コロナ禍になってから久しいです。おうち時間が長くなり、ペットを迎える方が急増しています。ペットの価格も急騰しています。コロナ禍の前の2~3倍に跳ね上がっています。
ワンの業界も変わってきました。動物愛護法の改定によって、飼育の環境や飼育の頭数などのチェックも厳しくなりました。
その法令が厳しくなったことも含めて、生活していけないブリさんが多くなり、ブリーダー業の廃業者も多いそうです。元々ブリーダーで儲けてる人に遭遇したことはありません。詳しくは書きませんが、忙しいばかりで収入は少なく、厳しい世界です。
仔犬を新たに購入された方、きちんと血統書をもらえていますか。血統書はただの紙切れではありませんよ!そのワンコ達の先祖代々の血筋が記されています。
人間にたとえれば、戸籍謄本です。私の考えですが、犬の世界に戸籍謄本があるから⇒血統書があり、犬の代金・お金が発生すると考えています。
もし~血統書をもらってない方。冷静になって考えてください!売り手がどんなに➡この子犬は両親犬がCHで優秀で素晴らしくて!普通の人には手に入らない犬だ!と銘うったとしても、それを証明する血統書をもらえていなかったら、そのブリが言っている親犬の肩書は全く実証されないのです。
CHを完成できたワンコには、必ず行うことがあります。それはDNA登録です。
JKCでは、親犬のDNA鑑定を行うために、繁殖者にそれを調べるためのキッドを送り(有料です)親犬の口の中の粘膜を削ぎ取って研究所への提出が義務づけられています。それにより、いづれ巣立って行った子犬と・・親犬があまりにも似ていない場合は、DNA鑑定を依頼することもできます。
新オーナー様の元へ行ったワンコから、同じように口の中の粘膜を削ぎ取り、JKCへ送って調べてもらいます。すると、親犬とその子犬のDNA鑑定を行い、実の親子関係であるかを検査してくれます。費用は高くありません。
それは、悪質ブリ・虚偽の血統書を作成したブリを無くすためでもあります。
イノセントでは、うちの子犬を迎えてくださったオーナー様には、血統書が出来上がったときに一緒にこのようなささやかですがプレゼントをさせていただいております。
イノセントのワンはショーに参加しています。私の下手なオナハンで臨んでいるので、CHへの道は早くはないです。
でも同じリビングで暮らしている、通常はペット犬が私と共に練習して・・けなげにショーマナーを覚えてくれる姿が好きです。
若い頃は訓練士になりたかった私。
子供の頃の将来の夢には⇒動物の命を助けるお医者さん、もしくは犬をお利口さんにしつける訓練士・・と書いていました。
大人になり結婚し、転勤族となってからは官舎生活でペット禁止でした。新婚生活は青森の八戸でした。八戸では3年半を過ごしました。長女が産まれました。誰にも頼ることもなく、孤独な子育てでした。
その後2年ごとに関東近辺で転勤の末に北海道へ、千歳から~札幌へ。それから急に・・予定外の札幌での自宅購入でした。
札幌で子育てをして、関東の学校とは違うことを学びました。関東では、子供の頭の良し悪しが前面に出ていました。成績の良い子・・というか勉強のできる子が良い子という風潮でした。でも、北海道はのびのびしていました。先生たちの質が違いましたね。先生の接し方がよいと子供も伸び伸びできます。
話しが横道にそれましたが。今日は血統書のブログでした。
私から子犬を購入してくださったオーナー様には、親犬がショーで獲得したBOBのリボンとグループ戦で獲得したロゼットをプレゼントしています。
BOBはベストオブ・ブリード。イタグレの中で一番の成績です。そしてロゼットは、その上である10グループにおいて一席・二席・三席・と良い成績を獲ったときにいただける証の大きなリボンです。
新オーナー様に、私・イノセントからのプレゼントです。血統書と一緒にお送りすると、みなさんは、こんなモノいただいてもよろしいのですか?とおっしゃいますが。
どうぞ、ぜひもらってください。我が家に置いているよりも、オーナー様にもらっていただきたいです。簡単にもらえるものではありません。オーナー様たちの元へ行った仔犬の、パパ犬や、ママ犬が頑張ってリンクを走った証です。チャンピオンを完成している証です。
ふ~ん。ワタチの親はすごいのね。byリルファちゃん。リルファママさんは、さっそく額縁に飾っているお写真をくださいました。
えへん!!ワタチ、誇らしいわ!
リルファママさん、喜んで下さりありがとうございます。
イタグレの繁殖を始めて20年が過ぎました。ショーに出るようになったのはそのしばらく後。。。恐れ多い世界と思っていて、5年くらいは出ませんでした。
ショーに出て親犬がリボンをもらえるようになってから。イノセントの子犬を迎えてくださった方々には、リボン&ロゼットをプレゼントするのは恒例になっています。
コロナ禍になり、去年の北海道でのショーは全部中止になりました。リボン&ロゼットはひとつももらえませんでした。現在オーナ様たちにプレゼントしているのは、数年来ためてきたロゼットたちです。
オナハンですから、もらったリボン&ロゼットはその日に必ず持ち帰ります。普通の方には何ともないものでも、私にとってはかけがえのないもの。私がワンコ達と一緒に努力し、汗を流してもらってきた宝物です。
チャンピオンの肩書だけではなく、そのうらにはコツコツと歩んできた証があり、お金では買えない宝物があることを少しでも分かってもらえたら幸いです。
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