風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

朝焼け

2007-11-30 | 風屋日記
朝焼け

透明に凍る空気。

滲む朝焼け。

早くも今年3度目の-5度以下の朝。
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応援団募集!!

2007-11-29 | 風屋日記
25日の記事に書いた通り、
12/8は長男のチームの入替戦がある。
チームの公式HPにある後援会(OBGと保護者)掲示板は
決戦当日に向けて日に日にヒートアップ中。
そんな中、下記のようなメッセージが載った。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ★入れ替え戦は史上最大の応援団で★
 Snails史上初の一部上場の瞬間に立ち会おう。
 去年の雪辱を晴らそう。
 VS武蔵工業大(一部7位)。
 12/08(土)。13:45キックオフ(集合は13:00)。
 アミノバイタルフィールド
 (京王線飛田給駅から徒歩7分、味の素スタジアムの隣)。
 ↑↑↑
 以上の文書を、できるだけ多くの人にメールして下さい。
 同世代の戦友。家族。親戚。職場の同僚。お客さん。
 とにかく多くの人に!できれば ”携帯メール”がいいですね。
 いま僕らにできることは、
 ◆応援に駆けつけること
 ◆もし駆けつけられなくとも勝利を祈ること
 そしてもう一つ。
 ★多くの人をスタンドにいざなうこと!!!!
 みんなでがむばりましょう!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ということで、
風屋日記でも応援団を大募集中。

アツい学生たちの青春の炎に元気をもらいたい方。
何気なく過ぎて行く日常に変化を求めている方。
久しぶりに熱い涙を流したい方。
映画より、芝居より、もっと迫力のある感動を味わいたい方。
筋書きのないドラマ、ドキュメンタリーを体験したい方。
アメフトには興味はないけど何となく面白そうだと感じた方。
東京に遊びに行く口実が欲しい方。
そうはない機会なので1度試合を見てみたいと思う方。
近くに住んでいるor近くに用事があって行く方。
興味はないけど、特に他に予定がない方。
何でもいいから騒いでみたい方。
風屋に会ってみたい方(笑)
どんな理由でもOK。
老いも若きも、男も女も、会社員もプータロも、
12/8はみんなでアミノバイタルフィールドへ集合!!

行けるぞ!! 行きたい!! 風屋に会いたい(笑)という場合で
私と連絡を取りたい方はまずはメールを下さいませ。
k_kazeyaにアットマークをつけ、
そのあとにmail.goo.ne.jpをつければ風屋宛メールが送れます。
もちろん私と連絡を取らずに応援にいらっしゃるのもOK。

まずはわらさん、よろしくお願いします!! (^-^)
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ジコチューな人々

2007-11-28 | 風屋日記
例えばアメリカ。
「テロとの戦いを行う世界の警察」を自認し、
世界各国で何かあればしゃしゃり出てくる。
イラクの時は国連の意向すら無視して出兵したりもする。
ミャンマーでの騒動にはいち早く国務長官が牽制コメントを発し、
中国やロシアにはその行動にいちいちチェックを入れる。

でもね、パキスタンだってミャンマーと同じ構図。
自分に不利な最高裁判事の首を挿げ替えたり、対立者を軟禁したり。
それでもアメリカはムシャラフには手も口も出さない。
アルカイダとの闘いにはムシャラフが必要だからだ。
自分達にはメリットのないダルフール紛争も無視したまま。
北朝鮮問題に至っては、
拉致問題を棚上げにしたまま解決を図ろうとしている。
CO2排出大国なのに教徒議定書への批准も無視だ。
彼らは「世界の警察」などではない。
自分達の都合が良くなるように武力を用いるジコチューな国。


例えば自民党。
額賀氏、守屋氏の証人喚問を参院の財政金融委員会にて
民主党をはじめとした野党の賛成多数で可決。
要は「両氏の話が食い違っているから2人一緒に話を聞こう」
という意味の証人喚問だと私は思っている。

それに対する自民党。
「額賀氏の言葉を信じる。証人喚問は必要ない」
アナタが信じても、他の人達が信じているかどうかは別。
「話に整合性があり、ウソは言っていないと思う」
守屋さんの話も別に整合性に問題があるとは思わなかったが。
そして殊更ウソを言わなきゃならない必然性もないっしょ。
個人名を出しているんだから、それ相当の覚悟で話してると思うよ。
「本人が違うと言っているんだから」
本人が「違う」と言ったことをすべて信じてもらえる国だっけ?
それなら鹿児島の選挙違反冤罪事件や、
松本サリン事件のマスコミ冤罪もなかったんじゃないのかな?

