風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

「マルカン大食堂の奇跡」

2017-10-02 | 読書
本日付の日刊工業新聞に掲載されました。
感謝です。
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マルカン思い出写真集「MARUKAN IMAGES」

2017-09-01 | 読書






今日で発売から1年。
お取り扱いいただいた販売店様はじめ
お買い上げいただいた方々にも心から感謝です。

この1年いろいろなことがありました。
対面直売の際にお声がけくださった方々の言葉、
そこで知り合えた仲間達、
目に見える形、見えない形で応援していただいた方々・・・
この写真集に携われたことにより
自分の世界が思いもよらない方向に大きく広がりました。
いろいろと苦労もあったけれど、
大きな転機にすることができました。

1区切りではありますが
これからもこの写真集の販売は続きます。
営業再開なったマルカンビル大食堂が
これからも継続して営業できるよう願いつつ
みなさまからのご支援よろしくお願い申し上げます。
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本日「風人堂」開店

2017-08-19 | 読書
マルカンビル1階で行われるマーブルマーケットにて。
10時〜16時。

昨日に続いて目玉をもう1冊。
1989年に岩手出版から出された「東北の鬼」。



東北6県の(当時の)民俗学第一人者たちが
それぞれの考察をまとめた1冊。
しかも印刷は活版印刷という希少本。

風人堂で出品する本は高くても税込千円。
(文庫本はすべて200円均一)
お買い得です。

二度とないかもしれない(笑)
風人堂をよろしく。
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明日の目玉

2017-08-18 | 読書
明日はマルカンビル1階「5thSEASON」で開催される
マーブルマーケットに古本屋「風人堂」として出店。
出品本の整理はできた。

今回出品本の目玉(と勝手に思っている)本は
2002年に推定(笑)87歳で亡くなった
元東京大学名誉教授で、東京大学北海道演習林長だった
高橋延清さんの「樹海〜夢、森に降りつむ〜」。



高橋さんは雪の研究で有名な高橋喜兵衛さんの弟で
作家 高橋克彦さんの叔父さん。
「どろ亀先生」と呼ばれる名物森林学者だ。
そんな「どろ亀」さんが森の中で感じたことを
氏や随筆にし、北海道の森の美しい写真も取り混ぜて
まとめられた丁寧な作りの1冊。

得今日大学北海道演習林創設100周年事業で出版された
とても貴重な本だから、散々迷ったけれど
ワタシだけが大事に持っていても他の人の目に触れない。
今回思い切って販売に出そうと考えた。

そしてこちら。



盛岡出身で創作版画の草分けである舞田文雄さんが
年賀状として作った版画の賀集だ。
舞田さんは代々南部藩のお抱え刷り師の家に生まれ
教員として勤めながら創作活動を行なってきたらしい。
限定版として出版されたこの希少本も今回出品。

大切にしていた本ばかり。
引き継いで大事にしてくれる人に買ってほしいなぁ。
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風人堂

2017-08-14 | 読書


マルカンビル1階5th SEASONで開催されている
毎週末恒例マーブルマーケットに初出店申し込みをした。
自分の蔵書がかなり溢れてきていて
そろそろ一部処分が必要になってきたこと。
一度本屋をやってみたかったこと。
マルカンビル1階には
やはり本の販売が欲しいと思ったことなどによる。

で、昨日〜今日にかけて出品する本の整理。
結構マニアックな本が多いから
売れるかどうかわからないし
なんとこのタイミングで腰やっちゃってるから
運ぶこと考えて量もかなり抑えたから
そんなにたくさんの本を出せるわけでもない。
(ホントはこの倍ぐらいの量を考えていた)
それでも、ことあるごとに5th SEASONに本は欲しい。

ってことで、19日(土)10時〜16時
私の蔵書に興味ある方はマルカンビル1階でどうぞ。
店名は「風人堂」。
せっかく自由に店名つけられるから(笑)
これを考えるのが一番楽しかった(^^)
ワタシのキーワード「風」の後に
どんな言葉をつけようかいろいろ考えた結果、
「人と人とのつながり」が自分の目指す方向だなと
「人」という字を当てた。

初お目見え「風人堂(ふうじんどう)」よろしく。
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「写真集 栄光の軌道 花巻電鉄」

