風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

ヒゲ

2022-05-31 | 生活の風景

高校時代はバンカラの流れで無精ヒゲを伸ばしていた。
大学時入ってもしばらくはそのまま。
浪人してきた同級生から敬語で話しかけられた😅
当時のあだ名は「クマ」「ヒゲ」「プーさん」などなど。
大学2年からは口ヒゲだけにした。
サンタナなど、ラテンアメリカの人たちの風貌に
憧れがあったのも理由のひとつだった。
大学3年の夏に剃ってしまってからはヒゲなしで35年。
会社勤めでもあったし、
今みたいにヒゲが市民権を得てもいなかったから。

会社を辞めて1年ほど経ったある朝
剃刀でヒゲを剃っていて、誤って顎先を傷つけた。
数日顎だけヒゲを剃れずにいたら、生えてきたのは白いヒゲ。
「面白い😁」と思って、それからは顎ヒゲを生やし続けている。
時折口ヒゲやもみあげからのヒゲも伸ばしてみたのだが
整えるのが面倒になりすぐに中断、今に至る。
中学校の頃、ふざけてガラス窓に突っ込み、
顎を切って5針ほど縫った傷跡が今も残っているから
ちょうどヒゲで隠れて都合もいい。

先日、ラジオを聴いていたら
女性パーソナリティーが男性パーソナリティーに
「男性はどうしてヒゲを生やすのですか?」と聞いていた。
「ワイルドに見えるから?」などと答えてはいたが
実際のところどうなんだろう。
私の場合は傷隠しと、少しでもヒゲ剃りを楽にしたいから?
(整えるのもそれなりに面倒だけど)
ただ「白いヒゲだから」というのもひとつの理由。
黒い髭よりは目立たないので。
できるなら他の部分のヒゲも髪も早く真っ白にしたいものだ。
黒より清潔感ありそうに見えない?

先日読んだ「トランス男性による トランスジェンダー男性学」の中で
「トランス男性は顔が幼く見える」という記述があった。
30代なのに中学生と間違えられた例もあるという。
身長も低いし、顔の作りが基本的にゴツくないからだろう。
これまでトランス男性を公表している人たちの顔を何人かみたが
それらの人々にはヒゲ率が高かった。
それは、殊更シス男性に近づこうとワイルドにしているのではなく
幼く見える顔をカバーするためなのかもしれない。
そう考えると、ヒゲは見た目の印象に大きく関わる大事なアイテムだ。
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乗り物好き

2022-05-30 | 

全国的に(世界的にも?)鉄道マニアは多い。
撮り鉄、乗り鉄、呑み鉄?
惹かれているのもSLだったり、新幹線だったり、
ローカル線や寝台車、国鉄時代の車両などなど・・・。
Nゲージなどの鉄道模型のファンも多いよね。
私も実は密かに鉄道が好きだ。
まぁ「好き」というだけで、マニアってほどじゃないし、
そこまで人生を賭けているわけではない。
それでも旅は車より電車を選ぶ。

私の場合は、新幹線にはほとんど興味がない。
在来線に比べると比較的新しい路線だから
どの駅も同じ時に建てられていてかわり映えしないし
高架線を走るスピードが速すぎて車窓風景もつまらない。
乗るならやはりローカル線だ。
季節ごとの表情を眺めながら自然の中を走るのもいいし、
家々の軒先を掠めるようにゆっくり走るのも悪くない。
そして何より、ローカル線の駅そのものに萌える。
ホームも駅舎も古ければ古いほどいい。
木造で、木のベンチがあって、昔の改札の痕跡がある。
ホームや駅舎には木の看板。
駅前には店先で休める何でも屋がポツリ。
いいなぁ。
もしかして私は鉄オタではなく駅オタなのかもしれない。

船も好きだ。
豪華客船などではなく、例えば離島に渡る連絡船みたいなやつ。
沖縄で本部港から伊江島にわたった時
石垣島から竹富島へ渡った時の船がとてもよかった。
船体に厚く塗られたペンキ、ところどころ潮で焼けた錆。
甲板では潮の香りとうねる波、遠くの島々。
「マドロス」なーんて古い言葉を思い出したりする。
港の雑然とした感じもいいよね。
東京の日の出桟橋でも、どこか鄙びた雰囲気が感じられる。
生まれ変わったら、沖縄や瀬戸内の島々を巡る
連絡船の船長ってのもいいな。

