イタグレブリーダー・ヨーロッパのイタリアングレーハウンド。

ヨーロッパから5頭のIGを輸入しました。出産や老犬のこと。家族として大切に育てています。

2頭目を迎えた時の、先住犬のきもち。

2024年03月19日 | Weblog

前回のブログの続きです。

エステルちゃんのお家の先住犬のミカエル君は、4年間のあいだ一人っ子として大切に育てられていました。特に次男さんのことが好きで、次男さんと一緒にお風呂に入ったり、次男さんが勉強中も、彼の服の中・セーターの中に入って抱かれていたりと・・・一心同体のようなラブラブさんでした。

ですから、2頭目をお迎えしたいですと連絡をいただいた時~イノセントから再び迎えてくださる喜びとともに・・大丈夫かなぁ~ あんなに可愛がられたいるミー君は、焼きもちを焼いてストレスにならないかなぁ~との気持ちもよぎりました。

しかし、ご家族がとても仲の良い親子さんたちなので、上手に2匹を扱ってくださるとの想いが強かったです。Oさんなら大丈夫 と私なりの確信がありました。

そして迎えたエステルちゃんです。👇、

エステルちゃんが来た時、最初はミー君は驚いて2階へ駆け上がった(非難した)そうです。ご家族が、ミー君・妹だよ~降りておいで~と声掛けしてくださっている動画を拝見しました。エステルちゃんは子犬だから遠慮はないです。あそぼ~とミー君に絡んでいくと、ミー君は ガウッ!と怒っていました。

ミカエル君の心の中は複雑です。今までボク一人で、みんなしてボクをかまってくれて、ボクのことで喜んだり心配してくれたりで、みんなの気持ちは⇒ボクのこと一筋・一本だったのに。

なのに∼なあに~あの子はどこの子。きっと遊びに来ているんだな!早く帰ればいいのに。

いつまでいるの?早く自分のお家に帰ってよ!

そんな気持ちで新参者を見ています。特に、大好きな次男さんとエステルちゃんが仲良くしている姿を見るのは、耐えがたい気持ちです

しかし~新参者はいつまでも帰らないので、もしかしたらボクのお家の子になるの?と段々と気持ちが変わってきます。

あの子がボクのおうちの子になるなら、考え方を変えなくちゃ。先住のワンちゃんがそのように考えるようになったら、あとは時間が解決してくれます。ミカエル君はやさしい性格なので、段々と頭の中を切り替えていったことでしょう。

子犬のほうは屈託がなく思いのままに行動します。そばに行きます。でも先住のワンちゃんは、すぐには心を許しません。べったりとくっつくことを拒みます。

ですから、オーナーさんは先住犬が少しでも仲良くしてあげた時には、沢山たくさん褒めてくださいね。そうそう~仲良しだね。あなたの家族なんだよ~!その言葉を犬は理解しますので、仲良くすると褒められることを覚えます。特に一緒にオモチャで遊んだ時には、上手上手~とオーバーに褒めてください。

そのように飼い主が仲の良い時に褒めることは、2匹の距離を縮めます。そして先住犬は、新しく来た子はボクのうちの家族になるのだと認めます。

そうなってくると、どんどんと仲良くなり~この子が来てくれて楽しいな!もうこの子がいないとボクは寂しくなっちゃうよ。との思いを持つようになります。そこで家族のきずなが生まれます。

やがて、くっついて寝るようになります。

エステルちゃん、良かったね。お兄ちゃんはエステルちゃんのことを家族と認めてくれましたよ。

このようになると、お互いにかけがえのない存在となります。元々、犬はワン同士で遊ぶことが人間と遊ぶよりも満たされます。遊んでいるときのお顔が生き生きとします。ワン同士には暗黙のルールがあります。

多頭飼いをすると、今までは人間だったと錯覚していた犬が=自分たちは人間ではなく犬なのだと認識します。そして~通常の飼い方をしていれば、人間を犬よりも上に見るようになります。

 

今ではとても仲良しになった兄妹たちです。オーナー様曰く、多頭飼いになったことにより、ますますミカエル君のことが愛おしくなったそうです。1匹だけでは見えなかった部分が、新たな発見があり見えてきます。お兄さん犬が妹犬を気遣う様子など。これからお外に出かけるようになると、ますますそのような状況に遭遇します。よそのワンと自分の家族のワンを区別するようになります。自分のうちのワンをかばうようになります。

Oさんもファミリーが増えて、この先がますます楽しくなったそうです。ありがとうございました。

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