都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「伊藤存 『バイ・バイ・エックス』」 児玉画廊 東京
児玉画廊 東京(港区白金3-1-15 1階)
「伊藤存 『バイ・バイ・エックス』」
1/19-3/1
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/64/63c2a17ebbb4475f2b07c581b4e04458.png)
刺繍のシュールなアニメーションと捉えても良いのではないでしょうか。日常の様々なイメージを、断片的に連なる刺繍にて表現します。伊藤存の個展へ行ってきました。
重厚なソファも目立つ、空間としては実に立派な児玉画廊ですが、そこへ伊藤の刺繍作品が並ぶと、何やらアーティスト自身のアトリエのような、一種のプライベート感の漂う場へと変化しています。上でアニメーションとも表した刺繍は、さながらキャンバスへのびやかに舞う一種のドローイングです。白やベージュ、それにピンクなどの細い糸で、例えば森林や街、または人間の顔などのモチーフを、即興的な感覚にて軽妙に生み出していきます。ただしそれらは決して確固とした『形』で浮き上がってくるわけではありません。抽象とも、またキュビズム風に解体されたとも言えるような、まさに断片的なイメージだけが開けていました。
糸が体をくねらせながらダンスしています。糸の一本一本に、制作者伊藤の息遣いが感じられる作品です。
3月1日までの開催です。
「伊藤存 『バイ・バイ・エックス』」
1/19-3/1
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/64/63c2a17ebbb4475f2b07c581b4e04458.png)
刺繍のシュールなアニメーションと捉えても良いのではないでしょうか。日常の様々なイメージを、断片的に連なる刺繍にて表現します。伊藤存の個展へ行ってきました。
重厚なソファも目立つ、空間としては実に立派な児玉画廊ですが、そこへ伊藤の刺繍作品が並ぶと、何やらアーティスト自身のアトリエのような、一種のプライベート感の漂う場へと変化しています。上でアニメーションとも表した刺繍は、さながらキャンバスへのびやかに舞う一種のドローイングです。白やベージュ、それにピンクなどの細い糸で、例えば森林や街、または人間の顔などのモチーフを、即興的な感覚にて軽妙に生み出していきます。ただしそれらは決して確固とした『形』で浮き上がってくるわけではありません。抽象とも、またキュビズム風に解体されたとも言えるような、まさに断片的なイメージだけが開けていました。
糸が体をくねらせながらダンスしています。糸の一本一本に、制作者伊藤の息遣いが感じられる作品です。
3月1日までの開催です。
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