風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

カッパ淵

2014-11-30 | 散歩






許可証ゲットして
今度釣りしてみっかなー(笑)
遠野にて。
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飛行機雲

2014-11-28 | 生活の風景


夕焼けの空を切り取る
一筋の線
あんな一直線に生きられたらいいのに
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「屈折率」

2014-11-27 | 風屋日記


七つ森のこつちのひとつが

水の中よりもつと明るく

そしてたいへん巨きいのに

わたくしはでこぼこ凍つたみちをふみ

このでこぼこの雪をふみ

向ふの縮れた亜鉛(あえん)の雲へ

陰気な郵便脚夫(きやくふ)のやうに

 (またアラツディン、洋燈(ラムプ)とり)

急がなければいけないのか
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ひっつみ汁

2014-11-26 | 食べ物・お店


昨日の昼メシ。
岩手の郷土料理。
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花巻散歩

2014-11-25 | 散歩
全国の地方都市における商店街と同様
花巻(特に旧花巻市街)の商店街は凋落している。
シャッター通りという言葉があるけれど
それならまだいい方で、建物そのものが無くなり
歯抜け状態の中にアーケードだけが残る。
休日なのに人っ子一人歩いていない。
まだ営業している店も、なぜか週末は休み(^^;
これじゃ人を呼び込もうにも行く目的が無い。

原因のひとつは商店街に人が住まなくなったこと。
老舗の経営者も郊外に瀟洒な家を建てて通っている。
当然コミュニティも無くなるわな。
でもそれより大きいのは車社会なのだと思う。
目的地に車で行き、目的を果たしたら車で帰る。
寄り道どころか、ウィンドウショッピングすらしない。
公共交通機関に乏しいから車を使わざるを得ないのだが、
せめて車を置いて商店街を散歩してみれば
気がつかなかった意外なものが見つかると思うのだ。
何より、歩くということはそれなりの格好が必要となる。
ジャージにサンダルで車に乗るのとは訳が違うから。
ちゃんと恥ずかしくない服装を選びたくなるよ。
おまけにこの季節は寒いし(^^;
散歩する人が増えれば服も売れると思うんだけどな。

ということで、昨日ふと思いついて上町商店街を歩いてみた。
生涯学習会館に車を停め、市役所から上町~御田屋町~仲町のコース。

10年ほど前に整備された大堰川プロムナードを歩いてみる。
改めて歩いてみると、なかなかいい景色の散歩コースだ。















マンションを背景にした古いお寺は専念寺。
宗教学者で有名な山折哲雄さんの実家だ。



蔵の白壁も小春日和の日差しに映えて美しい。

専念寺から道路に上がったところに喫茶店発見。







なんとウチの母ちゃんが高校時代にデートした店とのこと。
まだ残っていたことに感激してさっそくコーヒータイム。







「喫茶あれい」はもう41年も営業しているのだそうだ。
しかも朝7時半からの営業で年中無休。
コーヒーもココアも懐かしい味。
ところで、さっきからカウンターにいるマスター
どこかで見たことがある人だと思っていたら・・・
なんと息子達が小学校の頃にPTAで一緒だったお父さん。
えー!? この店やってる人だったの?笑
と、しばし懐かしい話に花が咲く。
「高校時代時々来ました」というお客さんも多い由。
こんな会話がコミュニティなんだねぇ。

店を出、上町~御田屋町~仲町へ。
古い、懐かしい建物や通りがまだまだ残っている。



ここはかつての医院。



教会と石倉。



ここもかつて個人医院だった家。



古い飲み屋長屋はもうどこも営業していないが
かつての賑わいの名残のようなものは感じた気がする。

今回はあまり長い時間の散歩じゃなかったけど
もっとゆっくり歩くとまだまだ新たな発見がありそう。
シャッター街だとか、寂れてしまったとか、昔日の面影が無いとか
昔と比較して批判する前に、一度ぶらぶら歩いてみようよ。
何かしら面白い発見があるはず。

次回は吹張町~末広町~駅前大通りを歩いてみようか。
興に乗ったら鍛冶町へ足を伸ばしてみるのもいい。
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岩手県公会堂

