風の樹人日記

写真付きで日記や趣味を書く

記事のタイトルを入力してください(必須)

2015年10月31日 | 日記

 街に「老い」を背負いながら、2人で出ることの多い日でした。   勢い沢山の方々に出会います。

 まだ、昨日から始まっている「市展」も覗いていません。    atelierへの来客もありました。 夜の食事で、保育園で出会った子供の家族にも出会いました。 沢山電話もあった一日でした。

 そんなこともあって、制作はほとんど進んでいません。            かって描いた、今テーマにしている「Don Quixote」の原点のような絵が懐かしくなりました。    その頃の端正な構成が、ある意味で懐かしく思い起こされます。

                                                     

          昨日の作業は、それまでの続きの6号大の下地作りです。     短大学長さんとは、懐かしい話に成って仕舞いましたが、「100年記念誌」編集、製本についての意見交換でしたが、殆ど私と歳の離れていない身体で、意欲的な「記念誌構成」に込められている思い入れに圧倒されたのでした。   


6号大の段ボール紙の連作のため、下地造りを進めています。

2015年10月30日 | 日記

 こんなに快晴が続くと、嬉しいようで、少し不安です。   太陽に向けてシャッターを切りました。       

       atelierも、1年も経てば、ほおって置きますと「玄関の岩」の上も、表情が変わります。   つまり、自然とは、自在に変化をしていくことをはっきり気付かせてくれます。

  6号大の段ボール紙に、下地作りのための   コラージュや、ジェッソ、プリントなどを施して、昨日の作業は終了です。     どんな作品に展開できるか楽しみです。  作品は、「刹那の心の動き」を、出来るだけ忠実  に、留め置けないと思うのです。                       向かいの山も、黄葉のために力をためています。    

   


描くことが日常です。 でも、自在に…。

2015年10月29日 | 日記

一昨日は、ひょんなことから姫路市まで画友の「個展」に出掛けました。

 そんなせいもあるのでしょうか?   atelierに入ると「描く気充分」のハイテンションに成っていたのです。    何思うとも無く、教室の広幸君が持ち帰って来てくれていた「段ボール紙」の6号大程度の大きさの紙に、手慰みと言うよりも、手元にあるアクリル絵の具を垂らす感じで、次々にパターンが生まれて行ったのです。

                ほんのちょっと手を加えるだけで「これが言いたいんだな」と言うパターンが生まれて行くのです。    勢いに乗って、描きはじめていた未完のものも含めて            描き加えて行って、何枚かの気に入ったものが出来ました。

     文春11月号の、養老孟司×永田和宏の2人の先生対談を通して、自然科学と人文科学のそれぞれの「視点」にも触発されたのかも知れません。                            「心の動き」の抽象的な世界を、躯体的に画面に落とし込む作業です。

  作品を作ることは、ある種の意図もあってしかるべきでしょうが、こんな刹那的な表現も、存在出来るのかも知れませんね。   何度も、私の師としていた・津高和一先生の制作現場に立ったことがありましたし、具体美術の白髪一雄先生の表現も見たことがあります。  何か、相撲の立ち合いのような気合が入った「間」と同じような空気が漂っているように思ったことがあったのでした。


「銅鐸」を描くことが、小生の原点であることをいまさらながら感じ入っています。

2015年10月28日 | 日記

 このところご多分に漏れず、「かかりつけ医」と毎日のように出会っています。  と言っても、元気づけをして頂いて居るぐらいの事ですが。

 加西市で美術活動をされている「竹内康行個展」   をね姫路市西山田のギャラリー「白バラ」まで、観に行ってきました。       作風は変わっていませんが、従来の技法での制作が進んでいます。

  少し色彩を強くして掲載しましたので、お叱りを受けるかもしれませんが、久しぶりに、健筆の様子に触れることが出来ました。

   半面、小生はこのところ制作らしいものを手掛けていません。  2010年頃のフォトギャラリーから、   いろんな作品を引き出しました。

      この作品は、何度かupしたかも知れません。この大胆で繊細な画面構成が、当時の「樹展」であった気がするのです。    シンメトリックな作品ばかりが、フォトギャラリーに続きます。           小生の美感の矢張り「原点」なのかも知れません。

   と言うのも、本当に長い間「銅鐸」ばかりを描いていたものですもの。


記事のタイトルを入力してください(必須)

2015年10月27日 | 日記

  昨日の空は、どのシーンをとっても、心を打つような秋空でした。

             飛行雲も「空をキャンバス」に素敵な光景を作ってくれたのです。       

 

       芸術新潮11月号は、久しぶりに「付箋」を付けるページの多い構成でした。    養老孟司の「手入れと言う思想」2度目を読み切りました。       緊張の毎日ですが、そんな本を読みながら、気を抜いた人物像を「はがき絵」を何点か描き続けたのです。    心の変化を追うことこそ「手入れの思想」の本旨でしょうね。