去年の4月にH・Pが無くなってしまった後に、沢山のお問い合わせをいただきました。ありがとうございました。今日のブログは、その方々に見ていただきたい気持ちが強くて書かせていただきました。初期の私のことです。
私は約20年前にイタリアングレーハウンドの存在を知ってから、IGの虜になりました。1999年に女の子を迎えてから、前回書いたAさん所有の男の子と交配をしていました。その当時生まれていたのが、こちらのパピーちゃん達です ↓
イタグレの子がうちで生まれてくれるなんて、夢のように嬉しかったです。額にブレーズがある子が好きでした。お馬さんのサラブレッドを連想しました。シルビィはAM.CHの娘でした。アメリカタイプは身体に白が入っています。華やかで美しいです。
時には・・こんなパピーちゃんも ↓
左の子はピアノちゃんです。美人さんになりましたよ。毎年、年賀状をいただいています。自慢の美人さんです。
みんな可愛かった~!
その後・・イタグレを勉強していくうちに、自分の好みが変わってきました。Aさん所有の男の子たちは、悪くはないけれど~ステキだ!とは思えませんでした。
Aさんは私のことを頼っていて、Aさん宅で生まれた子犬を、私のH・Pに載せて販売してほしい~と言い・・そのお手伝いもしました。彼女は、P・Cもデジカメも持っていない・・運転もできない。自分では行動できない人。それでも自分はベテランブリーダーだと豪語していて、井の中の蛙でした。
どこからその自信が来るの?他のブリも、あなたとは付き合いたくないと言っているの。私も限界でした。これ以上、同情の気持ちで付き合っては相手にも失礼でした。
Aさんは引きこもりでしたが、お口は達者なので、他のブリさん達とは電話でことごとく喧嘩をして・・お別れです。相手をする人も少なく、四面楚歌の人でした。この人と付き合っていて、私も同類に見られては困ります。ロナルドの輸入を機にご縁が無くなってよかったです。
さあ~やってきたロナ君。 ↓
仲間に加わったよ!アメリカ系のワンコ達の中に、唯一のヨーロッピアンです。15年くらい前の写真です。ロナの輸入で、通訳等を手伝ってもらった人が⇒ ルーズな人で、来日は予定よりも大幅に遅れました。だから4歳になっていたと思います。でも無事に本物が来てくれたのですから、贅沢は言いません。この当時の輸入と言ったらひどかったです 写真とは別ものの違う犬が来たり・・若い犬のはずが・・よぼよぼの老犬だったなんて話もよく聞きました。
今ではそんなことは考えられませんが、当時の輸入は大きな かけ でした。
ロナ君、仲間たちと一緒に窓際が好きでしたね。
彼が来て最初にペアリングしたお相手がこの子でした ↓
ビビアンです。イノセントの史上に残る、性格が良くて骨格もしっかり。お産も上手で申し分のない良い子でした。パパ&ママともにアメリカのIG です。ビビとロナルドとの娘のリカが、今でもイノセントで健在です。13歳ですが、すこぶる元気です。
ロナ君は交配が上手で、感心しました。無駄のない動きで、短時間で遂行しました。Aさん宅の男の子との交配が四苦八苦で、2人がかりで汗だくになっていたことと比較すると、改めて良い子が来てくれてなぁ~と思いました。そして生まれた子達です。
ビビちゃん、とても安産で母乳もたわわです。
ロナ君が来てからは、子犬たちはソリッドが産まれるようになりました。ソリッドが優勢遺伝と言われているので。
でもこの頃は、カラーはヨーロッパの単色でも、身体の骨格構成は、アメリカが強く出ていました。ロナの身体のラインとビビのそれは全然違います。同じ犬種とは思えないほどの違いがあります。それが、それぞれのタイプの違いなんですね。
可愛いエキゾチックなお顔。
私はエレガントで上品な美しいイタリアングレーハウンドを目指して歩んできました。1匹を輸入したからと、すぐに創っていけることではありません。このときの子犬達は、見た目はヨーロッパ風でも、全体のライン・体つきはアメリカでした。
ロナルドの来日から4年後くらいだったと思います。2匹目の男の子・エニオが来日してくれました。エニオはしなやかなスタイルの、ヤサ男でした。ロナルドとはタイプが違いました。エニオの子供達が産まれるようになって、段々とヨーロッパに近づいてきました。
いつも書いていますが、どちらが 良い! 良くない! はありえません。好みの問題だと思います。私は、自分の行動にブレはないです。自分の惚れた好きなIGを目指していきます。そして、お客様のお好みがイノセントのワンと一致して、ご縁があり迎えてくだされば、今までの努力が認めてもらえることになり嬉しく思います。
