都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「五木田智央 Variety Show」 タカ・イシイギャラリー
タカ・イシイギャラリー
「五木田智央 Variety Show」
6/30-7/28
タカ・イシイギャラリーで開催中の五木田智央個展、「Variety Show」へ行ってきました。
DIC川村記念美術館で行われた「抽象と形態」展のチラシ表紙を飾り、会場でも一際異彩を放っていたペインターの五木田智央。
「抽象と形態:何処までも顕れないもの」 DIC川村記念美術館(拙ブログ)
今、ここ清澄のタカ・イシイにて、同ギャラリーとしては2008年以来となる二度目の個展が行われています。
川村記念では白と黒の二色のアクリルガッシュのみを用い、どこかSF的とも言える有機的な絵画を展開していましたが、本展ではより時にシンメトリーでかつ抽象性を帯びた作品も展示されていました。
それにしても五木田のモノクロームの平面、単純に抽象とは言えない、その生々しいまでのモチーフ、また大胆な筆致を含む質感表現に改めて感心させられはしないでしょうか。
幾何学的な形は時に水に溶け出すように歪み、またそれこそ蒸気を噴き出すようにして崩れ、それが何らかの生き物とでもとれるような有機的なモチーフへと変化していくのです。
また一見、シンプルなような形同士の配列も、単に平面的ではなく、奥行きがあり、実に複雑に交差していることが分かります。言わば立体的です。
もちろん先ほど少し触れた筆致も自在、全体としてはムラのない画面ながらも、意外と力強く動きのあるタッチがあることも見て取れます。
モノクロームの画面に表れる抽象と具象、無機的なものと有機的なもの、そしてそれぞれのせめぎ合う不思議な様相、見ているとしばし時間を忘れてしまいました。
*DIC川村記念美術館「抽象と形態」展の会場で作品について語る五木田智央さん。内覧時に許可を得て撮影しました。
7月28日まで開催されています。
「五木田智央 Variety Show」 タカ・イシイギャラリー
会期:6月30日(土)~7月28日(土)
休廊:日・月・祝日
時間:12:00~19:00
住所:江東区清澄1-3-2 5階
交通:東京メトロ半蔵門線・都営大江戸線清澄白河駅A3出口より徒歩7分。
「五木田智央 Variety Show」
6/30-7/28
タカ・イシイギャラリーで開催中の五木田智央個展、「Variety Show」へ行ってきました。
DIC川村記念美術館で行われた「抽象と形態」展のチラシ表紙を飾り、会場でも一際異彩を放っていたペインターの五木田智央。
「抽象と形態:何処までも顕れないもの」 DIC川村記念美術館(拙ブログ)
今、ここ清澄のタカ・イシイにて、同ギャラリーとしては2008年以来となる二度目の個展が行われています。
川村記念では白と黒の二色のアクリルガッシュのみを用い、どこかSF的とも言える有機的な絵画を展開していましたが、本展ではより時にシンメトリーでかつ抽象性を帯びた作品も展示されていました。
それにしても五木田のモノクロームの平面、単純に抽象とは言えない、その生々しいまでのモチーフ、また大胆な筆致を含む質感表現に改めて感心させられはしないでしょうか。
幾何学的な形は時に水に溶け出すように歪み、またそれこそ蒸気を噴き出すようにして崩れ、それが何らかの生き物とでもとれるような有機的なモチーフへと変化していくのです。
また一見、シンプルなような形同士の配列も、単に平面的ではなく、奥行きがあり、実に複雑に交差していることが分かります。言わば立体的です。
もちろん先ほど少し触れた筆致も自在、全体としてはムラのない画面ながらも、意外と力強く動きのあるタッチがあることも見て取れます。
モノクロームの画面に表れる抽象と具象、無機的なものと有機的なもの、そしてそれぞれのせめぎ合う不思議な様相、見ているとしばし時間を忘れてしまいました。
*DIC川村記念美術館「抽象と形態」展の会場で作品について語る五木田智央さん。内覧時に許可を得て撮影しました。
7月28日まで開催されています。
「五木田智央 Variety Show」 タカ・イシイギャラリー
会期:6月30日(土)~7月28日(土)
休廊:日・月・祝日
時間:12:00~19:00
住所:江東区清澄1-3-2 5階
交通:東京メトロ半蔵門線・都営大江戸線清澄白河駅A3出口より徒歩7分。
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