10年ほど前から自転車にも興味がある。
きっかけは火野正平さんの「日本全国こころ旅」だったが
その後、輪行に憧れるようになった。
折り畳んだ自転車を抱えてローカル線に乗り、
着いたまちをポタリング。
ちいさいまちでも、盛岡ぐらいのまちでもいい。
(東京や仙台あたりは公共交通機関が整っているのでそっちが便利)
ぶらり、ゆったりと自転車で走ってみたい。
もちろん花巻のまちも、自転車にはちょうど良いスケール。
歩くより行動範囲が広がるし、
車で走るだけでは見えない風景が楽しめる。

ということで、季節も良いので
今折り畳み自転車を手に入れようかと画策中。
最初の輪行は盛岡か、それとも釜石線や北上線などローカル線か。
手に入れる前からワクワクしているのだ。
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もしも...

2022-05-29 | 社会
もしも私が総理大臣だったら

・日本国憲法は改正する。
 ただし憲法第24条の
 「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、
  夫婦が同等の権利を有することを基本として、
  相互の協力により、維持されなければならない」
 の「両性」を「双方」に直す1ヶ所だけ。
 あとは憲法9条はもちろん、
 他の条項を最も大切なものとして堅持する。
 
・電気、ガス、水道、JRなどの社会インフラを国有化。
 (エリア限定の私鉄などは民営のまま)
 効率や収益重視ではなく、国民生活利便性中心の経営で
 社会安定化を図る。
 ITなどの通信関係は現状のまま民営とする。

・国全体で食料自給率100%を目指し農林漁業の振興を図る。
 食料自給率UPは武器よりもミサイルよりも、最も大切な国防対策。

・自衛隊は必要最小限の携帯装備のみの防衛体制とし
 名称を「国際援助隊」に変更した上で、
 主な活動内容を世界中(どこの国でも)の災害や支援とする。
 同時に国家予算の「防衛費」を「国際援助対処費」として
 GDPの1%以下に抑える。

・日本の将来への先行投資を重視し、教育費をGDP10%以上とする。
 (企業に投資を呼びかけてるように国も人材に投資すべき)
 高等教育を希望する者が誰でも享受できるよう
 国立大学およびその大学院の入学金、授業料は無料、
 私立大学や専門学校のそれらは現在の1/10とする。

・現在の年金制度は堅持しつつ、
 それに加えて、65歳以上のすべての日本国民に対して
 毎年100万円のベーシックインカムを始め、
 老後不安を解消することによって一般消費を喚起する。
 また医療費自己負担は18歳未満無料、18歳以上は1割とする。
 それら財源として消費税を20%とする。

・防災上や国民のQOL向上、地方活性化のため東京一極集中を避るべく
 首都圏や関西圏の都市部より地方本社の企業の法人税を軽減する。
 それによって本社を地方に移転する企業には一定の補助金を支給する。

・選択的別姓と同性婚を制度化する。

・外交的には、西側との同盟関係は維持しつつ 
 中国や北朝鮮を含むアジア諸国や途上国とも友好関係を構築する。
 ただし全体主義、専制政治の国には民主化を働きかける。

・そして何より大切にすべき理念を日本国憲法に置く。
 (ホントはそれが当たり前だけど)
 そしてその中でも以下の条文を未来永劫の日本のアイデンティティとする。
「日本国民は、国家の名誉にかけ、
  全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ」(序文)
 「国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。
  この憲法が国民に保障する基本的人権は、
  侵すことのできない永久の権利として、
  現在及び将来の国民に与へられる」(第3章11条)
 「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、
  この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ」(第10章99条)


さて、支持率はいかほどになるだろうか。
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カフェ「優しい時間」

