昨日のショーネタの続きです。
2022年4月からショーにおいての審査のしかたがFCIの形式に沿って行われるようになりました。それ以前は、JKCの方法に沿って行われていました。新たな方式になってからは、慣れるまで戸惑うこともありました。
簡単に説明すると~以前は牡と牝は別々に審査をされていて、牡のBOBと牝のBOBは個々に選ばれていました。同じ犬種の牡と牝が戦うことはありませんでした。
そしてそれぞれのBOBを獲った犬がグループ戦へと進み、牡はオス同士で戦い、牝は牝同士で戦って一席・二席・三席と席次が決まっていました。
しかし新しい方式では、同じ犬種のそれぞれのクラスで選ばれた一番・ベストドッグ(牡です)とベストビッチ(牝です)がトーナメント式できまり、最終に牡と牝の一騎打ちで戦い~優勝者がBOB 準優勝者がBOS となります。
また新たな方式では、犬の個体審査では5段階の評価を下されます。一番良い評価はエクセレントで紫のリボンです。2番目の評価はベリーグッドで赤いリボンです。三番目の評価はグッドで黄色いリボンです。それ以下の評価もありますが・・そのようなひどい評価はまず出ません。
エクセレントをいただいた犬だけが、さらに上のトーナメント戦に出ることができます。ですから出陳のワンもハンドラーも、紫のエクセレント評価を目指しています。
そして旧方式では、同じ犬種で同じ性別の犬が3頭以上出陳していないと、いくら良い!との評価をいただいてもCHへの資格となるカードが出ませんでした。
反対に考えると、あまりよくないスタンダードにかける犬でも、3頭の中で一番とみなされたらカードをもらうことができました。
新方式では,同じクラスの中で一頭のみの出陳でも、ジャッジが良い犬・エクセレントと評価したらカードもいただけるようになりました。
イタリアングレーハウンドにおいてはカラーについて厳しくなりました。ショーに出す場合の規準ですが、胸と足先に入った白以外はスタンダードとは認められないとなりました。
ジャッジによっては白いカラーが多いワンに、レッドリボンを出す方々もいらっしゃいます。それだけでレッドではありません。触診台で(怖いからと)ジャッジに威嚇して唸ったりは、アウトです。触診するということは、そのワンの歯並びや骨格構成・肉付きや健康状態などを審査する大事なことです。アップアンドダウン ラウンドで歩くのを極端に嫌がったりも⇒減点となります。
犬種のスタンダードの体重・体高・体長なども大事です。
それらをクリアして~練習を重ねて(暑くてワンも人もフラフラ)ショーのリンクで練習の成果を発揮して良い評価をいただくことは、簡単なことではありません。
15日・16日とまあ無難にこなして、私が一番気にかかっていたのは最終日の先生の審査でした。
こちらの先生は、私がショーを始めた頃から大先生でした。15年ほど前に、最初の頃に引いていたレイラやエニオの時に何度か見ていただきました。
その当時は私も初心者でへたくそ今もそう変わっていないですが。
私とワンがリンクに出て歩いていても、ほとんど見てもらえずにスルーされました。それくらい、私とワンの所作がよくなかったということです。新米なので仕方ないですが~心は折れましたよ
あれから15年の月日が流れました。私のこの日の目標は、大先生からエクセレントの評価をいただくことでした。この先生は、審査に厳しくて、最近の〇〇のショーでは、レッドカード・イエローカードを ぽんぽん出したと伺いました。
コマンチは先生からエクセレントの評価をいただきました。念願がかなってほっ!としました 先生もおだやかなお顔になられていて、とても上品な紳士さんでした。
15年前の印象が強すぎて・・失礼ですが、先生が怖い時代もありました そこから長い年月を経て、このようなスナップ写真を撮れることができて嬉しかったです。
そして~シャロンのほうも、沢山良い評価をいただきました。
シャロちゃん、頑張ったね。ありがとうね。3日間共にエクセレントでした。
シャロンが今までに獲得したCHへのカードです。メジャーカード(ピンク)1枚とCC・カード3枚でCHへの資格が取れます。シャロンはそれよりも沢山のカードを取得しました。
おめでとうね。
そしてコマンチですが、大先生からエクセレントの評価をいただいて、この日、JKC・CHを完成することができました。
コマちゃん良かったね。おめでとう!
カードが揃ったのでCHの資格はできました。しかし~若干1歳3か月の若蔵です。彼の中身は子供そのものです。キレイな歩きもパフォーマンスもできていません。CHにはふさわしくない状態です。運が味方してくれたのです
家に帰るとオモチャを振り回して遊び、一日中落ち着きなく飛び回っているお子ちゃまです。これからも~リンクで良い動きができるように練習を重ねていきます。ショードッグと認めてもらえるようにこつこつと育てていくことが、ハンドラーを務める者の役割」だと思います。オナハンですから、長い時間がかかります。
どうぞ、応援してくださいね。
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