2014-11-24 | 文化




一昨日のイベントが行われた岩手県公会堂は
昭和2年にできたという、かつての県の迎賓館。
当時のままの造りで現役の公共施設だ。
(普通なら保存建物として扱ってもいいぐらい)
一時は県議会で取り壊し論争も起きていたが
壊してしまえばそれっきりで文化も残せない。
素晴らしい歴史文化遺産だとおもうので
いつまでも残しておいて欲しいなぁ。





重厚な造りの内部。
建築当時は一般人なんか入れなかったんだろうなぁ。



たぶん閲兵に来県したと思われる昭和天皇の写真。



貴賓室、外套室などの扉の札も珍しい。

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エルマンダ~融合~

2014-11-23 | 神楽・芸能






昨夜、岩手県公会堂で開催された
ナカタカヨコ フラメンコ舞踏公演は素晴らしかった。
我々上根子神楽もちょっとだけ参加させてもらい
一流のプロと共演できたのだが、
若い連中には大きな刺激になったと思う。

スペインでも一流というラファエルのギター、
公会堂中に響き渡るホセの歌声、
SAYAKAさんの音が飛び回るバイオリンと優しい歌声、
史朗さんの力強いステップの踊りと手拍子、
GENKIさんのエロい踊り(笑)とパーカッション。
そして見事に融和していた黒沢さんの津軽三味線。
ひたすら踊り続けたナカタさん。
すべてが素晴らしく惹かれるものだった。

何より演奏や踊りはもちろん、
あれだけの舞台を作り上げたのはすごい。
若い連中ばかりじゃない。
自分自身が一番インスパイアされた気がする。
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いよいよ

2014-11-22 | 神楽・芸能
今日です



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追悼

2014-11-21 | 映画・芝居・TV
「人を動かすのは金でもないし力でもない」

「人間が人間を想うというのは、最も美しいことだと思う」

「人と出会うには待っていてはダメ
 人と出会ういい風が吹く方に自分から行かないと」

昨夜のNHK「クローズアップ現代」内で
元気だった頃の高倉健さんが語っていた言葉だ。
不器用だけれども、
流されること無く真摯に、謙虚に、
そして周囲の人たちに感謝しながら生きる。
そんな健さんの生き方や役柄は
国境をも超えて多くの人たちの心に残っているはずだ。

でもね、どれだけの人たちがそう生きているだろう。
たくさん金が欲しい、地位が欲しい、人の上に立ちたい、
要領よく、損をせず、勝ち組になりたい・・・
生き方がそういうベクトルである人たちのほうが
今の日本ではマジョリティじゃないかな?
それは健さんとは正反対の生き方だと思うのだが。

健さんの生き方、人となりはまるで宮沢賢治の「雨ニモマケズ」
朴訥で、言葉少なに、でも周囲の人たちを思いながら生きた。
べつにみんながみんなそう生きなくても良いとは思うけど
でも真摯さ、謙虚さと周囲への感謝は忘れるべきじゃないし
古来日本人が持つ基本的生き方だと思うんだ。
(日本人だけじゃないけどね)
ワタシも、不器用でいい。得しなくてもいい。
要領なんて良くなくてもいい。
食っていけて、布団で寝られて、人に迷惑をかけず
できれば多少でも誰かの役に立てる仕事がしたい。
健さんほど立派な人間には足下にすら追いつけないけど
少なくとも方向性だけは間違っていないと
勇気づけられる存在ではあった。

ありがとうございました。
合掌


ところで、冒頭の健さんの言葉だが
アベさんはじめ、
今の政府要人たちはどんな風に聞くのだろう。
「意味が分からない」「そうは思わない」
のであればそれはそれで個人の考え方だからいいけれど
「まったくその通りだ」と思う人がいたら・・・
その人は自分がわかってないんだろうな。
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盛岡点描

2014-11-20 | 散歩


昨日は盛岡へ。
ちょいと空いた時間を利用してぶらぶら。
上は南部鉄器の老舗「盛久」の店構え。











これらの写真を撮ったのは、すべて盛岡の官庁街。
県庁や市役所、地銀の本店などのすぐそばの
路地を1本入ったところだ。
なかなか人目にはつきにくいが
(市民でも知らない人、多いんじゃないかな?)
こんな風景がまだまだ残る街ではある。



季節は晩秋から初冬へ。
このところ最低気温が氷点下になってきた
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呆れた政局・・・予想はしてたけど