そして果てには
「多数決で証人喚問を可決するとは、数の横暴だ」
「委員会や国会は全会一致が原則のハズ」
よく言うよ(^^;
忘れもしない6月末、参議院議員選挙直前に
次から次へと強行採決を連発したのはどこの政党だっけ?
少なくともアンタらにゃ言われたかねーな。
ジコチューもここまで極まれりってとこ。


例えば中央官庁のお役人。
財政危機を散々煽り立てて
消費税率UPだとか、特別減税廃止だとか、
配偶者特別控除を廃止したと思ったら、
今度は扶養控除枠の削減に特定扶養控除の廃止。
年金収入だけの老人からも来春から老人医療費を搾取することになる。
それでいて株式譲渡に係る優遇撤廃は「経済に影響が出る」と棚上げだ。

武器商人には接待のお礼に必要以上の金を払い、
自分達が将来天下る先の特別行政法人削減には猛烈に反対し、
机上の空論で現場をかき回した挙げ句、年功序列で事なかれ主義。
仕事上も「お上」にはホントに振り回されている(-"-;


他にも産地偽装やら消費期限改竄やら原料表示詐称やら・・・
自分が儲けられりゃ何でもオッケーってな風潮。
石原さんは「都会も金がかかるから地方には回せねぇ」と言うし
法科大学院の教授は自分の教え子に司法試験の問題教えるし。

こんな社会が毎日子ども達の目にも触れているわけだ。
いくら「徳育を義務化」したって・・・ねぇ。
コメント (8)
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2007-11-27 | 風屋日記
先日、中山可穂という作家を初めて知り、
読後に感じたこと。

男性を愛する男性、
いわゆるゲイと総称される方々が市民権(?)を得て久しい。
ニューハーフと言われるキレイな方々は
ほとんど毎日のようにテレビで姿を見られるらしい。
かつて(私が若かった頃)は日陰を歩くマイノリティの方々
・・・というイメージだったんだけど。
そして市民権を得た最大の理由は
女性達に受け入れられたことなんじゃないかと思っている。

なぜか彼ら(彼女ら?)は世の女性達に人気がある。
人気までいかなくても、そんなに抵抗なく受け入れている感じ。
なんでだろう。
うちの母ちゃんもニューハーフには興味があるらしく
かなり前、上京時に「ニューハーフショーを見て来た」と
なんとパンフレットまで買って来た(^^;
他の男性諸氏はわからないが、私はちと抵抗があるなぁ。
まぁトラウマみたいな思い出があるからだけど・・・(笑)

一方、女性を愛する女性はまだ市民権を得ていない気がする。
まぁ現代は様々な価値観がOKなので
そんなに抵抗があるわけではないと思うのだが、
それでも男性のゲイ達よりは目立つ存在ではない。
でもね、前述したこととは逆で
彼女ら(彼ら?)のことなら私は抵抗なく受け入れられる。
それどころか積極的に友人になりたいほどだ。
同じく女性を愛する存在として「こちら側」に思えるのかな。

現代の性は複雑だ。
これまで書いてきたような単純なものではないのだろう。
男性のままで男性が好きな人と
女性になって男性を愛したい人がいる。
もちろん女性も、女性として女性が好きな人と
男性になって女性を愛したい人がいるに違いない。
もしかしたら男性になって男性を愛したい女性もいるのかな?
たぶん女性になって女性を愛したい男性はいるよ。
複雑。

