立つと眼下は見事な渓流。
まだ新緑の色が目立つ川向こうの山の木々が目に眩しい。
入ったばかりの時は誰もおらず、貸切状態。
湯が熱くて(掛け流しの源泉温度が68度とのこと)
どうしようかと湯をかぶったりしているうちに慣れてきた。
いいお湯だ(^^)最高!!



男女別の内湯隣には、おそらく混浴の露天桶風呂。
眼下は渓流のちょっとした滝になっていて、水音が涼しい。
さすがにここは撮影のみで、さっそく湯田の町へと向かった。



先週の大雨のせいか、
錦秋湖では木々も風呂に浸かってるみたいに見える。





ほっとゆだ駅前の食堂はそばが絶品。
こんな美味しい天丼も久しぶり。





北上線沿いのイベント広場には三々五々集まる町の人たち。
「観光客でぎっしり」ではなく、町のお祭りという風情が良い。
みんな顔見知りという感じが小さな町ならではだね。



篝火鬼剣舞いいねぇ。
子供達もたくさん出ていて、それはそれで良かったけど、
本格的な大人の集団演舞をもっと見たかった。
首の動き、方の入れ方、腰の落とし方などが参考になる。
篝火が有限さを演出してくれるね。
神楽でもぜひやってみたい。







花火は、決してはでに連発があるわけじゃなかったけど
湖面に映ってとてもきれい。
全体的にほのぼのとしたイベント、良かったなぁ(^^)
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今朝感じた薄気味悪さ

2018-05-28 | 世界・平和


この写真は今日の朝刊のラ・テ欄。
何か気づいてもらえるだろうか。
特に各局昼間に並ぶ情報バラエティーの部分。
ひとつのニュース一色だ。
これを見て、朝から暗澹たる気持ちになってしまった。

他に何もニュースがないのならまだ話はわかる。
しかし、働き方改革法案強行採決や米朝首脳会談に行方、
加計理事長による驚きの「ウソ報告」発言や
先週末の長野の震度5強地震だってあまり報道されていない。
それだけ重要なニュースがあるにもかかわらず
各局一斉に同じニュースを取り上げるというのは
一体どういうことなのだろうか。
気味悪くすら感じる。

悪く解釈すると、
放送各局への圧力の存在すら想像してしまう。
都合悪いネタを取り上げられては困る人たちから
視聴者の視線を別のネタに向けさせるやり方。
圧力が仮になかったとしても、
放送局側の方に政権に対する、いわゆる忖度があったとか。
そこまで想像力を働かせないとすれば
それはそれで大変な問題だ。
米国大統領や、最近の首相にも言えることだけれど
世界的にポピュリズムが跋扈し始めている。
日本語にすると「大衆迎合主義」とでもいうのだろうか。
報道側にも大衆に(視聴者に)元号する風潮が
それも民放が一斉に揃って蔓延しているとすれば
報道機関ですらもうなくなっていることを意味する。

昨日、この話題に関してのネット上の炎上について書いたが
それに火を注いでいるのはマスコミではないか。
ニュースソースがよくわからず、デマも飛び交うネットと
圧力or忖度と視聴者迎合の電波媒体だけでは
もう正しい情報を得ることはできないのではないかと危惧する。
こんな状況だからこそ、新聞や本などの紙媒体の役割が
より一層重要である気がしてならないのだ。
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私感

2018-05-27 | スポーツ
なかなか静まらない日大アメフト部の騒動。
昔から日大アメフト部フェニックスをはじめ、
アメリカンフットボールそのもののファンとして、
また日大出身者として、
悲しく、恥ずかしく、複雑な心境だ。

で、多少大学スポーツやアメフトを知っている人間として
できるだけ不透明な情報や憶測を廃し、
テレビで見た、いくつかの記者会見でのコメントだけを参考に
しかも極力すべてできるだけ肯定的に聞いてみた私的感想を述べる。
(疑い始めると憶測も生まれてきて客観的じゃなくなるからね)