2022-05-28 | 食べ物・お店

またまた新しいカフェ。
花巻市役所から鳥谷崎神社へ向かう途中にできた
とても眺めが良い静かなカフェ。
実はここのオーナーは蕎麦店の老舗「嘉司屋」の奥様。
息子さんに店の切り盛りを譲った後で
昔からやりたかったカフェを開くことにしたとのこと。
新たな人生のチャレンジにが素晴らしい。
今は娘さんと一緒にカフェを運営している。
店名は人気のあったドラマから。
親子ともども嵐のファンなんだって😁


もちろんスイ爺(スイーツ爺)は黙っちゃいない。
まずはパンケーキを。
シフォンケーキのようなふわふわ😊で甘さ控えめ。
こりゃいいや😋
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「トランス男性による トランスジェンダー男性学」

2022-05-27 | 読書

トランスジェンダーとは、
単に生まれた時に割り振られた性が自認の性と違うだけじゃない。
自認の性になれた時にすべてが解決するわけでもない。
シスジェンダー(割り振られた性と性自認が一致)女性コミュニティや
レズビアンコミュニティから抜けても
シスジェンダー男性コミュニテイにはなかなか入れない。
男性として生きてきた経験が少ないからでもあるし、
一部のシス男性がフェミニズムを「男性批判」と捉えていることに対し
心情的にはフェミニズムに立場が近いトランス男性が
フェミニズム批判も男性批判も自らのアイデンティティに関わることとなり
口を閉さざるを得ないという状況にもよる。
性自認は男性だが、シス男性として見なされたくない人もいる。
そんな場合、その人はどう生きればいいのだろうという
悩みを心の奥底に抱え込むことになる。

本書を読んで眼からウロコというか、大いに驚き学んだことは
女性から男性になったことにより本人が体験したことだ。
・女性から距離を取られるようになる(電車などで近くに座らないなど)
・夜道を警戒せずに歩きやすい(夜中にコンビニに行ける)
・専門家でもないのに発言が尊重されるようになった etc...
そしてホルモン治療による自分の体の変化。
・声変わりが始まる
・食欲と性欲の増加
・筋肉質になり、体毛が増え、血管が浮き出る etc...
これらは当事者だからこそ、
というか当事者でなければわからないことだ。
特に性欲に関してはかなりの驚きだったようで、
女性だった頃と比べて量も質も変わり、もがき苦しむほどだったという。
これらの気づきは当事者ではない私には驚きで、
「自認の性になれてよかったね」と簡単に言えない状況だ。
単に男性と女性2つのうちどちらかとは言えない、性の複雑さがわかる。
(もちろんXジェンダーやノンバイナリーの方々もいるし)
そういうことを知るだけでも本書を読む意義がある。

ところで本書はトランスジェンダーについての説明より
「男性学」という考え方についての方にボリュームを持たせている。
それもトランス男性目線から見た男性学だから
シス男性である私にとっては、ある意味外から目線の内容で
なかなか興味深い考察がなされている。
ただ残念なのは(恐らくシス女性から見たシス男性のイメージで)
「覇権的男性性」をシス男性の多数派と見なしていること。
実際には必ずしもそうではない。
というより、現代においては「従属的男性性」や
「周縁的男性性」の方が多数派ではなかろうか。

また、シス男性のコミュニティの中に入れないという
トランス男性の孤独についても書かれているが、
果たしてシス男性にはコミュニティが存在するのかという疑問も
生まれてからこれまで60年男性だった私は感じた。
本書にも書かれているが、
シス女性コミュニティでは自らが抱える悩みなどについて
お互い話し合われるらしい。
しかしシス男性コミュニティではほとんどそういうことがない。
他人に弱みを見せることを良しとしない風潮がある。
シス男性コミュニティに見えるのは
多くの場合内に秘めた競争意識だったり、見栄の張り合いだったり
少なくとも支え合い、一緒に泣く文化はほとんどない。
ある意味、トランス男性だけではなく
シス男性も孤独を抱えているとも言える。