私は普通に女性が好きだけど(ってか男性は愛せない ^^;)
女性になってみたい気持ちはわからないでもない。
(浅田次郎氏の椿山課長を読んだ時には笑っちゃった)
私の場合「女性だったらこんな服を着てみたい」と思ったり、
「こんな生き方をするのもカッコイイ」と思ったりする。
ま、せいぜいそれだけの理由だ。
だから例えば性同一障害の方々の辛さは
どんなに想像してもたぶん爪の先ほどもわからないんだろう。
いろんな形の同性愛の方々、性同一障害の方々に
じっくりゆっくり話を聞いてみたい気も時々するんだけど、
女性を愛する女性達だと、割に気軽に話が聞けるように思う。
「こちら側」と思ってしまうからなのかも。

一般論としてだけど、
自分の恋人や妻などのパートナーを女性に奪われても
男性に奪われる時よりはまだ耐えられるような気がするな。
・・・とこの本を読んで思った。

今日の内容はシリメツレツ(^^;
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勉強中

2007-11-26 | 風屋日記
盛岡市内で不動産会社を経営している知人。
デベロッパー的な仕事も多いと聞く。
岩手の出身ではない。
早稲田大学野球部に所属したことがあるなど、
なかなか経験できない様々な道を経て
現在は奥様の出身地である盛岡に居を構え、
奥様のご実家の会社を継がれたとのこと。

彼がすごいアイデアマン。
会社経営の大変さなどおくびにも出さず
宮沢賢治さんの研究や方言の研究などを自身のHPにUPし、
PTAから派生した「上田おやじの会(UOS)」で楽しみ、
全国紙飛行機大会やママチャリ耐久レースを主催し、
息子さんが所属するリトルリーグの運営にも携わっている。
同じ24時間、365日を生きているのに
どこにそんな時間を創りだせるのか不思議なほど。

もちろん会社もきっちり経営されていて、
これまた公私の区別なく楽しんでいるようだ。
仕事で身につけた能力を生かし、
アニメなどに出てくる家屋の間取りをHPにUPしたのが
出版者の目に止まり、今度それが本になるとのこと。
これまでの経験はもちろん、
今度の出版に関してももっとゆっくり話を聞きたい。

    ◇      ◇      ◇

同じく盛岡市内の大手金融機関関連会社に勤める知人。
仕事のかたわら母校である盛岡一高を応援するHPを運営している。
運動部中心だが、その応援ぶりは半端ではない。
練習試合の情報があれば駆け付けて有力選手をチェック。
大会ともなれば携帯片手に速報の中継も。
(徐々に特派員も増えて、2元、3元中継も可能になったようだ)
現役選手ばかりではなく、OBたちの活躍にも目を向ける。
そんなHP運営が注目され地元紙に顔写真入りで紹介もされた。

仕事も週末毎のそんな活動も相当忙しいはずなのに
この方もそんなことはおくびにも出さず、
毎日更新されるHP内のブログを拝見すると本当に楽しそう。
これまた同じ24時間、365日を生きているのに
私のようにドタバタしているところはまったくない。
忙しい日々を余裕でこなし、仕事もきっちり(だと思う 笑)。
金曜日楽しみにしてます(^-^)

    ◇      ◇      ◇

お2人に共通しているのは、時間の使い方のうまさと
そして常に楽しんでいること。
恐らく仕事も楽しんじゃっているんだろうなぁ。
以前ここで紹介した「JENGO DE 英語」を主宰している彼女も
色んなアイデアをどんどん思いつき、
それを精力的に実行しつつ、公私の別なく楽しんでいる。

もちろん先日紹介した「我が盃」を作る(株)サーガの社長もね。
これらの方々と知り合えたことは私の財産。
元気ももらうし、何より「あんな風になりたい」と憧れる。
それは「○○さんになりたい」のではなく
24時間、365日を使って、公私ともに楽しんじゃえる人生を持つこと。
これは能力も必要だろうけど、何よりも意識なんだろうね。
どんなに忙しくても忙しく見せたくないというのが私の哲学だけど
まだまだ未熟でそれには程遠い。
でも周囲にはこんなにいいお手本がいる。
齢47にして、まだまだ人生勉強中の風屋なのだ。