多少コンタクトスポーツを知っている人たちはわかると思うが、
アメフトに限らず、ラグビーでも、ボクシングでも
最初にモメンタム(試合の流れ)をつかめるかどうかが勝負を決める。
いきおい試合前はどこのチームもアドレナリンを最大限噴出させるために
指導者からも、メンバー同士でも大声で気勢をあげる。
曰く「相手をぶっ潰せ」「ぶっ壊せ」「叩きのめせ」・・・
もちろん本当にやる奴はいない。
ただ怖さをはねのけるために自分の交感神経をMAXにする。
おそらくこの試合の時もそうだったのだろう。
特に今回の場合は、監督からコーチに対し
当該選手のメンタルを鍛えるよう相当強い強い指示が出ていた。
コーチは当該選手を精神的に追い込むことにより
メンタル面の強さを鍛えようと思っていた。
コーチからの「相手選手がケガすれば」発言は、聞き様によって
「思い切ってぶつかって、仮にケガしても・・・」
と解釈することができなくもない。
それ以外の発言は上に書いたように、実は珍しい発言ではない。

一方選手の方だが、たぶん不器用なん選手だと思う。
事前の練習時に精神的に追い詰められ
激しい言葉を真に受け、周りが煮えなくなり、とにかく相手を倒す。
DEというポジションはQBを捕まえ倒すことが仕事だから
相手のブロック外してフリーになった後は一直線。
ちなみに、多少アメフトを知っている人なら感じたと思うけど
あのタックルは(あれでも)手加減している。
自責の念から瞬間的に手加減したのだろう。
でなければ身長180cm以上、体重100kg以上で
体脂肪率が1桁という筋肉の塊のアメフト選手の突進を
無防備な状態で後ろから受けてあの怪我で済むはずがない。
記者会見時の有馬さんの質問で反則プレーと知っていたと知り
余計にそれを確信した。

という見方をすると、コトも本質が見えてくる気がする。
それぞれの間のコミュニケーションが足りず、
信頼関係もなく、言葉の表現や解釈に齟齬があった。
想像や憶測を廃しても、少なくともそれだけは言えるし、
それならそれぞれの人たちの言葉も
(是非や同意するかどうかは別として)
まぁわからなくもない。

しかし、それでも全く理解できない言葉があった。
思わず耳を疑い、ついテレビに向かってツッコミ入れた言葉。
それは内田監督の言葉だった。
「ボールを見ていたのでそのプレーは見ていなかった」
「次から次へプレーが続き、替えるタイミングを逸した」
これは間違いなくウソだ。
アメフトでは監督もコーチもグランド全体を把握する必要がある。
ボールキャリアのみならず、どんな選手がどんなブロックし
ボルガないところでどんなファイクプレーがあるかを把握しなければ
作戦も立てられないし、試合中のアジャストもできない。
どちらかというとそっちの方が大事。
ボールしか見ていないのは、まぁ素人の見方だろう。
もし本当に言葉通りだったとしたら、
とんでもない素人に監督を任せていたコトになる。
例え、たまたま、偶然あのプレーを見逃したとしても
フラッグが出たのはなぜか、コーチ陣に確認するだろう。
なぜ、どんな反則があったのか、知らずにいるわけがない。
また「次から次へ・・・」についてはもっと開いた口がふさがらない。
アメフトは1プレーごとに選手の入れ替えがある。
仮に次のプレーで交代が間に合わなかったとしても
さらにその次のプレーで交代できるはずだ。
いつまでも交代できないまま出し続けざるを得ないなんてことは
100%ありえない。

