都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「増井淑乃展」 小山登美夫ギャラリー 1/28
小山登美夫ギャラリー(江東区清澄1-3-2 7F)
「増井淑乃展」
1/21-2/10
小山登美夫ギャラリーの「gallery2」にて開催中の増井淑乃の個展です。水彩によるカラフルなドローイングが数点並んでいます。
鮮やかな緑や青にて描かれた、例えば鬱蒼とした森林とも、熱帯のジャングルとも言えるような画面。近くに寄って目を凝すと、線の一本一本が点描画のように細かく描かれていることが分かり、また森のような模様が、何か衣服のデザインを思わせるような形(解説によれば、ジャワ更紗やインドのペーズリー柄に似ているとのこと。)になっていることが見て取れます。そして興味深いのは、非常に精緻に描かれ、また、作品において唯一リアルな造形を見せている猫です。それがどの作品にも殆ど一匹描かれ、こちらを向きながら瞳をキラリと不気味に光らせています。奇妙な存在感のある、作品の核となる猫です。(馬が描かれていた作品もありました。)
森のような模様は、一つずつ丁寧に、クネクネと曲線を描きながら、画面全体に所狭しとビッシリ並びます。「全てを点と線にて埋め尽くさなくてはならない。」作り手のどこか神経質な、また迫られた焦燥感すら感じさせる作品でした。
「増井淑乃展」
1/21-2/10
小山登美夫ギャラリーの「gallery2」にて開催中の増井淑乃の個展です。水彩によるカラフルなドローイングが数点並んでいます。
鮮やかな緑や青にて描かれた、例えば鬱蒼とした森林とも、熱帯のジャングルとも言えるような画面。近くに寄って目を凝すと、線の一本一本が点描画のように細かく描かれていることが分かり、また森のような模様が、何か衣服のデザインを思わせるような形(解説によれば、ジャワ更紗やインドのペーズリー柄に似ているとのこと。)になっていることが見て取れます。そして興味深いのは、非常に精緻に描かれ、また、作品において唯一リアルな造形を見せている猫です。それがどの作品にも殆ど一匹描かれ、こちらを向きながら瞳をキラリと不気味に光らせています。奇妙な存在感のある、作品の核となる猫です。(馬が描かれていた作品もありました。)
森のような模様は、一つずつ丁寧に、クネクネと曲線を描きながら、画面全体に所狭しとビッシリ並びます。「全てを点と線にて埋め尽くさなくてはならない。」作り手のどこか神経質な、また迫られた焦燥感すら感じさせる作品でした。
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