ともかく「生理の辛さを知っている」「痴漢の怖さを知っている」
「戸籍が女性というだけで差別されていることを知ってる」という、
過去女性だった経験を持つ男性というだけで貴重な存在だろう。
彼らの言葉に耳を傾けることこそ大事なことではなかろうか。
たぶんシス男性(シス女性も?)知らなかったことが語られることで
新しい認識を持つことができる。
おどろいたことがもうひとつ
レズビアンだった女性が男性に性転換した結果
ゲイとして生きる例が多いということ。
その辺をもう少し心理的に深く知りたいと思った。

なお、性転換について当事者ではない人は
性転換手術がmustという認識の向きも多いと思うが
FtoM(女性から男性)の場合はホルモン治療だけとか
ホルモン治療と胸の切除だけの人も多いという。
著者はホルモン治療を始めて3ヶ月で
周囲からはほぼ男性とみなされるようになったとのこと。
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編集の仕事

2022-05-26 | 仕事

「あなたの仕事はなんですか?」と尋ねられることがある。
「メディアのプロデュースとか、編集やディレクションとか・・・」
と答えることが多いが、実際にはライター仕事も多いし
なんなら依頼によってはメディア以外のイベント系プロデュースや
セミナーや講座の講師、プランナー的仕事もある。
たまに(設備購入費を少しづつ賄うぐらいの)お金をいただいて
音響の仕事を行うこともある。
もはや何屋なのかよくわからない(^^;

一応自分では「編集者、エディター」だと思っている。
プランニングも講師も音響の仕事も
ある意味情報だったり音だったりの編集でもあるからだ。
そして最近一番感じているのは
ノンフィクションライティングもある意味編集だなぁと。
編集の仕事というのは料理と似ている。
良い素材を集め、その素材を生かすべく料理する。
まさに編集だ。

編集者に最も必要なことは何かということを最近考える。
コンセプトも大事だし、ターゲットをきちんと捉えることも大事。
素材の良し悪しを見極める目も大切だし、
それを生かして料理するスキルも必要不可欠だと思う。
でもね、それ以前に一番必要なことは何なのか
ごく最近自覚してきたことがある。
それは対象となる情報やコンテンツに対する興味だ。

元々好きなことや好きなジャンルはもちろんのこと
初めて触れる世界への興味や知識欲がもしかして一番大事?
編集作業によって10のことを表現する場合でも
実際に調べたり、取材したりしてして知る知識はその何倍も多い。
興味があるからこそ深掘りして調べる。
資料も集めるし、本を読んだり話を聞いたりする。
そのことについてなら
相手に嫌がられるほどいくらでも話ができる。
それまで知らなかったことに触れるのはとても面白い。
そういうことを面白がることこそ一番大事なことじゃないのか。

花巻まち散歩マガジンMachicocoを主宰している。
そのために花巻のまちについて、知識や歴史を調べていくと
まちの成り立ちやこれまでの経緯、今の姿がとても面白い。
3月に納品した湯口郷土史講座講演集も
その延長線上というわけではないがとても面白かった。
今連載している週刊金曜日の記事も
当事者の話がとても新鮮でますます深く知りたくなる。
新たにプレゼンする企画も、
そのためにいろいろ調べてみるといつしか没頭してしまっている。

編集という仕事に最も必要なこと。
それは読者目線とともに
向き合っている事象や情報を面白いと思える
好奇心なのかもしれない。
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「Smile」

2022-05-25 | 音楽
Smile though your heart is aching
Smile even though it’s breaking
When there are clouds in the sky,
You’ll get by・・・

   「Smile」より
    lyrics:John Turner/Geoffrey Parsons
    music:Charles Chaplin

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振り返ってみると

2022-05-24 | 風屋日記
これまでの自分の人生は総じてとても楽しいものだった。
志望校だったかどうかはともかく、
とりあえずスムーズに高校から大学へ進み、
就職して2社目では25年勤めて経営にも携わった。
結婚し、息子2人との時間は特に楽しかった。
小学校の頃から野球や神楽で一緒に過ごしてきたし、
高校大学では野球やアメフトの追っかけも。
今は孫たちにも恵まれ、フリーで好きな仕事もできている。
これ以上のことを望んだらバチが当たりそうなほど。
もちろん辛かったことも苦しんだことも多々あったけど
今となっては些細なことに思える。
もう一度生まれ変わっても、同じ人生で良いとすら思う。

