あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

卑怯者の倫理

2012年06月22日 00時14分51秒 | Weblog
 俺は、変態(毎日)新聞が嫌いだ。

【変態】生きられる社会へ:生活保護の今 人気芸人の母受給、「扶養義務強化」の声 「しわ寄せは弱者に」
http://mainichi.jp/select/news/20120614mog00m010003000c3.html

 主題は「扶養義務強化」に対する懸念…なんだが。まあそれは俺もある程度賛成なんだけどな。結局、「生活保護受給者のプライベートを守りなさい」という主張が、裏に見え隠れする文章なんだよ。そこを意識して読めばわかると思う。
 こういう、如何にも倫理的に優れた文と見せかけ、すごく反論しにくい雰囲気を作りながら、「生活保護受給者のプライベートを守りつつ、本当に生活保護を必要としている人を守りなさい」という不可能を要求するあたりに、俺は我慢のできない苛立ちを感じる。

 昨日の自分のエントリで

【拙】生活保護受給は恥か
http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/e/314af91a1c005d3713b7fbaedc85ad52

でも、それを言っちゃったら、倫理観が欠如している人が一人もいない社会にしなきゃならないので、不可能なんだよね。清流には何も住めないの。
 じゃあ、どうしたらいいのだろう。そりゃ、倫理観が欠如しているヤツを前提に、制度を構築する必要があるわけだ。


 と俺は言っているが。そのキレイな理想論をドヤ顔で語ってる典型が、上の変態の記事だ。
 弱者の声を盾に自己を正当化するスタンスがホントに最悪。共産党とか朝日新聞もその類だが。

 生活保護受給者にしわ寄せがいく?
 違うな。生活保護を本当に必要としている人に、しわ寄せがいっているのが現状なのだ。受給者じゃない。なぜそうなるのだろう。それは、現在生活保護を受給する事ができている「既得権益者」を、変態とか朝日とかが守っているからこそだ。

・生活保護受給者の姓名・通名・住所・受給理由・顔写真を完全公開。プライバシー不要。
・不正受給の疑いがある人に対して通報制度(報奨金あり)を導入。
・健常者に対し、職業訓練か就職活動の継続を義務化。


 昨日提案したこの3つの生活保護改善案。
 この3つの条件が生活保護を受け入れるにあたる必須条件であったとしても、上記変態新聞に登場する「生活保護が受けられない死にそうな人々」は、保護が受けれるのであれば、きっと受け入れるであろう。だってそうしないと死んじゃうし。

 そこまで、記事を深読みできた時、変態新聞が例としてあげたケーススタディのえげつなさに気がつくことができる。

「照会で、DV夫に居場所知られ」
 首都圏の40代女性は数年前、生活保護を申請した行政の窓口で担当職員に懇願した。職員は、夫に女性を扶養する意思があるかを確認する、と言い出したのだ。
 女性はドメスティックバイオレンス(DV)の被害者。夫の暴力に耐えかね、2人の子を連れて自宅を飛び出した。年金生活者の両親を頼るわけにもいかず、生活保護の申請を決意した。


 そう。「このケースであれば、「プライバシーは不要だ」と考える俺みたいな連中も反対できまい」というスタンスで選択しているんだな。超特殊なレアケースだ。
 俺みたいな事を言い出す奴らの存在を、変態は知っているわけだ。それは、逆に言えばそれだけ、生活保護者のプライバシーに配慮しているのである。

 そして、この特殊なレアケースを持ち出す事により、このレアな人だけに配慮し、他の人を犠牲にしているわけだ。俺は、こーゆーケースが発覚したのであれば、加害者側がはっきりした犯罪行為なのだから、ナンボでも対処法があると思うのだけどな。そもそもDV被害者は、一生DV夫から隠れて隠者の如く生活をするつもりなのか。普通にキチンと離婚手続をやって、DV夫を戸外に山ほど存在するストーカーとかと同じ扱いと考え、警察にご厄介になるべきだろう。そんなに、プライバシーを公開してしまう事は、生活保護受給者の負担なのだろうか。俺には理解できない。
 不正受給してた人には、わざと離婚して内縁の夫という形をとってたりするじゃないか。生活保護を受けるために。なぜそれができないんだろうね。

 この他にも、朝日や変態には、詭弁ちっくな記事が多い。
 俺はかってに、こいつらのこんな記事を、「卑怯者の倫理」と呼んでいる。
 人の倫理観につけこんで、自分の歪んだ主張を倫理的に正しいものと偽装する行為の事なんだけどな。

 俺は、こんな連中が一番大嫌いだ。そんなのは倫理じゃねぇよ。

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