2017-07-23 | 読書


こんな本を持っている。
平成元年3月発行熊谷印刷発行のもの。
JISコードも何もないから、多分限定版だろう。
記念誌的なものかもしれないが、2500円の値段がついてる。
たしか打ち合わせか何かで行った
盛岡市内のホテル東日本のカフェのレジ脇で売っていたもの。
ボリュームの割に値段が値段なのでちょっと迷ったが
思い切って買った記憶がある。

今にして思えば、買っておいてよかった。
もう多分どこでも売ってない貴重な記録なんじゃないかな?
「もう少しこんなことも取り上げて欲しかった」とか
「年譜も中途半端だなぁ」とか思うところはあるけれど
だからといってこの本の価値が下がるわけではない。
元社員の方々から集めたと思われる、他では見られない写真や
まだ子どもだった私にはわからなかった廃線事情など
本当によく残してくれたものだと思うよ。

紙の媒体は記録性という意味で貴重な存在。
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「君の膵臓をたべたい」

2017-07-21 | 読書


若者向けの典型的な青春ストーリかなぁ。
それにしてもなんだか回りくどい言い回しを使っていて
読み進めるの、何だか面倒くせぇなぁ、と初めは思っていた。

・・・が、その「回りくどい言い回し」が
実は綿密に計算されたものであって
物語が後半に進んでいくにつれて文体そのものも変わってくる。
これは単なる青春ラブストーリーではなく
人間の存在意義を問うテーマとなっていることに気づいた時には
すでに(齢60近くでありながら)高校生たちの物語に
いつか入り込んでしまっていた。

「生きるってのはね」
「・・・・・・・・・・」
「きっと誰かと心を通わせること。
 そのものを指して、生きるって呼ぶんだよ」

「私の心があるのは、皆がいるから、
 私の体があるのは、皆が触ってくれるから。
 そうして形成された私は、今、生きてる」

でも人が生きるということは、結局ひとり。
自分というものを長い時間かけて会得していく。
(この歳だから言うけど、本当に長い時間がかかる)
周囲にどんなに親しい人たちがいるとしても
生まれるのも、死んでいくのもひとりだ。

「周りがいて自分が存在」し、「でも自分は結局ひとり」
個人と社会という、古今東西哲学者たちに考えられてきた概念を
この1冊の青春物語は内包している。

住野さんのこの作品は(自分的には)
よくある「泣ける小説」ではなく「考える小説」だと思った。

「君の膵臓をたべたい」住野よる:著 双葉社文庫
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朝日新聞読書欄にて

2017-07-10 | 読書


「太陽系に向けて惑星が一直線に並ぶ惑星直列が浮かぶ。
地元で出版企画を手がける著者自身、
惑星のひとりで記録が実に克明。
約20人の実名の登場人物の人生模様も横糸で描かれ、
勇気づけられる地域再生の教科書だ」

そうか。
自分自身も「マルカン」という恒星に集まる惑星か。
今回の事例は確かにそうなのかもしれないと納得。
しかしそれは「心のふるさと」再生だけのためではない。
これからの花巻の市街地再活性化に
「マルカン大食堂」という存在が絶対に必要だからだ。

昨年1年間の大きな波からたくさんのプレーヤーが生まれた。
時を同じくして、マルカン太陽系以外のところからも
若いプレーヤーがつぎつぎに現れてきている。
これももしかしたら昨年の大波が洗い出したものではないか。
いずれにせよ「マルカン大食堂」は
想像以上に大きな渦を生み出し、新しいエネルギーを作った。

年間何万もの新刊書が出版される中、
全国大手3紙の読書欄掲載候補になることだけでも大変なことだ。
にも関わらず、こうやって朝日新聞に取り上げてもらえたのも
長い間積み重ねられてきた「マルカン」の歴史と物語、
上町家守舎小友代表をはじめ何人も現れた大きな惑星たち、
署名活動で機運を作り出した高校生、寄せ書きで世論を集めた大学生たち、
現金の寄付や応援グッズを買うことで支援してきた
表には出てこない市民やマルカンファンの人たちがいたからこそ。

花巻を取り巻く環境がまた変わった。
今からだ。
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八重洲ブックセンターにて

2017-07-07 | 読書


フェア開催後はじめて訪問。
写真パネルだけしゃなく、花巻の観光ポスター&パンフや
細かいPOP、花巻の物産&マルカン応援グッズ販売も。
感謝です。

























ただ、昨日の訪問はアポイントを取っていたにも関わらず
担当者が休みだったとのこと。
残念。
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「発達障害」

