あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

民主党がアホすぎる

2008年10月03日 22時12分28秒 | 政治(麻生政権)
 ええっ…。ええ?!

 な…なんてアホな事を言い出すんだろうか。民主党。
 外貨準備が埋蔵金?それは…。バカを宣伝しているとしか思えない。


 外貨準備というのが何者かと言うと。
 これは、何もしていないお金なのである。でも、これがないと困る。保険のようなモノだ。

 例えばお隣さんの韓国だが、現在、自国の通貨が大暴落している。
 このままでは、ウォンは紙屑になってしまうー!
 こんな時、外貨準備からドルを切り崩してウォンを買う。するとウォンの価格が上昇するのだ。
 で、逆に外需に依存しているような国の場合、中国なんかがそうなんだが、ドルを買って元を売る。すると元の価格が下がる。元が安い方が、輸出品の価格競争面で有利になるという訳だ。

 余談だが、日本は外需に依存した国ではない。強力な内需国家である。外需依存率は2割に満たない。閑話休題。


 つまり、民主党は、外貨準備を埋蔵金にしようと言っていると言うことは、ドルを大量に市場に放出して、円を買うと言っているのだ。
 まあ確かに、そいつは国家予算として使えるだろう。でも、それを国家予算規模でやるって事は、つまり、円高ドル安誘導を、政府財源の為に毎年行おうという訳だ。

 今、世界がアメリカ発の金融危機で揺れているのはご存知の通りなんだが、アメリカが風邪を引けば、経済力のない国は吹っ飛ぶのだ。現にロシアとか韓国とか吹っ飛ぶ寸前で、もういつ飛んでもおかしくない。
 ロシアはこないだタイからの米の輸入代金が払えずにロシア製ヘリで支払っていたしな。ロシア株だって急速に値下がりし、最早最盛期の50%ぐらいになっている。
 だから日米欧が協調して、ドルを買い支えているような状況なのに、こんな状況下でこいつらは堂々と

「ドル安誘導を行う」

 と宣言した訳だ。
 昔、「米国債を売ってみたい衝動にかられる」と発言した橋本首相が、全力で潰されたという事を、よもや知らぬとは言うまい。

 確かに、民主党が言うように、外貨準備が多すぎるのは判っている。アレを減らしたいと思わない人はいないだろう。だって日本の血税で買っているモノなのだ。自由に使いたいのは当たり前だ。
 しかし、あれを使えば国際的非難を確実に浴びる事になるだろう。
 しかも、まがりなりにもアレは資産なので、アレを無限に湧き出る泉のように使おうものなら、要するに資産を売って金を使っているようなものなので、債務国に転落しかねない。

 例えるなら、飢餓が発生している国の人が、備蓄食糧を売って金に替え、外食に出かけるようなものである。アホとしか言いようがない。


 恐らく、民主党は「埋蔵金」を探したものの発見できず(いや埋蔵金はあるだろうけどさ。)、国民に主な恒久財源として「埋蔵金」を挙げてしまった為、苦し紛れに発言してしまったのだろう。

 『国民なら騙せる』と。

 俺ら政治に関心のある人ならともかく、人権擁護法案とか、外国人参政権とかの問題を、試しに隣の奴に聞いてみたらいい。

 民主主義とは、バカが迎合できるように誘導し、バカに支持されたら勝つのだ。
 一部の、興味を持って情報収集している奴にばれようとも、ジジババ奥さんガキにばれなければ問題なし。
 民主党はそれがよく判っている。なぜなら奴等はそれ一本で議席数を伸ばしてきたのだから。

 日本崩壊の危機感を煽るだけ煽り、騙りで財源を誇張する。民主党は、現実世界には存在しないバラ色のファンタジーを演出しているのだ。

 でも、言っていいウソと、あかんウソがある。
 これは間違いなく、あかん部類だろう。

 この手の、財源確保とかそーゆー話では、役人の大リストラと、過疎地の放棄・住宅地の集約をするべきなのだ。
 圧倒的政治力でこれを行った時、日本は初めてバランスシートを黒にできるだろう。
 民主主義に無駄が多いのは百も承知だ。

外準規模、GDP比10%まで削減を=大塚・民主金融チーム座長(トムソンロイター) - goo ニュース


2 コメント

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受け売りですが 株式日記より (はさん)
2008-10-04 11:22:53
一応 一考の余地ないですか


◆外準規模は大きすぎ、GDP比10%まで削減を=大塚・民主金融チーム座長 10月2日 ロイター

[東京 2日 ロイター] 民主党の大塚耕平・金融対策チーム座長は2日、財務省の視察後に記者会見し、外貨準備の規模が大きすぎるとした上で、現状で国内総生産(GDP)比で約20%に達する外貨準備の規模を、約10年間で10%程度まで半減を目指すべきとの考えを示した。

 大塚座長ら金融対策チームは同日、外国為替資金特別会計の実態と運用の実情の把握するため財務省為替市場課を視察した。いわゆる「埋蔵金」を財源として活用することを視野に、1)外貨準備の規模の圧縮、2)外貨準備の運用の透明性――について財務省から意見を聴取した。視察には、菅直人代表代行も同行した。

 財務省視察後に会見した大塚座長は、米欧に比べて日本の外貨準備高の対GDP比が高すぎると強調し「20%の比率を10%に半減することをターゲットに10年の計画は十分に立てられる」と述べた。ただ、大塚座長は、ドル売り・円買いを「いますぐ大々的にやることは必ずしも適切ではない」とも述べた。

 財務省によると、2007年末現在、日本の外貨準備高は9541億ドルで対GDP比は21.8%となっている。同時点の米国は740億ドルで同0.5%、英国が495億ドルで同1.8%。欧州中央銀行とユーロを導入している各国の中央銀行で構成するユーロ圏でも2349億ドルで同1.9%。

 ただ、財務省の杉本和行次官は同日の定例会見で、外貨準備について「適正規模についての国際的な意見の一致は見られていない」とし、「外貨準備を減らすと、外貨準備を売却することになる。為替市場に不測の影響を与えかねない。慎重に考える必要がある」と否定的な見解を示した。

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>はさんさんへ (あきよし@管理人)
2008-10-04 19:23:46
一考に価するかと言えば、当然一考に価します。当たり前です。
ただ、こっそりやる分にはまったく問題ないのですが(これまでだって、日本は徐々に徐々に外貨準備高を減らそうとしています。)、おおっぴらに言ってはいけなかっただろうし、当然ながら外貨準備高の恒久使用なんてバカげているでしょう。
でも、まだ平時なら「実現するだけの実力もないくせに吠えるね…」ぐらいで済むでしょうが、現在の日米欧協調モード時にそれを言うのは、バカだと言っているのです。

 以上。偉そうに言いましたが、私はド素人である事をお忘れなくw
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