私が見たすべての会見画像、言葉を
客観的に、できるだけ肯定的に見て見て
全く理解できないのはこの2点だけだ。
何を言わんとしたいかわかると思う。

ただ、今回の件で最大の問題と感じたことは
普段の実情を知らないまま、憶測や感情のままに
テレビのコメンテーターも、ネット住人達も
好き放題言いたいコトを言っているコト。
まったく見当違いのことを口角泡を飛ばして罵っている。
例えばテレビで「勝利至上主義がよくなかった」と語る識者もいるが
ラフプレーを続けば罰則だけ増えて勝てないってことは明白。
例えひとりがケガして交代しても、
100人からのメンバー同士で試合するアメフトでは
それだけで勝てるというものではない。
単なる1勝のためにラフプレーするチームはないと思った方がいい。
だから、実は選手とコーチの間で理解の齟齬があったと信じる。
問題なのは監督のあまりの傲慢なチーム運営と責任転嫁。
そして大学の理事でもあるその監督への大学当局の忖度だろう。
まるで「内田王国」を築き上げた裸の王様。
かつての彼の師匠である、日本のアメフト界のカリスマ
故篠竹さんとは雲泥の差だ。


ところで蛇足ながらもうひとつ。
少しだけ↑に書いたが、
今回はあまりにネットの炎上やマスコミの対応が目に余る。
しかもあまりにピント外れした意見の多いことか。
中には、ちゃんと冷静に考えれば分かりそうなことを
憶測と、想像(妄想)だけで発言する人もいる。
例えば、少し前のことだが
内田監督が関学大に謝罪に行った時の服装が話題になった。
曰く「ピンクのネクタイは謝罪に行くときの格好じゃない」など。
早稲田の臙脂、明治の紫と同様に日大のスクールカラーは桜色。
それを身につけるというのは、どこの大学もある意味紋付袴の感覚だろう。
仮に、叩いている方々がそういう文化に無知だったとしても、
サンダル履きにジーンズならいざ知らず、
最近この時期はノーネクタイが主流にもかかわらず
きちんとスーツにネクタイ締めている人の服装に
いちゃもんつけるっのもどうなんだろう。
関学の方々が「失礼だ」というならわからなくもないが、
ネット上で叩いている人たちに失礼を働いたわけじゃない。
「あんたらに何かしましたか?」って話。
何でもかんでも問題にするのではなく
何が悪かったのか、何が問題なのかをはっきりさせるべき。
芸能人の失態の時も「謝り方に誠意がない」とか、
全然関係ない人が言ってる。
なんだそりゃと思うことが多い。

そこが私がちょっと気になったこと。
ラフプレーは単なる反則という範疇超えてるし、
その後の指導者、大学側の対応もまったくなってない。
相手の大学名の言い間違いに至っては失礼千万。
でもね、いかに問題ある指導者だったとしても、
しゃべりかた方から顔つきから、
スクールカラーのネクタイまで揚げ足取りのオンパレードは必要か?
ネット上では想像豊かにめぐらせて、
事実かどうかわからないことまで決めつけで攻撃対象になっている。
今回に限らずだけど、ネットの炎上ってほぼいじめだよね。
あることないこと挙げ連ね、
重箱の隅つついたり、揚げ足とったり
完膚なきまで相手を叩きのめさなければ気が済まない集団ヒステリー状態。
何かのフラストレーションをぶつけているみたい。
ホロコーストってのはこんな風にして始まるのかな。
この件だけじゃなく、芸能人の不倫やら犯罪やらにも同じこと感じる。

「こうに違いない」ではなく
誰かの憶測や面白半分の言葉を受け売りして反射的に攻撃するのではなく
冷静に、何が問題で何は問題じゃないのか、
自らの頭で考えることこそ情報化社会の今必要なことだと思う。
政治も、社会も。
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人生に無駄はない

2018-05-26 | 風屋日記
学生時代はテレビ局でADをやった。
メディアのコンテンツはどう作るのか、
広告代理店とスポンサーとメディア会社の関係は
どういう関係性なのかなどをぼんやり学んだ。