2017-07-01 | 読書


ADHDやアスペルガーの存在が知られるようになり
「もしかしたら自分も」と検査を受ける
「自分は発達障がいかもしれない症候群」が増えているという。
社会的にはまだまだ誤解も多く
(「育て方が悪い」とか前時代的なことを言う政治家もいた)
その症状や彼らが抱える課題、
そして社会の対応法などをきちんと説明してくれる
正しい知識が書かれたこんな本が待たれていた。

しかし、読んでみると
こういう人たちは昔からたくさんいて
周囲はそういう個性だと認識しつつ付き合っていたように思う。
今の時代に始まったり増えてきたりしたわけじゃない。
中には一定の能力がダントツに高い人たちもいたし
(アインシュタインも発達障がいだったのではないかと言われている)
そういう人たちは社会の懐の中にちゃんと居場所があった。
現代社会において問題となりつつあるのは
障がいが原因というよりも
急速に狭矮になりつつある社会の方なのではないかと思ったりもする。
社会のレールから外れ、他人とうまくコミュニケーションが取れないと
それだけで排除対象になったりする社会はバッファが少なく
障がいを持っていなくても生きにくい。
かつて→こんなこと を書いた。
『「自分の価値観(モノサシ)から外れたものを容認できない大衆」
 そしてその各自のモノサシも、自分自身で考え得たものではなく
 どこかにマニユアルを求めているのではないか?』

発達障がいばかりじゃないけど、
障がいなのか個性なのか、明確なボーダーはないんじゃないかと思う。
少なくとも社会の中に存在する上で、違いは気付かない。
ということは、とりもなおさず
障外を持っていなくても生きにくい社会であるということ。
「ねばならない」「こうしないとおかしい」と
他人の目ばかりを気にし、自由に手足を動かせない人たちが
現代社会の中にいかに多いか。
もっと社会にバッファがあり、様々な生き方があり、
多様な人々を許容する社会であれば
発達障がいのことなどそれほど問題にはならないはずだ。

ところで本書を読み
それぞれの症状を詳しく知ると同時に
実は自分もADHDなのではないかという気持ちになってきた。
少なくとも子どもの頃のことを思い出すと
思い当たるフシがたくさんある。
もし仮に自分がADHDだと今診断されても「そうなのか」と思うだけで
別に気にしないし、今まで通り生きていくだけだけど、
もしかしたら社会の中にはもっともっと潜在的に
そういう診断される人たちが多いんじゃないかなぁ。
「じゃないか症候群」の気持ちもわかるなぁ。

「発達障害」岩波 明:著 文春文庫
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「場のデザインを仕事にする」

2017-06-21 | 読書


まもなく発売のこの本は
amazonでも予約段階ですでに人気
建築×不動産×テクノロジーの組み合わせで
急成長を遂げている若手経営者達によるベンチャー企業の記録だ。
このtsukuruba inc.がどのようにして立ち上がり
どんな過程を経て今に至るのか。
これからこんなベクトルを考えているのかについて
経営者自らが語っている。

とはいえ、建築や不動産に興味がある人だけ向けではない。
考え方そのものはすべてのスタートアップに当てはまり
今後起業を考えている人たちの背中を押し、勇気付けてくれる内容でもあるし、
その考え方はそういう人たちにとって学ぶべきことがたくさん盛り込まれている。
あるいはそれ以上に「仕事とは何か」「今後どう生きるべきか」まで
まだ30代前半の彼らは本書を通して教えてくれるのだ。

私自身、齢60近くなり
それなりにいろんなことを経験してきている自負はあるが
それでも目からウロコの話が満載。
なるほどこういう事業の考え方があるのかということや
組織をマネジメントする際にはこんなやり方もあるのかなど
新しく学ぶことができる本になっている。

堅苦しいことだけじゃない。
tsukurubaがどんどん形になっていく過程は
読み手もワクワクしながらそのストーリーを追いかけることができるだろう。
窮地に陥ってもただでは起きない強靭でポジティヴな彼らの考え方は
自分の人生や、仕事、生活を見直すきっかけになるかもしれない。
新たな価値観を生み出す原動力になるかもしれない。
パラダイムシフトの真っ只中にいる現代人への頭の栄養となる1冊。

「場のデザインを仕事にする」中村真広・村上浩輝・ツクルバ:著 学芸出版社
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絵本 アイビーボーイ図鑑