※ちなみにこんな知人もいます。
 この方もかなーり面白い方です(^-^)
コメント (14)
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。・:*:・゜☆ ネ兄 月劵 禾り ,。・:*:・゜☆

2007-11-25 | 風屋日記
今日は、試合開始時間の13:45からソワソワしていた。
だいたい終わる頃と思われる15:30頃からは
関東学生アメリカンフットボール連盟のサイトの
試合結果速報を5分おきに携帯でチェックしていた。
じりじりとした時間が過ぎていく。
16時前・・・勝った!!

 東京学芸大 3 7 7 0 17
 東 海 大 7 0 6 0 13

さっそくJTBへ飛んで行って
12/7 22:08花巻発の深夜高速バスの切符を買ってきた。
もちろん試合後、その夜の帰りのバスも。
一部Aブロック7位の武蔵工業大戦は
12/8 13:30キックオフ。
場所は調布市のアミノバイタルフィールド。
今度こそ、勝利をこの目で見る。

※関東学生アメリカンフットボール連盟サイトはコチラ
コメント (4)
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意外に

2007-11-24 | 風屋日記
昨日の「ALWAYS 続・三丁目の夕日」を思い出し
「1作目はノスタルジーと雰囲気を楽しむ映画だったけど
 今度のはテーマが違うな。
 広い意味での『コミュニティー』を描きたかったのかな?
 地域から疑似家族まで・・・」
と考えていたら、
ふと数日前に読み終えた
「サグラダ・ファミリア(聖家族)」中山可穂 著 集英社文庫
を思い出していた。
映画の中の「鈴木オート家」は
明らかに「失われつつある古き良き日本の家族」を体現していたが
小説家茶川と孤児の竜之介、そして流浪の女ヒロミの疑似家族は
「サグラダ・ファミリア」の中のガリと照ちゃんと桐人の
まったく、文字どおり「関係を持てない」疑似家族と
どこか重なって思えたのだ。
もちろん映画のそれと小説のそれとは
それら「家族」の間に流れる愛情の質は違う。
でもね、血が繋がっていない同士が体温を通わせるという関係は
私にはとても似たもののように感じられた。
「ノスタルジーの映画」には違いないんだけど、
「続」は案外新しいテーマを内包しているのかも知れない。


米軍再編に協力的な自治体への手厚い交付金についてと
反対した自治体への補助金カットのニュースがあった。
いちいちこんな話題をここに書くのも億劫ななほど、
権力と札束を振り回す、嫌らしくて陰湿な国のやり方には
すっかり呆れ返ってしまったけれど、
このやり方をどこかで見たことがある。
そっか、徳川家康が諸大名を巧みに抱え込んだ手法だ。
アメとムチ。
グローバルな視野に立ち、
より現代的な諸問題にあたる現政権やキャリア官僚のやり方は
案外古きを尋ねて新しきを知った伝統的な手法なのかも知れない。
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ノスタルジー

2007-11-23 | 風屋日記

母ちゃんに誘われて
「ALWAYS 続・三丁目の夕日」を見てきた。
途中からもうボロボロ・・・(^^;
ネタバレになっちゃうから内容は書かないけど、
これから見る人達にひとつポイントのヒント。
小説のタイトルがヤバい。
ここから私はすっかりボロボロになってしまった。

ところでこのシリーズを批判する人達もいる。
gooやYahooを見ると、決して少数派ではないようだ。
確かにストーリーはベタだし、
セリフもステロタイプに見えるかも知れない。
・・・が、この映画はそういうことを踏まえて見なくちゃ。
別にドキュメンタリーを見てるわけじゃないし、
リアリティを追求するようなものでもない。
「反動保守的な生活文化」とか「疑似家族がわざとらしい」
と書かれていたりもするけれど
それはこういう濃密な人間関係で構築されている
地域文化を知らない世代の感じ方じゃないだろうか。
わが家の周囲ではこの映画に近い近所付き合いがあり
そして暖かい人間関係がある。
「理想論」としか見えない方々は可哀想に思う。
この映画が言いたいことは
物質文明への疑問であり、デジタルな人間関係への警鐘。
そういう意味では、
それらの批判そのものが、この映画が危惧している
現代社会そのもののような気がするのだ。