20代の頃は営業を経験した。
半年間のドアtoドアのエリア営業の後
抜擢されて岩手県を含む地方自治体や大手企業など。
当時はもうPCやWPも普及していたけれど
あえて手書きで企画書や提案書を書きまくった。
イラスト描いたり、切り貼りしたり
どう表現すればいいたいことが伝わるのかを考え
結構なページ数の企画書を書き、全国でも表彰されたものだ。

30歳で転職してからは最初システム構築に携わった。
まだまだ地方の製造業ではオフィスコンピューターの時代。
社内の仕事の流れやデータをかき集め、
設計しては業務改善のための仕組みを考えた。
Windowsが無かった当時(MS DOSの時代)に
まだ極めて少数派だったMacを初めて社内で使ったのは私だった。
SE30にビデオカードを差し込み、グレートーンの画面で
手探りで使い方をマスターしていった。

その後は人事・労務・広報・法務を次々に経験。
ほぼそれらの業務をひとりで(サポート役の部下ははいたけど)
素人からひとつひとつ勉強しながらの仕事だった。
就活生への講演から説明会などの採用活動をはじめ
就業規則の改定や人事評価制度の新規導入、
そしてCI、VIなどの推進など、
カンパニー業務のほとんどを担当しつつ
社員の健康管理や生活トラブルフォローなどにも携わった。
「会社は人でできている」を肝に銘じながら。
ここに書けないこともたくさん経験した。

そして昔からの大ベテランが次々に引退すると同時に
財務も担当するようになっていった。
数字が苦手で文学部系を専攻していた自分がなぜ?
・・・と苦笑いをしながら、銀行対応なども面白く行った。
それまで付き合いの無かった金融機関に新たに口座を設けて
営業上の情報も得たりしつつ。
それらの業務の延長線上でカンパニー組織改編や
長い歴史(のある会社だった)の間に澱のようにたまった
負の資産の整理なども、税理士や弁護士とともに手がけたりした。
長い歴史といえば、創業100周年事業の時も事務局として
式典や祝賀会の指揮も取らせてもらったし、
記念出版にも深く関与したものだ。

そうこうしているうちにどんどん守備範囲は広がっていく。
それまでも「総務部長」の名刺を持ちながら
時々営業したり、新規物件の企画を考えたりしていたが
出版物のゴーストライターやプロデュースもするようになった。
そして役員となってからは営業も担当することに。
ローカルメディアを強く意識し始めたのはこの頃だ。
雑誌プロデュースのため、広告代理店や地元媒体との間を
それこそ東奔西走したりしてなんとか軌道に乗せられた。

最後の4年間はそれまでの担当業務から完全に外れて
営業と企画を全面的に担当することとなった。
同時に東京への単身赴任。
新規分野への開拓をすべく、東京の出版社や編プロ、
そして広告代理店などの方々と公私を超えてのおつきあい。
新しい世界を垣間見ることができ、
得た知識や人脈も大きかった。

東京から盛岡の本社に異動とほぼ同時に
すべて引き継ぎしてしまったタイミングだったので退職。
今に至る。
何を言いたいかというと、人生に寄り道は無いということ。
これまで40年近くいろんなことをやってきたけど
すべて今に活きている。
「自分がやりたのはこんなことじゃない」
と感じながら我慢してしのいだ時期もあるけれど
そこで経験したことが余計に今役立っている。
人間の人生ってのは面白いなぁ。
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東京の夜

2018-05-25 | 


と言っても、
入店はもう今日になっていた。
それでも我々のために
2曲歌ってくれたPush☆Upの2人。
いい夜だったな。
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東京へ

2018-05-24 | 


今夜の花巻市のイベント出席のため
久しぶりに新幹線使って上京。
暑そうだなー(^^;
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焼き芋ソフト

2018-05-23 | 食べ物・お店


マルカンビルの新名物。
南側出入り口の「焼き芋りょうちゃん」で注文し
お金を払ってカップに入った焼き芋を1階中のカフェへ。
そのでソフトクリームを入れてもらって完成。
とろりと甘い焼き芋にソフトがベストマッチだ。

