8日に生まれたパピーちゃん。90gで生まれました。小型犬の生死のさかいは通常は100gと言われています。100g以上あれば育つ可能性が大きいけれど、それ以下では難しいと。あくまでも一般論ですので例外も多々あります。
せっかく私のブログを見てくださっている方々の為に、プチお勉強をお伝えします。
小さく生まれたボクちゃんです。お乳は吸うのですが・・これではお腹には入っていません。 ↓
素人さんが見ると、お乳を吸ってると思うでしょうけれど。私からすると、表面をくわえているだけです。ボクちゃん、それじゃあ~ダメなのよこれで吸っていると安心していると、2~3日後に干からびて餓死してしまいます。
どうすればよいのか 私はママ犬のお乳の中からよく出る乳房を探して、母乳を絞りながら子犬のお口に入れます。表面だけ入れてもダメです 片手で子犬の口を大きく開けながら舌の付け根の奥の方まで乳首を入れます。その時お乳が出るようにモミモミみします。反対の手で、子犬が乳首から離れないように頭を固定します。このときモミモミしすぎて、母乳がピー と出過ぎると、子犬はむせてしまい呑み込めなくて苦しがります。その手加減が難しいです。
最初は・・イラナイ・・ と嫌がっていても。次第に・・ほー 甘くておいしいのが出てきた~ と母乳を自分で吸うようになります。それでも100g以下の小さい子は、うまく吸うことができずに、ポロッ~と乳首からお口が離れます。力も弱いのです。何度か挑戦してもダメで、その時点でこの子は育たないかもと諦めたら、そこで終わりです。
私は授かった命を諦めません。ママ犬がお腹の中で育てて、やっとこの世に生を受けたパピーちゃんです。犬は自分では産みたい~!なんて思っていません。犬の意志に反して人間が行っているのです。この子を亡くしてしまったら、ママ犬にも申し訳ないです。ママは、生まれた我が子を一日中抱いてお世話しています。人間・私がしたことですから、私が責任をもってできることしなくては⇒バチがあたります。
ワン部屋の棚の上には、イノセントで過ごしてきた歴代のワンコ達を祭っているコーナーがあります。現在暮らしている我が家のワンコ達のようすを一望しています。毎日そのお骨に感謝と、尊敬の意を表して手を合わせています。お花も欠かしたことはありません。亡くなってもまだ、私の大きな支えとなっています。いつもその日にあったことを話しています。クルミ&おまつちゃんが良い成績を獲れたときも、パワーを送ってくれてありがとうと話しかけます。ひとり言のようでも、私はワンたちと楽しく話しています。
あなた達のお陰で、今のイノセントがありますよ。1999年に最初のイタグレ・シルビィを迎えてから20年が経ちました。ほとんどの子は14~15歳まで生きてくれて大往生でした。こちらのお骨は、真ん中にヨーキーのルビーが居ます。他はイタグレちゃん達です。それ以前に飼っていたシュナウザーたちは、霊園の塔婆に祭っています。
自分が若かった頃は、人間の子育てが優先でした。北海道に越してきた時、子供たちは小学生でした。人は、ワン達の何倍も動力・精神力・お金がかかりました。子育ては大変でした。子育てに比べると、ワン育ては比較にならないほどラク(失礼があるかもしれませんが)子育てがほぼ終わったとき、私はやっと自分のことができると嬉しかったです。
よく言われている、空の巣症候群なんて私にはなかったです。2年ごとの転勤族だったこともあり、子供たちがぐれないように、一生懸命に学校の役員・町内会の子供会・習い事の役員とうを引き受けて働きました。子供を守ってきました。ですから何の悔いもないです。子育ては一生続くのですが、ある程度の責任を問われる時期は終わったと思います。
それからはイタグレ人生が始まりました。イタグレ専門のブリになってから20年ですが、まだまだ勉強中です。終わりはないです。イタグレのことは随分と理解できるようになりました。自分がイタグレの一人者だとは思っていません。まだまだ知らないことが多く、教えていただく身です。
でも、私が自分のイタグレたちを大切にしてることは自信があります。ただ可愛がっているのではなく、しつけをして賢い子に育てています。犬はしつけをしてあげないと、いくらでもおバカさんになりますよ。
歴代の亡くなったワンたちも、現在生きているイノセントのワンたちを見守ってくれているとの自信もあります。棚の上からいつも全員を見ています。
そうして頑張っていたら、パピーちゃんも頑張ってくれました。↓
見ていただいてお分かりですね。お乳を表面だけで吸うのではなく、乳首を奥まで入れて舌を巻き舌にして、本格的に吸えるようになりました。この状態だと、お乳はお腹まで入っています。今日の午前中に撮った写真です。生まれて6日目にして力強く吸えるようになりました。
これって素人さんはピンとこないでしょう。プロの方は分かるはずです。6日目まで吸えないで、よく生きていたね???の世界なんです。
ボクちゃん、よくここまで頑張ってくれたね。良い子だよ!
まだ予断はできませんが、ここまでくればメドが立ってきました。ワン部屋でいつも見守ってくれているご先祖様たちが、前に押してくれたんだね。私は無宗教ですが、神様は命を大切にしている姿を見てくださっていると信じています。
今日もご覧下さり、ありがとうございました。
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