輸入から15年も経ったので、最後に私の考えを書かせていただきます。一度言いたかったことなので、本心のきついことを書かせていただきます。
私がヨーロッパからIGを輸入したころは、アメリカのIG が全盛でした。イタリアングレーハウンドはアメリカの犬が一番!ヨーロッパの犬は衰退していてよくない!と言われていました。その当時に日本でショーに出ているのは、アメリカのIG ばかりでした。
そのような中、私が輸入したとたんに、2ちゃんねるに・・マツムラはアメリカとヨーロッパのミックス犬を創っている、などの批判の書込みが何件もありました。嫌がらせの電話もありました。血統書もあり、イタグレ同士なのでミックスのはずがないのに。ロナルドの血統書を探し出し、ネットで検索してブリーダーを必死に探した人も多かったそうです(ショーの先輩から聞きました)そのような形で興味を持ち批判してくる、うつわの小さな心の狭い人。
当時は、ヨーロッパの犬~?どんな犬~?とヘンな写真を掲載して、アメリカはサラブレッド・・ヨーロッパは駄馬だ!と批判した人もいました。嫌がらせにすぎません。私は、ポーランドのブリさんから、美しいヨーロッパのIGを見せていただいていました。facebookで世界に知られる前に、美しいIGに惚れ惚れとしていました。いつか日本でも認めてもらえる日がくると信じていました。
その時から10年以上の歳月が経ち、現在では日本のショーにおいても沢山のヨーロッパのIGが参加され、良い成績を獲っています。根強いヨーロッパファンも大勢います。
反対に、アメリカ系のブリさんまでもソリッドを多く創るようになったので、イヤ~な気持ちになっています。見た目だけの単色です。
かつて、私のこと&ヨーロッパのIGを批判していた、ブリもどきの人がいました。私やイノセントのワンの悪口を、自分のファミリーさんに言いふらしていました。その人は、IGはアメリカだ!色はレッドだと豪語していました。 ブルーをけなしていました。私には聞こえていました。悪口の内容も知っていましたよ。大先輩ならともかく。素人さんですよ。
それはその方の考えかたであり、どう思おうと自由なのでよいのです。しかし、その後がいけませんね。あれだけ、アメリカ!アメリカ!と言っていたのに、後になってヨーロッパから犬を入れています。どういう気持ちからそうなったかは、だいたいわかります。
では、自分が発していた言葉はどうなったのでしょう。IG専門で犬を繁殖するのであれば、自分のポリシーを変えずに貫いてほしいです。ヨーロッパを否定していたのに、数年後にはヨーロッパから輸入した、自称ブリさんが数名いらっしゃいます。アメリカ~!と豪語していた人がヨーロッパから迎えたと記事を見るたびに・・あなたも?あなたもなの?アハハ~ と内心おかしくてクスッ!と笑ってしまいます。
カラーがソリッドになっても、骨格まではヨーロッパではないですよ。身体のシルエットが違います。お顔が違います。額の形が違います。マズルの形も違います。マネごとです。
ショーに出す気持ちもない人たち 売れ筋のワンを創りたいために輸入を?と思ってしまいます。私に対しての・・ヨーロッパの犬に対しての・・強い批判をした人たち。
あれから長い年月が経ちましたが、あの時激しく批判されたことは忘れてないです。あなたが結局したいことは、売れる子犬を創るためですか。プライドを持ってほしいです。私に対抗して・・並ぶ気持ちはやめてほしいです。
反対に、アメリカタイプが好きで、ずっとアメリカの良さを追求しているブリさんも多いです。ブレることなくアメリカ一筋の方々。さすがにその方々が創っていらっしゃるIGは美しいです。好みは違っていても、美しいなぁ~と惚れ惚れします。タイプ云々よりも、IGの美しさを追及して創っているブリさんにはエールを送ります 本物を追求することは、たゆまない努力・お金・年月・情熱をかけ続けることです。
このことを書くのは終わりにします。最後に替え歌です~
3年目の浮気の歌詞です。かつて私を批判した人へ。
よくいうわ~いつも悪口ばかりでぇ~ わたしが何にも知らないとでもおもっているのね~
バカ言ってんじゃないわ~バカ一言ってんじゃないわ~ 知られていることわからないなんて~かわいそうだわぁ~
今日は、最後にキツイ内容でした。。一度は言いたかったので、失礼しました。
下のイタグレの文字をクリックしてくださり、ありがとうございました。