あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

日本の森を守れ2

2010年12月14日 22時26分54秒 | 水資源
 前回の水資源を守れの続き。

 【拙】日本の森を守れ
 http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/e/8030ed59de1097419c6f74234914bca4

 うーん。
 この水利権の話をすると、必ずこういう人がコメントをくれる。


甘くないですか? (sun) 2010-12-14 06:39:27
平和ボケ思考ですね(苦笑)

>また、このような毒混入は無差別的攻撃であり、極めて非人道的です。
>このような攻撃した国はされた国からの無差別的報復を覚悟しなければなりません。

いや、実際にやらなくても暗に脅すことで大きな外交カードにできると思いますが・・・
つい、こないだもフジタの中国駐在社員が事実上、人質にとられて外交カードに使われています。
たった、3人でも。
表沙汰にするだけで殺すと脅されれば中国は傷つくこともないですし。

 マジレスカコワルイと言われようと、自身のエントリに、おそらくは好意でもってコメントしてくれた人をネタにしたエントリだ。
 今回はマジレスする。

 まず最初に言わせてもらうと、「日本の法律の及ばない中国国内」で拘束された3名と、日本国内で河の源泉に大量の毒を流す行為を一緒にするなと言いたい。
 国内の源泉に毒を流した人は「日本国内にいる犯罪者」であり、「日本の国内法で裁ける人」である。これが、「大きな外交カード」と言うのであれば、日本国内にいる在日外国人は全員外交カードで、日本国内で犯罪を犯した外国人は全員国家の差し金という意味になってしまう。
 この点は、非常にばかばかしい。まあ、無論そういう要員が日本国内に存在する可能性は否定してはいけないとは思うけどな。

 それと、俺は別に、外国人による日本の森林の買収を制限するなとは言っていない。主張しているのは、ぶっちゃけ言ってしまえば、

「『外国人が森林を自由に売買するのを制限せよ』という主張に説得力のある説明を付与せよ」

 である。
 残念ながら、外国人がテロしようとしているとか、外国人が所有する森林付近の河川の水利用料を日本人に支払わせようとしているとか、日本の水を中国に輸出して、日本の水を枯渇させようとしているとか、そーゆーのでは説明にならんと言っているのだ。

 結局「こーゆー人達が主張する水利権」については、明確な危険性が俺にはわからない。まあ俺の知識不足は否定しない。できたらちゃんと教えて欲しいぐらいだ。

 テロ目的とかで、実際に、水源に対して何かやるなんて予告すれば、防御するのは簡単だし、何もそんな手間なんぞかけなくても、どっかの地下鉄でサリンをまくと脅す方がよほど安上がりだ。

 水資源の利用料を森林所有者に支払わねばならないのなら、なんで外国人が購入する前の日本人の誰かにはその支払が発生していないのか、俺にはわからない。この発言の根拠も、俺は知らない。その支払額は、固定資産税を上回っているのか?

 日本国内から水を輸送して中国に運び、中国の水不足を解決するとか、普通に海水の淡水化プラントの方が安上がりだ。

 俺には、どーーも「中国人が気持ち悪い」って言っているようにしか聞こえない。そりゃ単なる人種差別だろう。

 実際、中国人をはじめとする外国人が森林買ってるのは確かで、なんかしようと思っているのであれば、「もちょっとその狙いを考えようよ」と言いたいのだ。

 で、最近のこの危機感を煽る「森を守れキャンペーン」は、日本人に、自分達が二束三文で投資した森林を、ぶっちゃけ高値で売り払う為の工作の可能性すらあるんじゃないかなぁと、それぐらいしか思いつかないのだ。アホなのか?俺はアホなのか?


 まあ、結論としてはだ。
 俺を「お花畑(ルビはアホ)」だと言うくらいだ。普通に驚異的な日本沈没計画を、日本の森林を二束三文で購入した人々は画策しているのであろう事に、みなさんお気づきに違いない。

 その根拠を語って欲しいんだよ。だってわかんないんだもん俺。

 もしそんなのが実在するのであれば、俺は猛省し、次回エントリではきっちりそれを調べてエントリしようと思う。
 誰も、そんなエントリしてなさそうなんで、俺はブロガーとして、一歩先んずる事ができるであろう。ふひひ。

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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2010-12-17 23:52:09
先日全文引用されたコメントを書いた者です。勝手にコメントを書いて楽しませていただいているのに、お礼だけでなく賞賛の言葉まで寄せていただき、大変恐縮しております。

さて、最近ではテレビなどでも中国資本による森林・水源地の買収の話題が出たりしてるようですが、それに対する警告を聞くたびに、やっぱりどうにも腑に落ちない気持ちになります。

というのも、中国人が二束三文で土地を買っているということは、その反対には二束三文で土地を売っている日本人がいるわけです。ではなぜ日本人がその土地に二束三文の値札を付けたかといえば、その土地の利用価値がそれくらいしかない、その土地からは二束三文程度の利益しか引き出せないと考えたからでしょう。
高度資本主義国家に生息するエコノミックアニマルたる日本人が、これまでに培ってきた経験や知識や地の利を駆使しても二束三文の利益しか引き出せないと考える土地から、ぽっと出の中国人が二束三文以上の利益を引き出すことなんて、実際にはもうほとんどできないんじゃないかという気がするのです。

日本の国内法にのっとった経済活動によって利益を得ることが難しいなら、じゃあ非合法な破壊活動が目的かというと、それをやるならもっとコストパフォーマンスのよい方法がいくらでもありそうです。

仮に水資源の利用料請求などの要求に法的根拠があったとしても、それが公共の利益に反するなら、日本側は立法権を行使して法を変えてしまうことだってできます。
また、中国が日本の水を使って中国国内の水不足を解消しようと本気で考えており、それが実際に可能なら、日本政府はそれを積極的に支援するべきだとさえ思います。というのも、もし中国が日本の水に依存するような状況を作り出すことができれば、これは極めて大きな外交カードになりうるからです。ちょうどロシアの天然ガスに依存するヨーロッパがロシアに強く出れなくなってしまったのと同じ構図を作ることができます。また日本政府が関与することで、中国側による「水の乱獲」を防ぐこともできます。このことから見て取れるように、日本の水に依存するというのは、中国にとってはできれば避けたい選択肢なんじゃないかと思います。

じゃあ何で中国人が土地を買ってるのかというと、これが私にもよくわかりません。ホント誰でもいいので教えてほしいくらいです。「これからは水が貴重品になる」という言葉に踊らされた素っ頓狂な投資行動で、チューリップバブルの再来なのか、あるいはご指摘のような「森を守れキャンペーン」と連携しての転売目的なのか、それとも超長期を見据えた不動産投資なのか。
私が思いついたのは「ただ単に、彼らにとってはそれが面白いことだから」というものです。月の土地を買った人がいるのと同じことです。月の土地と日本の森林地では法的根拠や実際に行けるかどうか等で極めて大きな違いがありますが、それでも実際の利用方法としては、地図や写真を眺めながら「ここが私の土地なんだ」と悦に入ることくらいです。中国人にとっては日本の土地を買うことは「かつての侵略国の土地を自分のものにした」という復讐めいた喜びもありそうですし。いや、自分が「お花畑」と指弾されそうなことを書いているのはわかっているんです。ちょっと恥ずかしかったりもするんです。でも私の頭ではこのくらいしか理由が見当たらないんです。
もし説得力のある恐るべき理由があったなら、そのときは己の愚かさを猛省したいと思います。
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