あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

消費税増税と自民党の関わりってミスリードなのかな?

2012年06月12日 14時11分06秒 | 政治(野田政権)
 先日、mixiの友人がこの記事を紹介していたのを思い出した。

【誠】ネットの口コミと政府の情報、どちらを信頼する?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120608-00000075-zdn_b-bus_all

 この記事をタイトルだけ紹介された時、俺は当然の如く、

「どちらも信用しない」

 と直感したのだが、この記事を全文読むと、

「東日本大人災のような天災が発生した時、どちらか一方だけを信頼せねばならない場合に、どちらを信じますか?」

 という問いかけだったようだ。
 ならば状況が異なるであろう。解答を変更すると、俺は「ネットのクチコミを信頼する」。

 何故ならば、政府情報は嘘だろうが本当だろうが一貫していると思われ、ネットは複数の情報の中から最適解を探す所謂「集合知」だからだ。

 ネット発の情報源にだって、信頼に足る情報は存在する。現地にいる複数の人の写真付きツイッターとか、実名で発信してる人の情報等が、それに当たるだろう。これらは嘘を配信する事が極めて困難か、多大なリスクが伴う。当然の如くポジショントークを展開する実名配信者もいるので、そのへんの見極めが必要だと思うが、それでも比較的正確な情報を得られる可能性は高い。

 一方政府情報は、場合によっては「嘘も方便」という言葉からも、政府が嘘を言ってはいけない理由がどこにもない。信用に足る政府であれば、「日本人をまとめる為の嘘」もアリであろう。パニック回避の為とかな。でもだからって、信頼していいとは思わないわけだな。

 ま、そんなわけなんだが…。正直このサンデル教授の問いかけは馬鹿馬鹿しいと言わざるを得ないな。
 要するに「泥棒と変質者が異なる主張をしているが、どっちを信用しますか?」と言っているようなものだ。解答なぞ存在していない。もっと抽象的に言えば、「男と女はどっちが偉いですか?」とかに近いものがある。
 だからこそ、回答者からアホな回答を得やすく、自分を偉そうに見せ、その回答を叩く事で面白おかしく語る事ができるのだろう。
 お判りだと思うが、俺はこのサンデル教授のような人が嫌いである。ま、それは置いておくとしてだ。
 なぜ、この話をしているのかと言うと。最近マスコミが

「自民党も消費税増税に賛成したっ!!!」

 という記事をやたらと連打しているからである。

【痛いニュース】「消費税10%」で民・自が基本合意
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1716724.html

 上のサンデル教授の「政府とクチコミ、どっちを信頼する?」の記事を、友人から紹介された時、俺は

「一番俺が情報源として信頼しているのはマスコミだ。彼らは本当の事を語っていない事はあっても嘘はほとんどついていない。」

 と答えている。
 拡大解釈や隠蔽を前提とすれば、一番信用できるのがマスコミなのである。
 ここで登場するのが、自民党の中の人のブログ。当然ながら、この人の話す内容もポジショントークを前提とせねばならない。

【三橋貴明】ザ・グローバリスト
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-11275453900.html

さて、消費税増税法案で色々と報道されていますが、わたくしが知っている限りのことを書きます。
 自民党は、消費税について「将来10%に上げる」のはともかく、増税時期について「国会で、国会議員が決める」という線を落としどころにしようとしているように思えます(わたくしが聞いた限り)。経済状況を無視して14年8%、15年10%と、時期決め打ちという最悪の手法や、「財務省」が増税時期を決めるという法案の場合、総務会を通さない以前に、修正協議で合意しないでしょう。

 同時に、「税と社会保障の一体改革」であるため、社会保障の民主党案を全面撤回しない限り、消費税の方も合意しません。というわけで、野田政権は、
「民主党の政策の看板であった社会保障改革(最低保障年金等)を全面撤回し、増税時期も『将来』国会議員が改めて議決し、決定する
 という形に法案を修正しなければ、参議院を通すことができないという話になるはずです。

 無論、上記の修正は民主党の議員たちが絶対に納得できない(増税反対派やマニフェスト派たちが)わけで、採決に持ち込まれると民主党内ですら造反が相次ぐことになります。(それで自民党は採決を急いでいるのです)

 というわけで、「税と社会保障の一体改革」は、完全に政局の問題になってしまっているわけですね。政局がもろに絡んでいる上、大手紙が完全に財務省の手下と化していますので、今後の報道は混乱を極めると思います。わたくしも、できるだけ混乱を起こさないように読者の皆様に情報をお届けしたいと思います。


 まあ個人の感想的には、マスコミの記事はどこを読んでも「消費税増税に自民が賛成」としか書いておらず、肝心の「それがいつごろになるのか」と「どんな条件ならば消費税増税に至るのか」にはノータッチなので、事の詳細がわかるまでは「見」なのかなと思っていたのだが、俺みたいな記事の読み方をしている人は絶対的少数派なわけで。短絡的に自民党の株を下げるにはもってこいの記事だよね…と思わざるをえないわけだ。

 これで、本当に消費税の増税が近々に実現する方向性になれば自民党はさらに本格的にフルボッコタイムに突入せざるをえないだろうし、実現できなければ無能な民主党を叩くだけ。マスコミは嘘をついてないし、自分達は毛ほどもダメージを受けないわけだな。いけ好かない連中だこと。


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