都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「小林正人『初期作品』展」 シュウゴアーツ 9/9
シュウゴアーツ(江東区清澄1-3-2 5F)
「小林正人『初期作品』展」
9/2-16
以前、このギャラリーで個展を拝見して印象深かった小林正人の個展です。今回は、氏の初期の頃(1982-92)の作品が並んでいました。
前回の展示では、キャンバスが木枠から「解放」されていましたが、今回はどの作品もごく普通に枠の中へ収まっていました。朧げに浮かび出す赤や黄色の波。まるでしみのような色の美しいグラデーション。飲み込まれてしまいそうな色の渦がキャンバスをうごめいています。ただしその渦はあくまでも穏やかです。
遠目で眺めると、その色の波から人物が浮かび上がって見えるような作品がありました。しかし、それは前回の「ヌード」の展示のように、明らかに裸体の女性が描かれているわけではありません。あくまでも朧げにその気配を感じさせるだけです。いるかいないのか分からない。見えているようで見えていない。迷います。錯覚かもしれません。
小林の作品はMOTの常設でも拝見したことがありますが、いつ見てもふと目線を誘われるような魅力をたたえています。今週の土曜日までの開催です。また、神楽坂の高橋コレクションでも個展が開催されています。(ここにアップした画像はそちらの展覧会のハガキです。)
*関連エントリ
「小林正人『ヌード』」 シュウゴアーツ 3/4
「小林正人『初期作品』展」
9/2-16
以前、このギャラリーで個展を拝見して印象深かった小林正人の個展です。今回は、氏の初期の頃(1982-92)の作品が並んでいました。
前回の展示では、キャンバスが木枠から「解放」されていましたが、今回はどの作品もごく普通に枠の中へ収まっていました。朧げに浮かび出す赤や黄色の波。まるでしみのような色の美しいグラデーション。飲み込まれてしまいそうな色の渦がキャンバスをうごめいています。ただしその渦はあくまでも穏やかです。
遠目で眺めると、その色の波から人物が浮かび上がって見えるような作品がありました。しかし、それは前回の「ヌード」の展示のように、明らかに裸体の女性が描かれているわけではありません。あくまでも朧げにその気配を感じさせるだけです。いるかいないのか分からない。見えているようで見えていない。迷います。錯覚かもしれません。
小林の作品はMOTの常設でも拝見したことがありますが、いつ見てもふと目線を誘われるような魅力をたたえています。今週の土曜日までの開催です。また、神楽坂の高橋コレクションでも個展が開催されています。(ここにアップした画像はそちらの展覧会のハガキです。)
*関連エントリ
「小林正人『ヌード』」 シュウゴアーツ 3/4
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