このメニュー考えついた人は天才だと思う。
もしかしたら大食堂名物の10段ソフトより
焼き芋が組み合わせてある分だけ美味い?笑
450円と、リーズナブルな極上スイーツ。
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山小屋カフェKURAKAKE

2018-05-22 | 食べ物・お店


最近花巻市郊外にオープンしたカフェレストラン。
オーナーは花巻出身、東京で建築関係の仕事をしてきたらしいが
震災を喜に帰郷して実家のリンゴ農家を継ぎつつ
自分のところで取れたリンゴを使ったランチを提供する
山小屋カフェを始めた由。



中もなかなかいい雰囲気。

注文したのはアップルバーガー。
どんなものが出てくるか楽しみにしていたところに
最初出てきたのはコゴミを使ったサラダだった。



おー!! コゴミは大好物(^^)
こりゃいいや。



で、クラムチャウダーとともに出てきたアップルバーガー。



中の輪切りにしたリンゴが入っている。
結構なボリュームだけど、フルーティーな味で美味しい(^^)

クラムチャウダーとサラダまでセットにして750縁というのも嬉しい。



敷地内の隣には陶芸家カップル「フジサキウサジ」さんたちの
工房とギャラリーが。
ここで陶芸体験もできるらしいんだな。

森の中、野鳥の声を聞きながらランチと陶芸っていいかも。
とにかく気持ちいいところなので、リピート必至(笑)
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「のみとり侍」

2018-05-21 | 映画・芝居・TV


まぁ一見
ツッコミどころ満載の、能天気ハッピーエンドになる
お色気サービスたっぷりのエンタテイメント。
でもなんかすごいキャストばかりで驚いてしまう。
斎藤工さんや大竹しのぶさんはもったいないぐらい。
山村紅葉さんの一瞬の怪演も思わずドン引き(^^; するほどだ。

でもね、これは単なるB級作品ではない。
恐らくそれだけだっだらこれだけの配役できないだろう。
この映画の本質は権力批判。
昨今の政治と官僚の迷走を見て作ったんじゃないかと思うほど。
阿部寛さんがM川元次官に見えて仕方なかった。
S川さんやY瀬さんみたいなのも出ていたよ。
ついでに、失言開き直りの強面上司も(笑)

役者さんや芸人さんたちたくさん出てるけど、
基本的には阿部寛さんと豊川悦司さんの絡みで見せる。
寺島しのぶさんの彩りも(^_-)
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花巻ひと図鑑

2018-05-20 | 世界・平和


花巻市の移住・定住ガイドブックが電子ブックで公開になった。

花巻市HPよりリンク

美しい風景は花巻じゃなくても全国どこにでもある。
おいしい食べ物や水、特産物も全国それぞれの地域にある。
でもここにしかないもの・・・「ひと」だ。
ひととひととの繋がりが地域のコミュニティを作っていく。
新しいムーブメントも、イノベーションもそこから生まれる。
移住・定住したと思っているひとが
その場所に花巻を選ぶ理由・・・繋がるひとがそこにいるから。

一昨年のマルカンビル大食堂営業復活ドキュメンタリー以来
花巻のまちにどんどん若いプレーヤーが生まれてきている。
昨年、市が主催したリノベーションスクールによって
さらにまた新たなプレーヤーが市内から、市外から現れた。
すでに顕在化したプロジェクトもあれば
水面下で計画され、組み立てられているプロジェクトも。
これからの5年間で、花巻のまちは大きく変わっていくだろう。
そんなプレーヤーたち、先駆移住者の方々など、
市外の方々が繋がりたいと思える人たちを
とりあえず今回は5人セレクト。
今後もどんどん「ひと図鑑」掲載者を増やしていく予定だ。
それだけたくさんピックアップすべきひとたちがいる。

