少し前のブログに、ショーを始めた頃のことを書かせていただきました。男の子・エニオはプロハン先生にお預けしたこともあり、とんとん拍子でCHを完成できました。女の子・レイラはうちで生まれた子。パピーの時から私がマナー入れの訓練から始まり、コツコツと数年かかってCHを完成しました。
レイラが産まれた2年後に、最初の輸入犬・ポーランドCH・ロナルドの娘・モナリザを残しました。モナちゃんも美しく育ってくれました。↓
4~5か月の頃のモナです。モナはレイラよりも身体のラインが優しい感じで、さらにヨーロッパに近くなったような身体付きでした。顔の輪郭もキレイな形の良いうりざね型で、私は好きなタイプです。
当時レイラはアダルトのクラスになっており、CHへとリーチがかかっていた頃に、モナはパピークラスで出ていました。
パピークラスで、何度かよい成績をいただきました。これは北見のショーでした。モナちゃん、リザーブクィーン(準優勝です)良かったね
10年前です。若いです。あの頃は高速が現在のように遠方まで伸びていなかったので⇒遠かったよ。しかも、この日は北見で大きなイベントがあり、ホテルはどこも満室。仕方なく、車の中で車中泊をしました。他にもホテルを取れなかった仲間たちが車中泊をしており、夜中までワイワイと飲んでおしゃべりしたので楽しかったです。ワンと一緒に車中泊。初めての経験でした。
終わった後・・札幌の自宅までも延々と運転し~遠かった。車中泊は睡眠不足でしたから。無事に帰宅後・疲れが抜けなくて、3日間ほど寝込みましたよ。
モナは従順で、何でも言うことを聞くけなげな子でした。
ザーザー降りの大雨でも歩いてくれた。
別の日の会場は、砂利の石ころだらけでした。ひどい会場でした。とんがった砂利で、小型犬の肉球ではもろに痛くて・・痛みで・・ チワワ・ヨーキーなどが立ち止まり、歩かない子が続出しました。でもモナちゃん、痛さを表に出さないで歩きました。
人間は靴を履いてるからこのときは気が付かなかったけど、しゃがんでポーズを取った途端に膝が痛い わたしの膝からは血が何か所も出ていました。ストッキングは穴だらけでした。膝をついて初めて、この石の、トゲトゲの痛さを知りました。何人もの女性ハンドラーが膝から血を出していました。モナちゃん、痛かったのにゴメンね。偉かったね。ワンは何も言わないで従ってくれる。愛おしいです。
この時の会場は不評でして、主催者はジャッジに、小型犬が歩かなくなるのは砂利が痛いから配慮してください・・と説明したほどでした。小型犬のハンドラー達が、こんなところは犬を痛めるだけだと!抗議しました。このあと、この会場でショーが行われることはありませんでした。
ワンシーズン目はぼちぼちでした。モナはショーに向いていました。
そして、北海道で2シーズン目には、どんどんと良くなってC・Cカードを規定数獲得しました。
性格が穏やかでビビリもないので、一緒に歩いていて楽しくできました。
前回、レイラのお立ち台として載せた写真でしたが~調べたら、間違いでした。このお立ち台はモナリザでした。この時のことも覚えています。10グループ・アフガン・サルーキ・ウイペットの中から、一席に選ばれました。モナは得意げに堂々と歩き、周りの方々からも、一席おめでとうと拍手をいただきました。感激で、ロゼットをいただくときに手が震えました。心臓もバクバク。手の震えも、しばらくは収まりませんでした。
この年には、森先生が審査されるショーがあり、再び北見まで行きました。そしたら10グループの女の子は、うちの子・イタグレのモナしか出ていなくて・・一頭一席でした。寂しいっ~ わざわざ遠出したのだから、お相手が居たほうがよかったのに。対戦相手がいなかったので、成績はつきません。でもせっかくですから、森先生との記念にとお立ち台写真を撮りました。
先生は、おおっ~イタグレのお母さん、頑張ってるねと笑顔でした。キレイな身体を魅せるために、キレイに撮れるコツを教えましょう!と言って、ワンポイント教えてくださいました。そしたら、今までの中で一番良いお立ち台姿を撮ることができました。かつては名ハンドラーで、素晴らしい成績を残された先生でした。さすが~ゴッド・ハンドと呼ばれた大先生です。お会いするたびに、学ばせていただいてます。
2912年の夏にC・Cカードはそろいました。CHにリーチがかかったモナは、残すはM・カードを獲ることです。これは、前回書いたレイラと同じパターンです。
それもあり、私はビックサイトのショーにも出かけました。レイラで苦戦してきたので、そうそう簡単に獲れるとは思っていませんでした。しかし~この大きな舞台で、幸運の女神さまが降りてきたのです。
モナはオープンクラスの頭数がそろった中で、ウィナーズになりました。この時点でCH完成です。うゎ~っ夢みたいです。私は嬉しくて、そのあとのCH戦に出てCH達と並ぶことも忘れるほど舞い上がっていました。そしたら、松村さん~呼ばれていますよと何人かの人に言われて・・あっ、まだ出番があったと、あわててCH戦に参戦しました。そしたらまさかの、アワード・O・メリットでした。これは、BOBに次ぐ2番・準優勝です。こんなこともあるのか~とビックリしました。せんえつですが、最後のM・カードを有終の美でいただきました。
メジャー・カードは、レイラの時に苦戦してきました。それでも、プロの手を借りずに自分で出して頑張ってきたことが、次のモナの代になって実ったのだと思います。
レイラのCH完成が2012年・7月。モナリザのCH完成が、同じく2012年・12月でした。2歳違いの2匹ですが・・レイラの完成後~5か月でモナも完成しました。
CH完成が、早い~遅いは、ワンのレベルと比例するとは思いません。運だったりタイミングだったり、生きているのですから、ハンドラーやワンの健康面&体調&メンタルも関係してきます。
あきらめないで努力を続けていれば、頑張った分は自分に返ってくる日が来ると思います。七転び八起き‥好きな言葉です。
美しいモナリザです。モナちゃん、ありがとうね。
今日もご覧下さり、ありがとうございました。イタグレの文字のクリック、ありがとうございます。
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