シャルフベックの「お誕生日会」が開催されます

東京藝術大学大学美術館で開催中の「ヘレン・シャルフベックー魂のまなざし」展。知られざるフィンランドの「国民画家」、シャルフベックの画業を日本で初めて紹介。全84点です。初期のレアリスムから晩年の抽象を伴った表現までを追いかけています。



「ヘレン・シャルフベックー魂のまなざし」
東京藝術大学大学美術館
URL:http://helene-fin.exhn.jp/
会期:5月2日(火)~7月26日(日)

そのシャルフベック、生まれが1862年の7月10日だったそうです。つまり誕生日に因んだイベントです。7月11日(土)に「シャルフベックのお誕生会」と題したイベントが行われます。

[シャルフベックのお誕生会 開催概要]
・日時:2015年7月11日(土) *13時より大浦食堂にて整理券配布開始
・スケジュール
 14:00~ トークセッション「フィンランドの風土と人々を語るーフィンランドが生んだシャルフベック」
  登壇:ウッラ・キンヌネン氏/佐藤直樹氏/日沼禎子氏
 15:20頃~ ケーキ登場
  「パティシェ イナムラ ショウゾウ」のシェフ稲村省三氏特製バースデーケーキ
・定員:先着80名。(*本展覧会の観覧券が必要。半券でも可。)
・会場:東京藝術大学大学美術館1階 大浦食堂


「お針子(働く女性)」 1905年 油彩・カンヴァス
フィンランド国立アテネウム美術館


場所は同美術館内の大浦食堂。7月11日の土曜のお昼のイベントです。まず14時から本展を企画された芸大の佐藤直樹先生、また女子美の日沼先生のほか、フィンランド文化担当マネージャーのウッラ氏を交えたトークセッションが行われます。その後、谷中の超有名店「パティシェ イナムラ ショウゾウ」によるバースデーケーキが振る舞われます。

[シャルフベックのお誕生会 内容]
7月10日がシャルフベックの誕生日であることを記念し、7月11日(土)にバースデーパーティーを開催する運びとなりました。
当日は、「フィンランドの風土と人々を語るーフィンランドが生んだシャルフベック」と題し、ウッラ・キンヌネン氏(フィンランドセンター 文化・コミュニケーションマネージャー)×佐藤直樹氏(東京藝術大学准教授)×日沼禎子氏(女子美術大学准教授)による、 フィンランドとアートにまつわるトークセッションを開催するとともに、セッション後は、「パティシェ イナムラ ショウゾウ」のシェフ稲村省三氏がつくる特製バースデーケーキをご参加の皆様にお召し上がりいただき、シャルフベックの誕生日をお祝いいたします。

イベント自体は無料です。展覧会の半券があれば誰でも参加出来ます。なお定員は80名です。トークに先立つ13時より大浦食堂にて整理券が配布されます。おそらくすぐに配布終了となることが予想されます。


「自画像、光と影」 1945年 油彩・カンヴァス
ユレンベリ美術館


それにしてもシャルフベック展、私も先日見てきましたが、画風の変遷は興味深く、画家の置かれた境遇、さらには自らの心情を写したかのような晩年の自画像などには強く心打たれたものでした。

「ヘレン・シャルフベック展」@東京藝術大学大学美術館(はろるど)

おそらく日本では最初で最後のシャルフベック回顧展ではないかと思います。お誕生会もケーキのお披露目だけではなく、硬派なトーク付き。当日は会期中、佐藤先生のお話を聞く最後のチャンス(東京展において)でもあります。

7月11日(土)に行われる「シャルフベックのお誕生会」。気がつけば展示も会期の半分を過ぎました。興味のある方は参加しては如何でしょうか。

「ヘレン・シャルフベック展」は7月26日まで開催されています。

「ヘレン・シャルフベックー魂のまなざし」 東京藝術大学大学美術館
会期:5月2日(火)~7月26日(日)
休館:月曜日。但し7/20(月)は開館。翌21日(火)は休館。
時間:10:00~17:00 *入館は16時半まで。
料金:一般1500(1200)円、高校・大学生1000(700)円、中学生以下無料。
 *( )内は20名以上の団体料金。
住所:台東区上野公園12-8
交通:JR線上野駅公園口より徒歩10分。東京メトロ千代田線根津駅より徒歩10分。京成上野駅、東京メトロ日比谷線・銀座線上野駅より徒歩15分。
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