批判をすべきでないとは言わない。
だが、実際この映画のテーマを考えた時、
それらの批判は的外れだ。

この映画のシーンのひとつひとつにノスタルジーを感じつつ、
今の私の生活や住んでいる地域の良さを改めて感じた次第。
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寒い…

2007-11-22 | 風屋日記
写真は20:50の花巻。
駅で車の氷を落とし、ようやく家に向かっている。
今日は朝から気温が上がらず
会社の寒暖計は朝から1日
-2~-3度がずーっと続いた。
…ってことは真冬日だったな(^_^;
さっき会社を出る時は-5度だったよ。

雪の量はそれ程でもないけど
雪玉が作れないアスピリンスノー。
道路は圧雪が凍ったアイスバーンで
いやー、赤信号で止まんねーよ(^_^;

真冬日も、アスピリンスノーも、
そしてアイスバーンも、
11月には記憶にねぇなぁ(-"-;

色々今日の話題を考えてたけど
こんな冷えた日はさっさと暖まって寝んべ。
おやすみなさい。
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時の流れ vol.2

2007-11-21 | 風屋日記
今日私が着ていた、
30年近く前に買ったVANジャケットのネイビーブレザーを見て
一緒にタバコを吸っていたほぼ同年代の社員が
「お、VANですね」と気がついた。
「うん、しばらくタンスに入れてたけど、
 ダイエットして痩せたらまた着られたんだよねー」と私。
「いやー、懐かしいですね。もの持ちがいいなぁ。
 若い頃はこだわりありましたからねー」
「そうそう、昔の方が高い服着てた(笑)
 新入社員の頃はスーツはブルックス・ブラザースかJ・プレス、
 BDシャツもJ・プレスだったなぁ・・・
 ブルックスのスーツなんて1着7~8万してたけど
 今じゃア○キかア○ヤマだもんなー。BDシャツもユ○クロ(笑)」
「今も持ってる何かこだわりの1品ってあるんですか?」
「あ、それこそ30年近く前に買ったトニー・ラマのカウボーイブーツなら
 1年に1度ぐらいまだ履いてるなぁ」

そういえば、先日実家へ行き、久しぶりに自分の部屋に入った時、
独身当時のままになっている部屋のクロゼットの中に
昔懐かしいものが色々あったなぁ。
VANジャケットでいえば、まずウインドブレーカーが3着、
うち1着は当時のVANのアメフトチームであるNAN GUARDSのロゴ入り。
それとプルオーバータイプのBDシャツ。
尾錠がつき、少しテーパードしているコットンパンツ。
他には、すっかり皮が固くなってしまったSHOTのボアジャンバーや
JUNのアウトドアブランドであるBASSETT WALKERのダウン、
(今googleで検索したら、このブランドまだあるんだねー)
そしてどこのブランドかわからないけど
シープスキンのランチコートやネルシャツ、ビエラシャツが何枚か。
極めつけはタンスにあったBOAT HOUSE CLUBの半袖トレーナー(^^;

書棚の上の方は高校~大学時代に読んだ本が収まってるけど
一番下にきれいに並んでいるのはむかーしむかしのMEN'S CLUB。
背文字に「ヘビーデューティー」やら「プレッピー」なんて文字が踊ってる(笑)
(間違って「ヘビービューティー」と言ったヤツがいた。どんだけの美しさ?)
部屋の片隅には、各々表書きの文字を見ただけで誰からのものか今もすぐわかる
封書やハガキの束が箱につめられている。
メールなんぞなかった頃のことだから(アパートに電話すらなかった)、
ココロときめく手紙ばかりじゃなく、男の友人からのも何通かある。
ガラステーブルの上には
飲み屋さんからくすねてきたROBERT BROWNの灰皿や
確か東急ハンズでえらく気に入って買ったペン立てが置いてある。

