都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「田中麻記子 La deuxieme chambre」 高島屋東京店 美術画廊X
高島屋東京店6階 美術画廊X(中央区日本橋2-4-1)
「田中麻記子 La deuxieme chambre」
1/30-2/19
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/e3/c53b2856b61e89770231ebb9fab49abe.jpg)
新宿高島屋に次ぐ『もう一つの部屋』は日本橋の高島屋です。巨大なウォールペインティングとともに、可愛らしくもシュールなドローイング数点が紹介されています。田中麻記子の個展です。
細密画と言っても良いのでしょうか。シャープペンシルを駆使して画面を埋め尽くすかのようにして描かれているのは、例えば人魚のような女性たちが登場する、どこか妖艶な趣の漂ったメルヘンの世界です。それが極めて細い線にて、それこそレースを重ねていくかのように、レイヤー状になって複層的に絡み合っています。大きく渦巻く空や、荒れ狂う海のような空間が連動して一つのダイナミックな場を作り出し、さらにそこへリボンなどの装飾的なモチーフが多元的に組合わさっていました。また細く、それに薄い木炭の感触に、限りなく仄かに施されたパステル色の水彩も魅力的ですが、全体を見ると、ドローイングというよりもコラージュ風のオブジェというような趣きが感じられます。実際、ミラーやリボンをそのまま用いた作品、及びネイルアートなども展示されていました。
年初に行われていた新宿の展示を見逃していたので助かりました。来週の火曜日、19日まで開催されています。
「田中麻記子 La deuxieme chambre」
1/30-2/19
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/e3/c53b2856b61e89770231ebb9fab49abe.jpg)
新宿高島屋に次ぐ『もう一つの部屋』は日本橋の高島屋です。巨大なウォールペインティングとともに、可愛らしくもシュールなドローイング数点が紹介されています。田中麻記子の個展です。
細密画と言っても良いのでしょうか。シャープペンシルを駆使して画面を埋め尽くすかのようにして描かれているのは、例えば人魚のような女性たちが登場する、どこか妖艶な趣の漂ったメルヘンの世界です。それが極めて細い線にて、それこそレースを重ねていくかのように、レイヤー状になって複層的に絡み合っています。大きく渦巻く空や、荒れ狂う海のような空間が連動して一つのダイナミックな場を作り出し、さらにそこへリボンなどの装飾的なモチーフが多元的に組合わさっていました。また細く、それに薄い木炭の感触に、限りなく仄かに施されたパステル色の水彩も魅力的ですが、全体を見ると、ドローイングというよりもコラージュ風のオブジェというような趣きが感じられます。実際、ミラーやリボンをそのまま用いた作品、及びネイルアートなども展示されていました。
年初に行われていた新宿の展示を見逃していたので助かりました。来週の火曜日、19日まで開催されています。
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
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わたしは新宿のほうの展示を見てて行きたいのですが、いかんせん今週の土日はサーバー入れ替えで出勤確定で無理なのです。
田中麻記子のDMは毎回、出来がいいんですよね~。
新宿の展示は御覧になられたのですよね。
デパートなので日曜があいているのがまた嬉しいのですが、両方ふさがっているとなると残念です。
>田中麻記子のDMは毎回、出来がいいんですよね~。
素敵ですよね。ポストカードとして部屋に飾ってみます。
日本橋の高島屋はアクセスよいので、是非行きたいと思います。
ネイルアートって凝ってる友人いるので、こんなのあったよーと教えてあげられるかも。
ネイルは確かケースに入ってまとめて展示されていました。
多分、作品=売物かと…。デパートにぴったりかもしれませんね。
>日本橋の高島屋はアクセスよいので、是非行きたいと思います。
同感です。画廊Xの意欲的な展示は毎度見応えがありますよね。
若手作家メインというのが本当に嬉しいです!