でもね。
細かく思い出すと後悔がないわけじゃない。
自己肯定感に欠けていた中学時代の諸々はもちろんのこと、
例えば高校で野球を継続しなかったこととか、
(野球じゃなくても、応援団幹部とか吹奏楽とかやれば良かった)
大学受験に際して、親に逆らい切ることができずに
自分の希望進路を貫徹できなかったこととか、
(結果、入った大学にはイマイチ馴染めなかった)



20代の後半始めたアメフトを、
子どもたちと一緒にいることを選んでやめてしまったこととか。
(当時は隔週での週休2日だったので、日曜が貴重だった)

思い出してみると
後悔していることはその時の瞬時の選択の失敗によることが多い。
直前まで考えていたことをいきなり変えたり
言われたことですぐに自分の考えを引っ込めたり。
もちろんその時はそれなりに考えた結果ではあるのだけれど、
前から考えていたことを粛々と進めていれば
もしかしたら今になっての後悔はなかったのかも知れない。
確かにどんな選択をしても後悔することはあるのだろうが
どうせ後悔するなら、
やらない後悔よりやった後悔にしたいワタシとしては
相当時間がたった今になって、ふと思い出したりするのだ。

もうこの歳なので
これらは「後悔」ではなく「反省」なのかも。
様々な角度からじっくり考えたことは
直前になって「待てよ」と思い返すと失敗につながる。
買い物でもなんでも、「待てよ」の時点で視野が狭くなっている。
思いつきで突然何かをぱっぱか行う時期は過ぎた。
歳相応に、じっくり考えて粛々と日々を過ごすことを考えよう。
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朝ドラ

2022-05-23 | 映画・芝居・TV

NHKの朝ドラ(連続テレビ小説)を見始めたのは
2014年8月に会社を退職してからだから自分的にはまだ8年。
それまでは土曜日にたまに目にするだけで
ストーリーも何もわからなかった。
今は朝BSや夕方総合テレビで古い朝ドラを再放送しているから
新しい朝ドラとともに遡って改めて見ていることになる。

朝ドラは1年の前半が東京で、後半は大阪で作られる。
最近の東京制作では「なつぞら」、
大阪制作では「おちょやん」「カムカムエブリバディ」が傑作だった。
基本的に朝ドラは女性の生涯を描くことが多いけれど
それらはかつての朝ドラのような「苦労して報われた女性」ではなく
それぞれの登場人物の心情まで深く掘り下げていた。
優れたヒューマンドラマになっていたのだ。

朝ドラのストーリーにはいくつかのパターンがある。
初めの導入時に主人公が水に落ちるとか(笑)
子どもの頃はおてんばで周囲を困らせる存在だったとか。
で、その父親は大概優しく見守る存在だ。
今放送中の「ちむどんどん」も、水にこそ落ちないが(笑)
このパターンを踏襲している。
新しいドラマが始まるたびに苦笑しながら続きを見ていくことになる。

もうひとつ、最近気づいたことがある。
特に東京制作ドラマに顕著だが、
主人公の出身は茨城だったり、北海道だったり、宮城だったり、
その後長じて必ず東京に出、主な舞台は東京になる。
(大阪版はそれほど大阪に舞台を移すわけではない。例:マッサン)
どうも
「地方出身の人たちは東京に来て自分の人生を見つける」
バイアスがかかっている気がしてならない。
「ちむどんどん」は沖縄の本土復帰50年に合わせることから
日本(東京)と沖縄の関係性を描きたいのかもしれないが
それにしても「東京なら自己実現できる」的物語のような気がして
どうもイマイチ入れ込めない。