そこにあったモノ達はみなホコリを被り、素材毎にそれぞれ色褪せていた。
その部屋の住人だったのは21年前まで。
さらにその4年前までそれらのモノ達は私と一緒に東京にあった。
時の流れは続いていて、現に私は今日VANのブレザーを着たんだけど、
この部屋の中だけは時を刻むことを忘れてしまったようだった。
タイムトンネルを通ったような懐かしさを感じたと同時に
いつの間にかそれらのモノ達が身につけてしまっていた静謐さに圧倒されて
しばらく私はそこに立ち尽くしていた。
コメント (10)
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時の流れ

2007-11-20 | 風屋日記

1枚の古い写真がある。
今年のお盆、親戚の家の仏壇を拝みに行った時
その家に伝わってきた写真の複写をいただいたものだ。
かつて親父が若い頃お世話になったという
その親戚の伯母さんももう90歳間近で
娘さん(と言っても私よりずっと歳上)から
「もう母もこんな歳だし、お盆の行き来は今年きりで」
と言われた際にこの写真も「思い出に」といただいたのだった。

写真の子ども達は伯父たち。
その年齢から推し量って、恐らく大正3~4年頃のものだろう。
大正12年生まれで末っ子の親父はまだいない。
女性に抱かれた赤ちゃんは、
はじめは昨年91歳で亡くなった4番目の伯父だと思っていたが、
抱いている女性が祖母ではないこと、
そしてお盆に行ったO家にあったことなどから
昨年亡くなった伯父と1歳違いのOのおじさんかも知れない。
もうすでに昭和58年に亡くなっている
親父の従兄弟にあたるおじさんだ。

手前の子ども達のうち真ん中で座っているのは親父の長兄。
親父より20歳も上のこの人は、
旧制中学時代は秀才の誉れが高かったらしいが
この写真の10年後、22歳の時に結核で亡くなっている。
死の直前、いろいろと気苦労が絶えなかった母親に
「母さんもオレと一緒に逝かないか?」と尋ねたらしい。
その時祖母は
「私が一緒に逝ったら、誰があなたの供養をするの?」
と答えたのだとか。すごい、そして哀しい話だ。
私の親父の結核は2歳の時にこの兄の看病で感染したと思われる。
なお、この伯父の顔を見たうちの母ちゃんは
「あたなの小さい頃にそっくりだねぇ」と言っていた。そうかな。

レンズを睨み付けている右側の子どもは2番目の伯父。
東大を出た後、戦中の中国あちこちを歩き回り
戦後は長らく政界で睨みを利かせて数年前に96歳で亡くなった。
その人生の片鱗がこの写真の眼差しにもある(笑)
左の子は3番目の伯父。
心中未遂をしたり、突然出奔したり、
小説のような人生を送った挙げ句30歳過ぎに結核で亡くなった。
この伯父が、実は一番頭が良かったとのこと。

祖母は後ろの左端にいる。
祖父は右から2番目の、白い洋服姿で粋に帽子を被った人だ。
祖母は昭和20年に、祖父は27年にそれぞれ亡くなった。
右端は恐らくOの伯父さんのお父さん。
私の祖母の兄に当たる人で、この数年後突然病死している。
その後母親もひとり実家に帰ってしまったため
Oの伯父は幼児のうちに孤児となり他家で育ったという。
そんな甥を不憫に思った祖母は、
自分の息子のひとりのようにOの伯父を可愛がったのだと
今年もOの伯母が泣きながら話してくれた。
「生きている頃はよく、
 あなたの家には世話になったのだと言ってたのよ」と。

この写真を時々取り出して眺める。
ここに写っている人達はみんな既にこの世の人ではない。
でも90年前、確かにこんなひとときがあったのだ。
そしてこの人達から私、そして私の息子達に至るまで
種がつながり、血がつながっている。
今、私がこうしている時間もすぐに過去のものとなり、
いつか「こんなひとときがあった」と思い出されることになる。
息子達の子ども、そしてその孫達に
私たちはどのように思い出されるのだろうか。
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2007-11-19 | 風屋日記
初雪