2017-06-11 | 読書


実家の片付けをしていて、こんな本を見つけた。
大学時代に買って、バイブルにしていたことを覚えている。
出版は1980年、20歳の頃だねぇ(^^)
当時はまだアイビーやトラッドが学生ファッションの定番。
中にはチャラいサーファールックの連中もいたけれど
ボタンダウンのシャツやポロシャツにチノパンツが定番で
女子もここから派生したハマトラが流行りだった。
懐かしい(^^)







全然奇をてらってどころか
今でも十分通用するスタイルではある。
20歳ぐらいのころ
「歳とってもボタンダウンは手放さない」とか
「50歳過ぎてからダッフルコートを着たい」とか
アツく語っていた着がするんだけれど(笑)
ジイさんになってもちゃーんとそんな格好してる。
(50超えてからダッフルを着始めた)
三つ子の魂百まで・・・かな?笑

これを書いたのは、今もファッション関係を中心に
イラストレーション描いてる穂積和夫さん。
東北大の建築出てる人だったんだねぇ。
設計の世界からファッションイラストの世界へ
不思議な人だ(笑)
1930年生まれというから、もう80代後半。
ウチの母親世代だ。
そういう方々が産み出した文化が
今でも我々世代に受け継がれている。
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「リバース」

2017-05-31 | 読書


なにげなく見始めたTBSのドラマが意外に面白く
ついつい最終回前に原作本を購入、
半日ほどで一気に読み終えた。
解説によると、版元からの宿題であるテーマに沿い
そこからストーリーを組み立てた作品とのこと。
ミステリーとしても確かに面白く
結末には唸ってしまったし、
伏線の入れ方やストーリーの組み立てにも舌を巻いた。

しかしこの作者の真骨頂は
登場人物たちの心理描写のあるのだと思う。
特に主人公である深瀬と、死んだ広沢の友人だった古川。
この2人に共鳴する読者もたくさんいるのではないか?
それが主テーマの作品といってもいいほど。
だから、申し訳ないけど
ドラマにオリジナルで追加された
村井や谷原、浅見それぞれの個人的苦悩は
正直言って必要なかったのではないかと思った。
文字作品を映像化して、よりリアルに見せるためには
必要な演出だったのかもしれないけれど
深瀬の人生が希薄になってしまった感は否めない。

ドラマはよりおどろおどろしいミステリーになっているけど
どこのでもいそうな深瀬の苦悩を読ませる作品としては
それらの演出も必要ないのではないかと思った。
そういう意味で(ドラマも面白いけど)
小説とドラマは違うテーマの作品なのだと思う。

小説では、深瀬の今後(といううか次の瞬間の行動)が
とても気になり、余韻となって残ったが
さてドラマではそれがどう描かれるのかが見もの。
今週が最終回(じゃなかったかな?)

「リバース」湊かなえ:著 講談社文庫
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「マルカン大食堂の奇跡」広告・書評

2017-05-23 | 読書


先週20日には毎日新聞、21日には読売新聞に
「双葉社話題の新刊」という広告が掲載されました。
いま話題の草刈正雄さんの写真集と一緒の掲載。
6月6日発売のサンデー毎日にも
書評掲載のお知らせあり。
大正大学地域構想研究所発行の雑誌「地域人」には
次号特集「ローカルメディア」にて
「まきまき花巻」や「マチココ」とともに
紹介記事掲載とのことです。

八重洲ブックセンターでは6月に
本書販促のためのマルカン大食堂写真パネル展も
計画させていると聞いています。

全国のたくさんの方々に
マルカンビル大食堂復活劇を知っていただきたく、
紹介していただく各社には本当に感謝です。
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本日発売

2017-05-17 | 読書


マルカンビル大食堂の営業再開にこぎつけた
市民とファンの物語が、
全国の書店やamazonをはじめとしたwebにて本日発売。
「実はこんなことがあった」
「こういう理由でこうなった」
という裏話、
マルカンデパート経営陣や、
営業再開を図ろうとする人々の苦悩、苦闘なども
ここには書かれている。
同じように全国のまちづくりに奮闘する方々の
多少なりとも前例として参考になればと思う。
そして花巻市民はじめ
全国の、地方に住む方々が
諦めることなく、地元に誇りを持てるようにと
思いが込められた1冊。
ぜひ読んでみてください。

「マルカン大食堂の奇跡」
〜岩手花巻発!
昭和なデパート大食堂復活までの
市民とファンの1年間〜
(双葉社 刊)税抜 1,300円
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