【結局、元気いっぱいになるのだよ】
もう一つ意気上がらぬ日曜日。おぉ爽やかな体調だとは決して思えない雰囲気。ママチャリで会場に向かうが坂がきつくて下の駐車場脇に止めて徒歩。
気分も天気もイマイチ。それでも中央石段で構えていると次々にお久な方々と遭遇。だんだん元気が出てきたぞ。
今年はちゃんと第一ウェーブでスタートしよう。
先日青梅丘陵でご一緒したそらまめさんに声かけられて列に入れてもらったら、そばに泣く子も黙る強豪小林さん、去年エイジ1位の高原さん、ついに60歳になってしまった(嬉しそう)なキャプテントットさん…。多分今日の主な60代勢揃い。で、スタート。
【強豪60台の皆々様】
みんなあっという間に先行。先日上腕骨折!という高原さんの後方につく。
【見頃の山桜鑑賞しつつ、しっかりペース作ってもらうという😅】
今回はこれがどハマりしてしまった。最初の上りが終わりペースが安定してくると心拍も落ち着いた。何と理想の140台をしっかりキープ出来るペース。(高原氏には申し訳ないが)ひたすらペースメーカー役になって引いてもらった。何も考えずついて行くだけ。意気上がらぬとか言っておいて、スタートしたら一気にテンションは上がって行くのは当然の成り行きだったか。レースだからね。
【にこやかな前半戦 Photo by キミちゃん】
【すぐ前に高原さん。Photo by J子さん】
【後ろのイエロー選手も意識してついて来ていたな。Photo by Mr.Okuyama】
作戦的には高原さんに気づかれないのが理想。でもコース途中には多数の青梅トレラン部の仲間たちがボラで張り付いている。おっ、ハリ天さん来た、とかハリ天さんガンバ!と熱い声援を送ってくれる。そりゃ気づかれるよな。
【大勢の友人(ボラ)に声かけ頂きました。写真ボケちゃったりしてますが💦】
それでも腹黒く知らんぷりで張り付かせてもらった。おかげで榎峠以降の数回繰り返される急登もあっという間。足は相当残っている。一旦林道に出るところで勢いつきそうだったがじっと我慢して前には出ない、フッ。
常福院の折り返しと直下のエイドでボラの人たちと話したりして少し遅れる(おはぎもしっかり頂いたよ)。
【地元民Akiちゃんから元気とお守りもらった瞬間】
このレースではライバル対決しているご存知マイケル(後方ウェーブスタートだったけど追いつかれた😅)と下り途中から絡む。
【相当昔のことだけど、このレースでデッドヒートがきっかけで仲良くなったマイケル】
俄然楽しくなって来た。高原さんにも声かけて先行させてもらう。
参道を林道まで下り、長い林道の上り。さて、ギアを入れ替える。なんかいい感じになって来た。前に見える選手には全部追いつき追い抜く。
【さぁ、全部抜くぞ!】
再びトレイル(下り)突入でさらにスイッチ入り、かっ飛び開始だ。毎回思うことだけどレースで下りが怖くなったらやめ時。まだまだ大丈夫なことをしっかり確認。前を行く選手は皆譲ってくれる。面白いように順位が上がっていく。そして元気メーターも上がって行くという相乗効果。
ロードに出て白岩会館へ。妻が交通案内の棒を振るって仕事中。
【ご機嫌で下りて来られた。前日の様子からだと良い方の「まさか」が】
一緒にボラのハリーさんからはいきなり「ハイ、関門アウトで〜す」(12時頃通過予定と妻に伝えてあったが5分ほど遅かったダケ)「あ〜、後5分早く出ればよかったぁ」とか余裕たっぷりで周囲は盛り上がったでしょ。
【ハリーさん、関門アウト〜じゃないよ!】
再び榎峠に戻り、いよいよラストの盛り上げ開始だ。雷電山手前で青ト部のしんちゃんゲッツ。
1分後ろからスタートなのに早々に抜かれていたのだ。フフフ、若者よ前半飛ばし過ぎたな。
こうしてひたすら前を抜く一方の後半戦。使い切らぬよう足を残しつつ心拍全開状態で進む。何だか久々気持ちの良い走りだ。そう言えば常福院で折り返して以来誰にも抜かれていない。気分いいに決まってる。このまま誰にも抜かれずゴールかなという終盤に抜いてきた若い選手2名に抜き返されたがこれは抜かれたことからは除こう(勝手にルール)。
【青ト部ボラ隊の前へ超元気に。Photo by キミちゃん】
【爆走状態の後半戦 Photo by Mr.Okuyama】
という感じで前半しっかり抑え、後半爆発。最後の最後までしっかり走れてあの忌まわしき痙攣の「け」の字も顔を出さないという素晴らしい展開のままフィニッシュ。前日の様子から思えば上出来の3時間15分台。着替えも楽勝。例のGarminの「スタミナ」を見れば残量28%。あぁそんな感じだな。全部出し切れるのがさらにいいのだろうけど、終わってからの余裕度含めると理想的なレースマネジメントが出来ていたことは間違いない。
大勝負のレースではない普段のレースでは今回の「意気上がらぬ」くらいが結局ちょうどいいってことだなぁ。