物音が雪に吸われて

静かな 朝
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2007-11-18 | 風屋日記
昨日は午後から会社へ行って仕事して、
夜は知人のライブを聴きに行った。
スタンダードナンバー中心の和やかなライブ。
そして酒飲んで、酔っぱらって・・・。

貸切だった知り合いの飲み屋に無理矢理入れてもらったり、
ヘロヘロ状態で醜態晒したり、
もう後半は何話して何してたかよく覚えてない。
盛岡駅までどこをどう歩いたんだろう。
終電に遅れそうになって最後に走り、
電車の中で気分が悪くなったことはよく覚えてるけど。

「あんな感じの、和やかで楽しいライブやりたいな」とか
「あの曲、バンドで歌ったな。また歌いたい」とか思ったけど
でもね・・・
いい加減ワタシも50が近いオヤジ。
目をキラキラさせ、お客を集めて音楽やったりする歳かな。
果ては自制が利かなくなるほど酒飲んで・・・。
同じことしても若いうちなら許される、
あるいは若さの特権としてできることでもこんな歳では恥ずかしい。
やっぱり歳相応に慎ましく、大人しくオヤジしてるべきなのかも。
昨日行かなきゃよかったな。
ちょっと落ち込む日曜日。

    ◇      ◇      ◇      ◇

長男がmixiに書いていた昨日の日記に
ワールド・シラバス」という学生サークルに参加してきて
いろんなことを考え、感じてきたと書いてあった。
長男の小学校~高校の同級生Kが
昨春の大学入学と同時に参加しているサークルだとは知ってたけど
なかなかすごい活動をしている人達なんだねぇ。
今回はタイのチェンマイにあるNGOの施設「希望の家」のスタッフが
ワールド・シラバスにゲスト参加するということで
Kが長男を誘ってくれたらしい。
「希望の家」は以前SMAPの草薙剛くんが、
TV番組「SMAPXSMAP」のスペシャルで訪れ、滞在したところ。
エイズによって親を失った少数民族の孤児達を集めている。
そこの日本人スタッフの話は
NGOの活動に参加したことのある長男にはすぐに入っていける話。
世界にはまだ知られることの少ない
様々な環境下で生きる人達がいると知ることはとても大切なこと。
「これからも時間見つけてワールド・シラバスに参加したい」
と長男は締めくくっていた。
たくさんそういうものを見、経験すればいい。
若いうちだからこそできることがある。
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初雪

2007-11-17 | 風屋日記
昨日の朝

チラリ、チラリと

いよいよ来たか

明朝の最低気温予想は-5度

日中の天気は雨のち雪

本格的な冬の到来
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当たった

2007-11-16 | 風屋日記

写真は「我杯(わがはい)」。
株式会社サーガが作る手形を象ったコップ。
岩手の木材、鉄器、漆産業を振興すべく、
ITの世界で大成功をおさめていた
株式会社ドリームアクセスの高橋元社長が
M&Aで会社を売って立ち上げたのが(株)サーガだ。
そして彼は私とは25年続く付き合いの友人。
他人が聞くと途方もなく聞こえる夢を
これまで次々に実現させてきたスゴイ奴。

今日は取引先の10周年パーティーがあり、
彼が記念講演会の講師だと知って出掛けてみた。
これまでの話を改めて聞いて、
やっぱりスゴイ奴だと再認識した。
2人で始めた前の会社を上場直前に65億で売却、
また1から
海のものとも山のものともつかない新会社を
身内だけで立ち上げたのだ。

さてパーティーでは主催者からのプレゼントとして
ひとつ25,000円する我杯を抽選で2人選ぶという。
会場内にいるのは約150人。

…当たっちゃった(^_^;
ちょっと嬉しいなぁ。
私の手の形が刻まれた世界でただひとつの
漆塗りのマグカップ。
さっそく型取りをし、1ヶ月後に届くとのこと。
楽しみだ。

私が死んだあと、息子たちが
形見として大切にしてくれると嬉しいな。
コメント (2)
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