楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

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国宝 妻沼聖天山(2) 「本殿」の彫刻

2012年07月01日 10時06分36秒 | つれづれなるままに考えること
(貴惣門)


妻沼聖天山歓喜院は、入り口の貴惣門(国の重要文化財)をくぐって、

さらに熊谷市の指定文化財になっている中門(四脚門)をくぐらなければならない。

(中門)

この中門の奥には、もう一つの門があり、

貴総門と同じように左に仁王様が吽形の像が睨んでいる。

右手の仁王様は、現在修復中なためお出かけ中であった。

(もう一つの仁王門)

(右側に見える丸い鐘が「鰐口」)


(左の吽形仁王様)


この門の中にある鰐口(右側の丸い鐘)は、暦應二年(1339)製造の刻印があり、

南北朝時代にあった鐘で貴重なものである。

その奥に話題の本殿が見える。

(本殿)


この本殿の奥殿の壁面が貴重な彫刻で飾られており、

埼玉日光とまで呼ばれる彫刻で、2012年7月に国宝に指定される。

その正面の華麗な彫刻。

(正面庇の下の彫刻)

(正面庇の下の彫刻2)


本殿の各壁面は、総て彫刻で装飾され、華麗な色彩が施されていた。

当初、この御本殿の建築は、細工はじめから二十五年の歳月を費やし、

宝暦十年(1760)に完成したもの。

平成五年(1993)より平成二十三年(2001)の八年をかけて、

保存修理工事が施され、外壁が創建当時の華麗な色彩が復元された。

今、その姿を見ると思い出すのは、日光東照宮である。

ガイド説明付きで入場料700円はやや高価に思われるが、

今後の建造物維持管理の費用として寄付と思えば気にならない。

(本殿彫刻 左側壁面)

(本殿壁面の彫刻 裏面と右側)


以下は各部の彫刻、左側壁面

(黄金の龍)

(何でしょう?)

(鶴と亀)


左壁面下部の彫刻

(競馬?)

(踊り?)

(闘鶏?)


裏側壁面の彫刻

(豊作?)

(囲碁)

(何だろう)


裏面下部壁面の彫刻

(凧揚げ?)

(水遊び(魚とり)?)

(おまつり)


右面壁面の彫刻

(左はすごろく右は珠を持ち)


右壁面下部の彫刻

(獅子舞)

(大豊作)

(大相撲)


神殿を支える木組みと龍の頭

(床を支える木組)

(床を支える龍)



やや説明不足ですが、不足分を補うためには、是非お出かけください。

埼玉県熊谷市妻沼1627
JR熊谷駅よりバス25分、「聖天前」バス停下車。
駐車場は無料で100台ほど収容可能

コメント (4)
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