風の樹人日記

写真付きで日記や趣味を書く

朝から雨です。昨日は20℃まで気温が上がりました。

2012年03月31日 | アート・文化

「歩いていますか?」  と、診療の度にDrが声をかけてきます。

 そうです「歩くこと」は人間にとって最も基本的な動作なのでしょうね。  そんなにたくさん歩くことはめったにないのですが、2k位は、と答えています。

 歩くことだけを目的にした「散歩」で好いのだそうで、もう何年も続けている積りです。

 夕食を執る小さな居酒屋、食堂までの、ほんの短い距離を・・。 厳寒の日にも、小雪の日も。

確かに他愛もないこんな散歩が、身体も心も本来の平穏な動作の集約された形なのでしょうね。   「かかりつけ医」のA先生も、3カ月以上も入院されたことがありましたので、ある意味では弱者である患者の気持ちが十分判っている方なのだと納得して何年も診療に出掛けています。  診察室では、数値を見ながら、薬の話や、生活の話を1-2分も話し合うでしょうか、という程度の交換で診断は終わるのです。

 月に2回程度の定期診療です。

   「ストレス」が常に病気の元凶のように指導があります。 そうでしょう。

  でも、物事を進めるときには、必ずプレッシャーを感じてしまい。「これがストレスを生んでいる」とつい、物事の交渉が負担になっています。  やはり、いやでも「齢だ」と呟かざるを得ません。

      今日は今から、自分たちがシルバーなのに、シルバー人材センターのUさんの、サポートでatelierの片付けに出掛けます。

  2人で片付けて頂いている間、時々声が懸って来る程度で、「絵」を描き続けるのです。

クロッキーブックに垂描きしました。

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ほとんど何も考えないで・・・。

そして、話しかけながら・・・小さな人物を。

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titleは「寓話ー2012-語り継ぐべきこと(赫)」

2012年03月30日 | アート・文化

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ここまで進んだところで、少しお話が頓挫してしまいました。

 騒がしさから逃避して、心を研ぎ澄まします。

  「寓話シリーズ」の1点です。

       語り継ぎたいものを、今少し・・・。

             そこでこんな感じのシャープな線はどうだろうと、仮に入れて見ました。

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                                                            原色をを散らして、一先ず様子を見ることにしましょう。

              atelierはすっかり春です。

         まだ桜の開花はありませんが、周辺の山並みは新芽を蓄えた木々の色に変わって来ました。   同時に「田返し」の田畑を散見します。   農家の春が始まったのです。

    4月1日には、すべての機関で、新しい年度を迎えます。

       西脇市岡之山美術館でも「第56回企画展/横尾少年に会おう」

  のopeningreceptionを開催します。  午前10時オープンです。

       横尾忠則さんの少年・青年期が伝わって来る展示にしました。

     小中学校の子供たち連れで家族でご参加ください。午前中は無料です。


100号が順調に進んでいます。

2012年03月29日 | アート・文化

 やや整理が出来て来たようですが、これからですね。

 久しぶりの100号です。

 変20号を100枚以上も続けて来たものですから、大きな画面は「解放された広場です」

 基本的には、freehandでdrawingを重ねたいと思います。

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             人事異動の時期なものですから、世事ががさついています。

     まだそんな俗な世界に身を寄せている側面があることに自分でも驚いています。

  昇進した人や、辞任した人の声が、毎日電話で伝わってきます。

  みなさん、お世話になりました。    お元気で頑張って下さい。

      こんなことにも興味を傾けざるを得なかった時期を引きずっている自分に辟易しています。    

      。 

    深呼吸して、息抜きしましょう。

   drawingで「軽快な春を」。

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横尾忠則現代美術館 の「看板」

2012年03月28日 | アート・文化

兵庫県立美術館分館『原田の森』の一角に、横尾サンの美術館看板が上がりました。

開館は11月ごろのようですが。

  元近代美術館西館を全面的に改装されたものです。   開館が楽しみですね。Dsc_0035

岡之山美術館の56回企画展の作品貸出しに、初めて立ち会いました。

 学芸員の慎重なチェックに時間をかけての確認です。  大変な作業です。

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時間の合間に久しぶりで神戸市内の山手を逍遥して見ました。  王子動物園の向かいにある県立美術館分館は、かって近代美術館の先駆的な美術館で、私たちの青春の拠り所だったところです。

 動物園に入場口辺りを通りますと、春休みの子供連れで満ちています。

 入園料は、中学生以下は無料です。  忘れてしまっていました。  やはり子供の成長には「生き物」の観察は欠かせないとの観点なのでしょうね。 明るい笑顔の沢山の子供たち。       当たり前のことですが、こんなところで子供の姿を再発見したのでした。

 散策ついでに、昔からある小さな「coffee shop」で休憩しました。

 後期高齢に達したであろう老婦人のオーナーが、現代美術談義を聴かせて下さいました。

   「私は描かないのよ」と断りながら「日展が好き」から始まって、ミレーの「落ち穂拾い」、ピカソも、ダビンチも話題に上がります。

   美術館に近い位置にあるこの店には、沢山の画家達が立ち寄るようで、「二紀会が間もなく開催ですよ」と教えてくれます。

   「作品を見るとその人が解るのですよね」。  鑑賞中に「この絵を描いたのはあなた?」と近くにいる方に語りかけると、殆ど当たると云います。  凄い鑑賞者ですよね。

   そんな鑑賞者に私の絵も見て戴きたいなと思いながら、昨日のエスキースを何点か・・・。

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人の匂いの丹波篠山。

2012年03月27日 | アート・文化

気分転換のため、老伴で篠山までdriveです。

山越えの峠が急峻ですが、40分位で入れる地点の城下街は、やはり昔のままの風情を維持しています。   目抜き通りの、奥まった小さな店舗で、「ペルー館」と云うささやかなtearoomが開店して何年かになります。

 ペルー人の奥さんと暫く歓談しました。

 オーナーは、アルバイトだと云います。

 「大変なのね」と声をかけると、「この寒さで、観光客が街に出ませんのよ」と言う。

  「ペルーの珈琲豆」が美味しかったので、2袋ほど小さなパックを分けて戴きました。  

  そんなところへオーナーが帰って来ました。 2度目の出会いでしたが、「ペルーに4月早々に出掛けてきます」と云う。  商品の仕入れと、ペルーでの情報交換のためだそうです。

と言うのも、奥さんの兄弟は4人とも日本に遣って来ているうえに、従妹までが何人かが住んでいて、淋しくは無いのだとのこと。 「 ? 」と言う感じが私にしたのでしょうか、「みんな日本が大好きなのよ」と話を続けます。  

  この城下町に移住してきた「年金生活をこの街で」、という2人の常連客に、この前には出会ったが・・と、話すと、「ああYさんも、もう一人も毎日やって来ていますよ」と話が進みます。

 そこへ2組の客が入って来ました。いずれも老齢者です。  この方たちも、「娘はどうしている?」「2階でダンスしてる!」「上の子供は東京。歌手になるんだって!」と、大らかなものです。

   やはり文化が違うのですね。大らかで、日本の生活では、殆ど無い話題の進み方です。

 氷雨の街を後にしました。  美術館では次回の企画展示の準備に余念がありません。

   帰路立ち寄ったatelierで、スケッチブックを持ち帰って来ました。

 落書きの一部を掲載します。 

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        大作への助走でもあるのです。