かつて花巻を舞台にした映画を作ることになった。
結果的に「マルカン大食堂の贈り物」になったのだが、
その前に(東京のスタッフから)提示されたストーリーが
「花巻で鬱屈していた女子高生が東京に就職する」
という物語となっていて違和感があった。
結果そのストーリーは却下になったのだが
都会から地方を語ると
どうしてもそうなっちゃうのかなぁとふと感じた次第。
かつての一極集中がトレンドだった時代なら
それでも良かったのかもしれないけれど
現代はそうじゃないと思うんだなぁ。
東京から地方に移住する話でも良いんじゃないかなぁ。
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運転免許返納について考えてみた

2022-05-22 | 社会

先日こんなニュースがマスコミに流れた。
論調は概ね好意的に伝えられたものだった。
確かに、まだ高齢者扱いになっていない私ぐらいの歳でも
若い時ほど機敏な動きはできなくなっているし
歳を重ねるごとに判断力も徐々に鈍ってくるのだろう。
池袋の事件を契機に、高齢者の運転が問題視されているから
この流れもムベなるかな。

でもね、確かに都会では車がなくても支障ないかもしれないが
公共交通機関に乏しい地方では車なしの生活は難しい。
買い物をする店すら歩いていけるところになかったりするのだ。
特に農家は機械を運んだり、出荷したり、必須アイテムだ。
全国的に農家の平均年齢は高いから、高齢者運転は当たり前。
中には90歳を超えてまだ現役の人もいる。

高齢者運転問題は、それだけでは解決できないだろう。
農業後継者問題や公共交通機関の問題も孕む。
農業後継者問題は日本の食料自給率にも関わってくる。
公共交通機関は民間だけでは解決が難しい。
それだけ奥が深い問題を、
単に免許返納すればいいと考えるのは浅慮だろう。

さて西川きよしさんは75歳とのこと。
私もあと13年か・・・。
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性的指向と性自認のリアル さまざまなわたし vol.2

2022-05-21 | 仕事

月イチ連載第2回目が掲載された週刊金曜日が出た。
今回から当事者ひとりひとりを取り上げるが
最初にとりあげるのは性的マイノリティを公言している
盛岡市議会議員の加藤麻衣さん。
今回に限り、実名を出してのルポとなる。

ご自分の幼少期からの体験と
これまでの活動についてがメインだが
お話を聞いていて、その強い信念にリスペクトを感じた。
議員としての活動の仕方もなかなか面白い。
こういう方が選挙で上位当選できる盛岡というまちに
これからの可能性を感じたり。
とにかくいろんな方の話を伺う仕事だが
間違いなく自分が一番勉強させてもらっている。
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イーハトーブ音楽祭2022

2022-05-20 | 音楽

2年ぶりに夏フェス開催予定。
もちろんコロナ対策を講じての開催となり、
もしかしたら出場組数は以前より減るかもだけど、
鬱屈したこの2年間を吹っ飛ばすようなイベントになればいいなぁ。
夏のひととき、音楽で楽しみたい人はぜひエントリーを❗️
もちろん見に、聴きに来るだけでもいいけど
出た方が楽しいよ、きっと。
エントリー申し込み締切は6月17日必着❗️
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小さな恋のメロディ

2022-05-19 | 映画・芝居・TV

確かまだ小学生だった頃、女の子たちの間で
マーク・レスターという子役の男の子が人気だった。
こちとら、まだまだ泥だらけで遊びたい盛りのガキだったから
名前は知っていたが「へんっ」てな感じで興味なし。
どうやらそのスターはこの映画に出ていると知ったけれど
映画そのものもアイドル映画みたいに思えて
当時は興味なく、見もしなかった。

先週、BSでこの映画が放送された。
タイトルと、懐かしい子役の名前を見て、
ふと見ようという気になった。
平日だったので録画し、週末ゆっくりと鑑賞。
案外いい映画だったな。
しかもこれはアイドル映画でもないし、
子ども向けの映画でもない。

取り繕ってばかりで肝心なことに答えない教師、
子どものためと言いながら、子どものことをみていない親たち。
そんな幼い頃、ぼんやり感じていた大人たちへの理不尽な思いが、
この映画ではちゃんと描かれている。
自分もそんな子ども時代の感覚を忘れていた。
子どもには子どもたちの世界がある。
そのことも。
そんな映画を作った大人たちをリスペクト。
どこか、映画「糸」の前半部分を思い出させる作品だった。

