3兄妹が、順に巣立って行きます。
最初に巣立って行ったのは~リルファちゃんでした。
さあ~車に乗りました。 ↓
空港まで、私の膝に乗ってドライブです。
神妙なお顔です。そうよね~今まで毎日、イノセントの仲間たちと飛び回って遊んでいたんだもの。一人だけ車に乗せられて・・この先何が起こるのだろうと?緊張しています。
一旦はウトウトして寝ようとするも、目が覚めてしまいます。それは、ワタチは車に酔って気持ち悪くなったの。ウップウップしちゃったの 管理人はそれを想定して、朝ご飯を少しだけあげましました。気持ち悪くなった時、戻すものがあったほうがスッキリ するから。何も戻すものがないと、泡ばかり出てずっと気分が悪いでしょう。
空港は雪の量が少ない隣の千歳市にあります。私の家からは1時間半かかります。リルちゃんは車に酔ったこともあり、おとなしかったです。よく頑張ったね 今日は試練の日だけど、数時間のガマンですよ。その先に、素晴らしい生活が約束されています。
そして空港貨物ターミナルに着きました。ここでキャリーに移動しました。
キャリーに入ったリルちゃんは、一度も私と目を合わせませんでした だからこちらを向いた写真が撮れませんでした。
リルちゃんが産まれた瞬間をよく覚えています。一番最後に産まれた一番小さな子でした。体重はわずか、115g。小さいです。ブリさんならわかると思いますが、身体が弱い子だったら育つのが難しいレベルです。
しかしリルちゃんは強かった 私が手伝わなくても、ママ犬のお乳をグイグイと飲みました。粉ミルクを足すこともなく、ママのお乳だけで立派に育ちました。離乳も順調で、フードもよく食べます。
受付を終えた後も、名残惜しくてリルちゃんをずっと見ていた私です。車酔いで苦しそうな姿を介護しながら運転したので・・ 後ろ髪を引かれました。頑張るんだよ。もうちょっとの辛抱だよ~とせつない気持ちでした。
3月から動物の予約方法が変わりました。今までは電話で予約し受付に持ち込めば、空港スタッフが全部動いてくれていました。しかし3月からはウェブ予約のみとなり、事前に自分で全部登録&手続きを完了して、自分でタグを印刷して持参です。キャリーのサイズ(タテ✖ヨコ✖幅)や重さも申告済なので、スタッフとの会話も接触もほとんどなくなりました。コロナの影響がここまできていますね。
初めてのことで戸惑いました。ANAのスタッフさんも戸惑っていました。受け取る側も、8桁の番号が必要とのことで(聞いてなかったよ!)新オーナー様からお電話が入りアタフタしましたが、無事にお渡しすることができました。
リルちゃんのオーナー様は、シュナウザーのロシェちゃんを大切に育てて下さったN様です。
羽田に着いてすぐにお写真をくださいました。リルちゃん、よいご家族と運命の糸で結ばれていました。N様からは、想像していた何万倍も可愛くて、めろめろですと嬉しいお言葉をいただきました。今回のご縁に感謝しております。
N様も私も、リルファちゃんはロシェちゃんの生まれ変わりだと思っています。モコモコさんとつるんつるんさんで見た目は違いますが~性格がそっくりです。可愛くて人が大好きでべったり!素直で天使みたいな良い子です。
しかし、ハウスに入れると鳴くそうです。これはどの子も通る洗礼のようなものです。鳴かない子はいないと思いますよ。産まれてから3か月近くを、ワンだらけのイノセントで過ごしたのですから、にぎやかな毎日でした。新しいお家へ行くと、ここには遊びに来てるだけですぐにイノセントに帰れると思って鳴きます。どうしてワタチだけがここに来たの~?の気持ちで寂しいのです
そのうち数日たつと、ここは遊びに来たのではなくワタチの新しいお家なのね・・と悟ります。犬がそれを自覚すると馴染むのも早いです。馴染むまで早い子と遅い子がありますが、数日間、頑張ってください。