旧花巻市だけじゃない。
以前から積極的に移住者を受け入れてきている東和町も、
イベントを仕掛け続けている石鳥谷町も、
伝統的な文化を守りながら独特の風景を持つ大迫町も、
同時進行でたくさんのプレーヤーが
これまで以上にうごめきだしている手応えがある。
まだまだPRやネットワーク、段取りなどが拙いところもあるが
そんなのは途中途中で手を入れていけばいいことだ。
そのために私もいるし、地域おこし協力隊の方々もいる。
それよりも動き出すこと、続けることが大事。
これからの花巻を共に作っていってもらえる人たちが
ひとりでもこのコンテンツに興味を持ってくれたら。

花巻を動かす人材募集はまだまだ続く。
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鳥谷崎神社金勢まつり

2018-05-19 | 神楽・芸能


花巻の鎮守、
旧花巻城址にある鳥谷崎神社には
小さなお社がいくつかある。





そのうちのひとつが金勢さま。
子孫繁栄や家内安全のほかにも
双玉の右と左、どちらを撫でるかで
商売繁昌などのご利益がある。
間違えたら大変(笑)



去年に続き、
祭式のお手伝いをしたあとは
直会での神楽奉納。
金勢まつりだけに少々下ネタ系の狂言を。
平日だったため人が足りず
一番見せたかった天王舞ができなかった。
来年こそは。
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花の季節 第2弾

2018-05-18 | 生活の風景


桜やリンゴの花が終わると、次の花々が咲き始める。
写真は円万寺観音山で撮った、雨に濡れるツツジ。
今が盛り。



シバザクラも綺麗に咲いている。
盛岡の高松の池の駐車場がいつの間にか整備されていて
池のほとりに上がる法面が一面のシバザクラだった。



自宅庭のクレマチスも咲き始めた。
もう少しすると親父が好きだったアジサイの季節。
アジサイにはやはり雨が似合う。



雨が降ったら傘をさす(笑)
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マイノリティー

2018-05-17 | 世界・平和
自分自身は身体上、戸籍上の性に違和感は全くない。
そして異性愛者で、現に結婚して30年以上になる。
しかしそんな私でも、LGBTの人たちのことや
ジェンダーについて以前からとても興味を持っている。
どんな悩みや苦しみを抱えてきたのか、
どんな差別を感じているのか、
私のような人が気づかないことがたくさんあるだろう。

統計をとったわけではないけれど
性的少数者やジェンダーに興味を持つ人は
少なくとも知る範囲においては女性が多いようだ。
男性でそういうことに興味があると公言している人は
そんなに多いわけではないのではなか?
そういう意味において
私もある意味マイノリティーなのかもしれない。
あまりあちこちでそういう話をすると誤解する人もいるだろう。
と考えると、マイノリティーの生きにくさが
ほんの少し理解できるような気はする。

でもさ。
身長が高い人、低い人、色黒の人、色白の人、
筋骨隆々の人、太った人、痩せた人、
髪、ホクロ、毛深さ、手足の長さ・・・
好きな風景やスポーツや趣味、
嫌いな仕事や食べ物や季節や乗り物、
人それぞれのこだわりやファッションなど
この世にすべて同じ人間などひとりもいない。
と考えると、
人間全てがマイノリティーとも言えるんじゃない?
世の中でマイノリティーと言われる人たちは
ほんのひとつかふたつのカテゴリーに入らないってだけで
悩み、苦しみ、差別される。
そんな社会規範なんてのは糞食らえだ。

できるだけフレキシブルな価値観を身につけていたい。
男も女も、黒人も白人も、キリスト教徒もイスラム教徒も
イラン人も北朝鮮人も、年の住む人も地方に住む人も、
みんな同じ人間なのだから。
そういえば先日のNHK特集で
純粋なホモサピエンスはアフリカ南部の人たちだけで
あとは人種問わず世界中の人間みんな
ネアンデルタール人のDNAも併せ持っているという
最新の学説が紹介されていたなぁ。
みんな同じで、みんな違う。
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