都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「ギョッとする江戸の絵画」(NHK教育)は明日(10/2)からです!
遅ればせながら買ってきました。詳しくはブログ「弐代目・青い日記帳」をご覧下さい。NHK教育テレビ「知るを楽しむ」のテキスト、「ギョッとする江戸の絵画」です。
NHK教育テレビ「知るを楽しむ この人この世界」(2006年10月/11月)
「ギョッとする江戸の絵画」 講師:辻惟雄氏
放送時間 毎週月曜日 午後10:25-10:50
(再放送 翌週月曜日 午前05:05-05:30)
第1回 10/2(再放送10/9) 「血染めの衝撃 - 岩佐又兵衛」
第2回 10/9(再放送10/16) 「身もだえする巨木 - 狩野山雪」
第3回 10/16(再放送10/23) 「自己流の迫力 - 白隠」
第4回 10/23(再放送10/30) 「奇想天外の仙人たち - 曾我蕭白」
第5回 11/6(再放送11/13) 「絵にしか描けない美しさ - 伊藤若冲」
第6回 11/13(再放送11/20) 「猛獣戯画 - 長沢蘆雪」
第7回 11/20(再放送11/27) 「天才は爆発する - 葛飾北斎」
第8回 11/27(再放送12/4) 「機知+滑稽・風刺の心 - 歌川国芳」
「『この人この世界』2006年10-11月/辻惟雄/日本放送出版協会」
教養番組用テキストということで、大変失礼ながら購入する前はさほど期待していなかったのですが、中をパラパラとめくってすぐに反省しました。この分量で税込み683円とは驚きです。(全173ページ!)新書レベルはゆうに超えるであろうその記述と、図版(カラーも含む。)、さらにはミニコラム風の図画解説と、ともかく盛りだくさんの内容でした。おそらくテレビ放送がなくとも、これだけのみで十分におすすめ出来るような冊子かと思います。まさに辻流「奇想の系譜」江戸絵画が、簡潔な言葉で、実に分かりやすく解説されていました。江戸絵画好きには必携の一冊ともなりそうです。
若冲はもちろんのこと、大御所北斎や蕭白、それに国芳など、まさにエキセントリックな江戸絵画師たちが網羅されていました。それにしても蘆雪を「猛獣戯画」と評するとは脱帽です。これ以上、蘆雪の絵画を示す適当な言葉は見当たりません。
明日はいきなり強烈な岩佐又兵衛です。見逃さないようチェックしていきたいと思います。
NHK教育テレビ「知るを楽しむ この人この世界」(2006年10月/11月)
「ギョッとする江戸の絵画」 講師:辻惟雄氏
放送時間 毎週月曜日 午後10:25-10:50
(再放送 翌週月曜日 午前05:05-05:30)
第1回 10/2(再放送10/9) 「血染めの衝撃 - 岩佐又兵衛」
第2回 10/9(再放送10/16) 「身もだえする巨木 - 狩野山雪」
第3回 10/16(再放送10/23) 「自己流の迫力 - 白隠」
第4回 10/23(再放送10/30) 「奇想天外の仙人たち - 曾我蕭白」
第5回 11/6(再放送11/13) 「絵にしか描けない美しさ - 伊藤若冲」
第6回 11/13(再放送11/20) 「猛獣戯画 - 長沢蘆雪」
第7回 11/20(再放送11/27) 「天才は爆発する - 葛飾北斎」
第8回 11/27(再放送12/4) 「機知+滑稽・風刺の心 - 歌川国芳」
「『この人この世界』2006年10-11月/辻惟雄/日本放送出版協会」
教養番組用テキストということで、大変失礼ながら購入する前はさほど期待していなかったのですが、中をパラパラとめくってすぐに反省しました。この分量で税込み683円とは驚きです。(全173ページ!)新書レベルはゆうに超えるであろうその記述と、図版(カラーも含む。)、さらにはミニコラム風の図画解説と、ともかく盛りだくさんの内容でした。おそらくテレビ放送がなくとも、これだけのみで十分におすすめ出来るような冊子かと思います。まさに辻流「奇想の系譜」江戸絵画が、簡潔な言葉で、実に分かりやすく解説されていました。江戸絵画好きには必携の一冊ともなりそうです。
若冲はもちろんのこと、大御所北斎や蕭白、それに国芳など、まさにエキセントリックな江戸絵画師たちが網羅されていました。それにしても蘆雪を「猛獣戯画」と評するとは脱帽です。これ以上、蘆雪の絵画を示す適当な言葉は見当たりません。
明日はいきなり強烈な岩佐又兵衛です。見逃さないようチェックしていきたいと思います。
コメント ( 8 ) | Trackback ( 0 )
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明日からですね~いよいよ。
25日にテキスト発売になって
明日から放送ってちょっと早すぎですよね。
明日は寄り道一切せずに
まっすぐ家に帰ります(多分)
近所の書店、売り切れてました、トホホなのかめでたいのか。
つい先日『山中常盤』映画で見たばかりなのでイチイチうんうんと頷いてました。
たいへん面白い番組でしたねー。
こんばんは。
>25日にテキスト発売になって
明日から放送ってちょっと早すぎ
そうですよね。
Takさんのご紹介がなければ、
きっと見逃す所でした。
本当にどうもありがとうございます!
@遊行さん
こんばんは。
売り切れですか!それはスゴい反響ですね。
>たいへん面白い番組でした
私も何とか生で拝見出来ました!(もちろん録画もバッチリ!)
やはり映像があると分かり易いですよね。
絵巻が開かれるシーンなど、
勝手に興奮してしまいました。
それにMOA美術館へも行きたいです!
テレビはダイジェスト気味でしたが、テキストと合わせて見ると、とても良くまとまってますね。
また一歩、江戸絵画が身近になりそうです。
>テレビはダイジェスト気味
そうでしたね!
充実したテキストを参照しながら、
映像で楽しむ江戸絵画とでも言ったところでしょうか。
毎週月曜日、しばらく楽しめそうです!
いや~毎週月曜が待ち遠しいです。
ですから、“山中常盤”は来年あたりにまた公開されるかもしれません。私もそのときを静かに待っているところです。
こんばんは。
>テロップに「鮭の切り身が
そうなのです!生々しくてこちらまで身が震えてしまいました…。
想像するだけでも怖いです…。
>毎週月曜が待ち遠しい
楽しみですよね!若冲の前夜など待ち遠しくて寝られないかもしれません…。?
@いづつやさん
こんばんは。
コメントありがとうございます。
>MOAが所蔵する“山中常盤物語”全巻は03年、“浄瑠璃物語”全巻は昨年、“堀江物語”全巻は今年公開
ご情報ありがとうございます!
実はまだMOAにも行ったことがないもので、
これを機に是非足を運んでみたいです。
>“山中常盤”は来年あたりにまた公開
この番組と連動して臨時公開!などがあれば嬉しいのですが…。
そうは上手くいかないですよね…。