風の樹人日記

写真付きで日記や趣味を書く

横尾忠則記者会見。

2012年06月03日 | アート・文化

夜の教室の「サッチャん」が「花」を三岸節子風に描いて見たいと云います。

  教室玄関の深紅のバラを見ながら、「抱えきれないほどの花を描いて見て下さい」との希望です。

  では、と筆を持ったのですが、どうも巧くいくかどうか不安です。

  一気にカーマインエメラルドグリーンのガッシュを太い筆に乗せて描き始めました。

  大きな≪マッス≫で塗り分けたな生描きの上に、一気に描き繋いで行きました。

 5・6分の作業でしたでしょうか。  自分でも気に入ってしまいました。

   でも、drawingブックは彼女のもの。  Sachi試作のSignを入れました。

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                    F4大の大きさのdrawing紙です。

    午前中は、「横尾忠則現代美術館」の施設竣工・兵庫県知事記者会見に出掛けました。

   井戸知事、蓑館長、横尾忠則の3人の会見です。20人以上の記者が参加しています。

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    夜のNHK ニュースでその様子は流れていました。

   ≪さて、どんな展開になるのでしょう≫とは、横尾さん自身の心意気です。

 彼らしい抱負?ですね。   作家も美術館も「生きもの」です。   今までの西脇市岡之山美術館の56回の企画から、どんな飛躍的展開になるのだろうとの期待が、今まで進めてきた当事者としては大きく膨らむのです。

 10人近い学芸員たちのサポートが、どんな展開を生みだすのか、私自身が想像できないような展開になることでしょう。まだ見ない空間構成の今後に関心を持ち続けたいと切望もするのです。

 ≪新しい横尾世界が、さらに結実することを、と願ってやみません。≫

   最上階4Fから六甲山が望めます。 関西学院の発祥の地や王子動物園も眼下です。

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           隣の棟の『原田の森ギャラリー』では、知友・犬童 徹全貌展が会場いっぱいに展開されています。

    150号の大作が15点ぐらい、100号-50号・30号などがものすごい量が並んでいます。

  圧巻です。 当人にも半年ぶりに出会ってきました。

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  芸大時代は≪脇田和・山口薫≫などの教授陣に師事したと云います。

 いまだにその匂いが漂っています。   テーマは「馬」です。

 「何故、馬なのですか? 」 との問いに、「脇田和が≪鳥≫をテーマにしたように、九州出身の私は≪いつでも近くにいる馬≫にして見ようとした程度のことでした。」と衒いもなく話されました。   素直で透明な感じがしました。  明朗で元気そのもの今日の犬童さん。

   嬉しく思うとともに、元気を貰いました。