マーク・レスターは私よりも2歳上、
相手役のトレイシー・ハイドは1歳上、
2人とももう役者はやめて、それぞれの道を歩んでいるとのこと。
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音楽の楽しみ方

2022-05-18 | 音楽


私が高校生ぐらいの頃
ロックやフュージョン、ジャズをよく聴いていた。
居間には父親が買った、当時流行の4チャンネルステレオがあり



家族で音楽(バロック音楽など)を聴く時はこれだったが
自分が好きなジャンルを聴くのはもっぱらラジカセ。


FMラジオからエアチェック(死語?😅)したり
図書館で貸し出していたアナログレコードから
自分のカセットテープに録音したり、
(音質を求めてメタルテープ使ったことも)
友人が持っているレコードを録音してもらったり。
小遣いで買ったレコードは大切にした。

ジャケットにはビニールをかぶせたまま保管し
針を落とす前にはスプレーとブラシで埃を拭った。
本当は、プレーヤーやアンプ、チューナー、スピーカーなど
それぞれ気に入ったメーカーの機種で揃えた
自分なりのオーディオを揃えたかったが、なにせ金がない。
電気店で様々なメーカーのカタログをもらってきては
大事に大事に音楽を聴きながら眺める日々だった。

大学入学にお祝いにステレオを買ってもらえることになった。
とはいえ、夢のオリジナルコンポは夢のまた夢。
すべてセットになったモジュラーステレオを買ってもらい、
しばらくは狭くて古いアパートでそれで音楽を聴いた。
大学4年になる頃にはCDも出てきたので
ソニーのセットコンポをアルバイト代で買ってきた。
(モジュラーステレオは友人に)
就職した後も、このミニコンポは重宝した。
当時出始めのHi-Fiビデオプレーヤーからこれに繋ぎ
MTVなどの映像とステレオからの良い音を楽しんだものだ。
もうこの頃はアナログレコードは聴いていない。

MDも重宝した。
MDプレーヤーまでセットになったビクターのミニコンポに買い換えて
レンタルCDからダビングをしていた。
実は当時のMDやこのミニコンポはまだ持っていて
時々聴いたりしてもいる。
モバイルMDプレーヤーはどっかいっちゃったけど。

最初にipodを買ったのはいつだったろうか。
最初の頃の大きいものではなく、
シャツのポケットに入る程度のnanoもまだ持っている。
iPhoneに入れた音楽を聴くようになったのはつい数年前だ。
ただ、近頃主流のサブスクは元より
配信で曲を買ったこともない。
以前書いたけど


ジャケットデザインまで含めての音楽だと思うから。
それと、かつて大事に大事に聴いていた音楽が
簡単に消耗品として扱われている現状にも抵抗がある。
聞くところによると、
サブスクで音楽を聴く人の中には
感想のギターソロなどを飛ばして聴く人もいるのだとか。
さすがにそれは違うと思うんだなぁ。
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光(ミツ)カフェ

2022-05-17 | 食べ物・お店

麦畑とりんご畑に囲まれた、
空が広い田園地帯の一角にあるカフェ。
3月6日にオープンしたばかりの新しいお店だ。


お店の名前はオーナーの光子さんから。
以前からカフェをやりたくて場所を探すうち
この風景に出会ったのだそうだ。


風景とマッチするように、
店内には光子さんが好きだというお花がいっぱい。


店中のお花と、窓の外の広い風景。
流れているのは宮沢賢治にちなんだゆったりした音楽。
この店ではスマホをしまい
時間を忘れてぼんやり外を眺めたい。


ランチには「まんじろうのリンゴカレー」。


スパイシーな中にリンゴの甘味を感じる。
「まんじろう」さんとはそのリンゴを育てている方とのこと。


ベイクドチーズケーキもしっとりコクがあって美味しい。

忙しい日常の合間ではなく、
ゆっくり気持ちを解放したい時に訪れたい場所だ。

光(ミツ)カフェ
岩手県花巻市円万寺板橋39-9
10:00〜17:00 火曜日・水曜日定休
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