2014-11-19 | 世界・平和
野党時代には消費税増税と政治改革1セットの三党合意を迫り、
与党になったら政治改革の「か」の字も無くその約束を踏みにじる。
特定秘密保護法も集団的自衛権容認も原発再稼働も
そして沖縄の米軍基地辺野古移設も
国民の意見を聞くふりだけで反対意見に耳を貸さずに強引突破。
日銀や財務省には金融緩和を働きかけておきながら
財政再建や社会保障制度の財源となる消費税増税を棚上げし
見事なまでのはしご外しをやってのける。
そして今度は自らの経済政策失敗が大事になる前に
年末でみんなが忙しい時を狙っての衆院解散→総選挙。
しかも自分を批判した政府内部の自民党員の公認外しを指示。
どんだけ自分勝手なんだろう。

これまで政権をもてはやしていた
○潮社や○春の週刊誌も「ジコチュー解散」の大合唱。
起死回生の日中関係改善も習主席に仏頂面されて顰蹙買ったし
(習氏にしてみれば、自国内の機運が高まらないと関係改善は無理)
北朝鮮拉致被害者調査もまったく結果を出せずに翻弄されている。
あっと驚く逆転満塁ホームラン狙って
盲滅法バットを振り回したけど、球にかすりもしなかったって感じだな。

とはいえ野党もどうかと思うよ。
連合を主要支持母体としている民主党と維新の会やガチ保守のみんなの党が
「野党結集」と言っても単なる数合わせにしか見えない。
政策論争する以前の問題のような気がするのだが?

なんぼデフレが治まり、株価が上がり、円安によって輸出産業が伸びても
社会保障の先行きが不安なままだったら絶対に消費は増えない。
将来に不安を感じて貯蓄が増えるだけだからだ。
まずはきちんと時間をかけて国民に説明してから、
社会保障費確保のために消費税率を上げるべきだろう。
ただしupする2%はすべて社会保障費に当てるべし。
金融緩和や経済対策費として大盤振る舞いした尻拭いは
増税で国民に負担を強いるのではなく
議員定数削減などの政治改革や政府関連団体の削減など
自分たちでなんとかすべきだろうな。
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いよいよ今週末

2014-11-18 | 神楽・芸能




盛岡出身のフラメンコダンサー中田佳代子さんと
我々上根子神楽が初コラボするイベントは
22日土曜日19時から、岩手県公会堂で。(前売り5500円)

我々の出番はほんのちょっとだが、
他分野の舞踏とのコラボは初めてとなるので
みんなそれなりに力が入っている。
うまくいくようなら他の地域でもやってみたいが
まずは果たしてマッチするかどうか。

コラボする演目は「鐘巻」の一部。
舞手は清姫役がうちの長男、安珍坊役が次男、
蛇はワタシの同級生K。
胴前(囃子方)も20代の若手(太鼓は10代)が担う。
若手神楽衆の新しい挑戦。
お近くの方はご来場の上、応援していただけたらと思う。

ワタシは幕内でキュー出し役(笑)
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2014-11-17 | 生活の風景






霜柱も。
今朝の盛岡の最低気温は-1.6度。
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初冬の日曜日

2014-11-16 | 生活の風景


西の山々は真っ白。
冷たい風が吹き下ろしてくる。
木々ももう冬だねぇ。

何のためかよくわからない今度の解散を
密かに「アベノミクス失敗隠蔽解散」と呼ぼう。
大本営発表では景気は上向きらしいけどね。
これから年の瀬なんだけど、
国民の都合なんかこれっぽちも考え無いんだね。
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「抱擁、あるいはライスには塩を」

2014-11-15 | 読書




表面的に見えることにも
どんなことにも、裏側はある。
本人にしかわからない、
どんなに近しくても他人にはわからない
裏側がある。
一人称では語られることの無い
(その代わり推し量る方向が違う)
ひとつの家族を俯瞰した小説。

おとぎ話に見えても
非現実的なフィクションに見えても
その裏側を知ると現実でしかない物語。
時折出てくる社会の出来事が
それを物語る。

そして非情な時間。
誰にでも等しくあるゆっくりした時間の流れ。
個人的には、絹さんの独白が心に残った。
歳のせいかも知れないが。
この小説のなかで、
時間の流れを体現している
(というか時間のメタファーとなっている)のは
子どものころから変わらない陸子なのかも知れない。

「抱擁、あるいはライスには塩を」上・下
          江國香織:著 集英社文庫
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