あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

ニュークリア・シェアリング

2009年07月14日 22時50分28秒 | 政治(麻生政権)
 とりあえず。ホントかなぁと思う事件が、サミットで起こっていた模様。

 先週末の、西村眞悟氏のブログである。
 以下の点に、注目。

 さらに、日米両政府は、七月七日、アメリカの「核の傘」を巡る両国の協議の場を初めて正式に設け、月内にも初会合を開く方向で検討を始めたと発表した。
 しかも、この発表がサミットの最中に為された。これはかなりインパクトがある。イタリアにおけるG8首脳は、「おおーっ」と麻生総理を注目したのではないか。今回のサミットにおける一番のインパクトである。もし、中国の主席がウイグルの抗議行動で帰国しなければ、彼はイタリアで絶句していたであろう。


 つまり、日本も核兵器を持つ方向性で検討を始めたというのだ。

 【Wiki】ニュークリア・シェアリング

 現在の日本の情勢を考えれば、極めて常識的な方向性だと思う。
 自国の核ミサイルで、常に韓国や日本を恫喝する北朝鮮や、日本が海洋資源の開発を進めようとしたら軍艦で威嚇する中国、竹島周辺の海域の調査をしようとすると、国をあげて妨害する韓国。

 …どう考えても敵だらけ。この状態で、これだけ無防備マンをやりながら、戦後から今まで日本が存続していた事自体、それなりに凄い事だと思うのだが、ここ数年は本当に危うい。台湾と中国は急接近し、台湾が戦わずして陥落すれば…とか、シーレーンの問題も当然あると思うけど、喫緊の問題はやっぱり北朝鮮だ。

 少なくとも、日本が核武装してしまえば、奴らは安易にはいつものように恫喝する事ができなくなるだろう。

 現在、ニュークリア・シェアリングをアメリカと締結している国は、ドイツ、オランダ、ベルギー、イタリア、トルコ。これに日本も加わろうというわけだ。
 俺的最大の魅力は、有事の際、核兵器の管理をしているのはアメリカではなく加盟国(つまり日本)であるという点だ。
 日本は少なくともこれまで、ニュークリア・シェアリングに参加するには国内世論が厳しすぎた。
 核兵器は戦略兵器(使用せず、存在するだけで効果がある、いわば「警官のピストル」)であるという認識が広がれば、可能になると思うが…。ホントかなぁ…?

 しかし、これが本当だとすると、大変重要な話だと思うんだが。なんでこれ、日本のどこの新聞も報道してないんだろうか。
 恐らく、日本語の情報では西村眞悟氏のブログだけで他は見当たらない。海外報道は未確認なんだが。中国の新華社とか韓国のハンギョレ新聞あたりが喜んで報道しそうなネタなんだけどな。そっちでも見当たらないな。

 …また、麻生総理の外交点がアップするのを嫌っての情報封鎖なんだろうか。
 良い事いっぱいやってるような気がするんだけどなぁ。麻生総理。

 日本のメディアは、どこも「サミット成果なし」を強調していたな。そろって自国の元首を貶めるっつーのは、すごく偏っていると、メディアの中の人は思わないんだろうか。
 なんでサミットを3次元的に評価してくれるメディアがいないんだろう。