東京出張最後の1日は博物館・美術館巡り。
本当は全日の月曜日にしたいところですが、
美術館は大抵月曜定休なのでわざわざ1日延ばした次第。
まずは日本橋のはずれにある『貨幣博物館』へ。
場所は上空から見ると「円」に見える日本銀行本店(写真)の
道を挟んだ向かいの別館。
11月21日にリニューアルオープンしたばかり。
テレビのニュースかなにかで見たので行ってみようと。
東京在住時代に旧『貨幣博物館』の存在は知っていましたが、
開館日が限定されていたか、事前申請が必要だったか忘れましたが
一度も行かずじまい。そんなワケで、今回は非常に楽しみ。
受付で驚いたのは、博物館や美術館では通常は女性の方が
受付をするのが普通だと思いますが、ここでは男性警備員が受付。
さすが日銀という感じ(笑)。入館料が無料なのもビックリで、
受付は個人か団体か、人数、住所(都道府県)を書くアンケートのようなもの。
また、館内での禁止事項(撮影禁止とか飲食禁止とか)の説明も受けました。
階段を上がると、ヤップ島の巨大な石貨が。腰ぐらいまでの大きさです。
2階の入り口横には大きなディスプレイ。ここは撮影可能。
入り口の前にはビデオを見るコーナーが。
日銀の機能が丁寧に解説されていました。
最後に日銀の黒田総裁がお出まししてました(笑)。
展示コーナーの撮影は禁止なので写真はナシ。
古代から現代までの貨幣や貨幣制度について解説されていました。
『富本銭』『和同開珎』から『天正長大判』、
江戸時代の歴代小判などももちろん展示されていました。
あと、東京オリンピック記念1000円硬貨をはじめとする
歴代記念硬貨も展示。天皇在位60年記念10万円金貨などは初めて見ました。
歴史的に面白かったのは明治初期の銀行制度の変遷。
紙幣発行できる国立銀行とそれができない私立銀行があり、
ワタシの地元の百五銀行はもともと国立銀行だったとのこと。
結局その後10年あまりで、紙幣発行は日本銀行のみとなるのですが。
また、千両箱の重さを手に持って体験したり、
紙幣の偽造防止技術を実際に見たり、たくさんの体験コーナーがあり、
なかなか楽しめました。
展示室を出るとお土産コーナーが。お札のクッキーや金貨チョコなど。
自動販売機がありますが、同じものは全部店員さんから買えます。
なぜ自動販売機が必要なのかは不明(笑)。
それはともかく、家族や自分向けにいくつか買いました。
その脇には一億円の札束の重さを体験するコーナーが。
思ったより重くも大きくもなく、元東京都知事が札束を
鞄に入れることができたのかどうか、うんぬんがニュースになっていましたが、
アタッシェケースなら一億円はすっぽり入るような感じです。
こんな感じでじっくり2時間半も滞在してしまいました。
展示物の入れ替えがあるとは思えないので、1回行けば十分ですが、
1回は行く価値があると思います。入館無料ですし(笑)。
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