ハリ天狗の日々奮戦

天狗のごとく山を駆け、野を走る(かな^^;)。 東京は西の端・青梅発、全国行き。日々鍼を打つランニング鍼灸師の奮戦記。

第67回勝田全国マラソン

2019年01月28日 | 大会レポート


【ゴール手前のあえぎ。女芸人・にしおかすみこさん(ピンクウェア)に抜かれる瞬間】

12月はよく走った。レースでもしっかり走れていたし、朝ジョグひとつとっても非常に中身の濃いびっくりするような走りが出来ていた。
が、年が明けるとどうも勢いがなくなってきたのだ。なんでも半々だと思っているからそれも仕方ない。
で、直近の練習の様子から予想として妻に告げたタイムは3時間3分台。
自分で冷静に分析して計算して導き出しているこの予想タイムは最近相当に正確だ。
で、結果は3時間5分34秒(ネットタイム3時間5分19秒)。去年よりグロスではわずかに速く、ネットではちょい遅れという微妙な出来ばえだった。
予想タイムとはズレてしまったけど、実はビッグウェーブに襲われトイレに駆け込むという「まさか」があってのタイム。トイレタイムを引くとネットで4分丁度くらいで、やっぱりいい線行っていた。最後の2kmで鬼風に負けてしまったのも響いたかな。



さて、自分の記録用にもレースをざっと振り返ってみたい。

▲前半
今年はBブロック。30分前には並んだけどそれでも先頭は取れず。スタート直後のゆっくりは仕方ないけど、その後はなるべく無駄なく走る。
久しぶりに直前3日間を完全休養に当てたので足は軽いはず。ただなんか落ち着かず、体が完全に温まって汗が出るまでは(4kmあたり)フワフワとした感じが続いた。
心拍145前後で進むのが一番とはわかっているけど、少し勝負もしたい。色々と強度計算をしてはじき出した30kmまでの上限心拍は155。これは自分の目標心拍強度的には85%近くになるのでやや不安。でも川崎新春マラソンでの感触からGoサインを出してみた。
予想に反して目標心拍内でサブスリーペースよりちょっと速いペースが維持できている。でもとにかくペースには縛られないことだ。目標心拍を守ること。決して嘘つかないという心臓を信じて。さらに後押しするなら十分に鼻呼吸だけで走れる範囲で。
女性ランナーのペーサーをしていた2人の若い男性ランナーがいい感じなので10km付近までは目安にして走らせてもらった。(*あとで知ったけどこの女性ランナーは芸人のにしおかすみこさんでした)


15km手前の急坂でペースが落ちたのみで概ね超満足レベルで進む。貯金を作ることに頭を使ってはならぬのだけど、自然に2〜3秒ずつの貯金が出来ている。いい方の「まさか」と言ってもいいレベル。

ここまでで唯一の問題は下腹が張ってきて、小さなウェーブがやって来ていること。
防府の時もそうだったし、なんとかやり過ごそう。ペースは変わらないし。

▲後半
中間点は1時間29分39秒。ずっとガーミンは心拍とペース表示だけで走っているけど、ここで初めてタイム確認。余裕はあるか。大丈夫だな。
シクシクは大きくなったり小さくなったり。ちょっと弱気虫が這い出て来そうだけど慌てて押さえ込む。とにかく今のリズムを壊さないことだ。
と、そんなことは百も承知なのだけどウェーブは容赦なくやって来る。追いついて来た友人に現状を話してみる。少しは気が紛れたか。トイレ100m先の看板が出て来ると、さぁどうしよう。ペースは落ちていないのでちょっと逡巡している間に通り過ぎてしまう。
3カ所ほどやり過ごしたけど、こんな我慢はいつまで持つのか、いっそ楽に出してしまってスッキリ走ろうよ!そんな声が急に聞こえた23km過ぎ、ついに決断。30秒でこなしてやると意気込んだけど、ドアが閉まらないとか。結局1分15〜20秒程のロス。
走路に戻ると、やっぱり軽い。一気にスピードアップしてしまい慌てて抑える。
28km過ぎで妻の応援。元気に通り過ぎたけど、、、。



やがて30km地点通過。心拍解放の時だ。残念なことにややパワーダウンしていることは否めない。あと12kmしっかり走ろうと気持ち立て直し4分10秒くらいで。だけどズルズル1秒、2秒とペースが落ちて来る。
気分的には勝田で一番辛いと感じている32km過ぎのアップダウンは、後半力を振り絞り出した数名の選手と共に一気に乗り越えた。
あと5km。後ろから来た外人さんに喰らいつく。ペースは落ちてるが粘れ粘れ。大通りに出たところで真正面から吹き荒れる鬼風。ペースはガクッと落ちる。踏ん張ると足がピクピクしだす。ラスト2km。あえなく鬼風に負けてしまった感が大きい。
ラストスパートするが心拍も上がらない。足が終わっている。さぁ、ラストの100mっていうところでついに痙攣!最後の芝生は足を引きずり歩き走り。この最後の最後であのにしおかすみこさんに逆転された!
うーん、なんと言ったらいいのやら。最後もう少し粘れて3分台でゴールしておきたかったなぁ。
去年2位だった60歳台も今年はうんとレベルが高く、去年より速いタイムで8位。それでも勝田は8位まで入賞!ってことでエライ立派なメダルをちょうだいして来たのでした。



さて、もう一度最後のひと押しが出来るよう、計画の練り直しだ。はなももだ。

 

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勝田の歴史

2019年01月24日 | 日々奮戦



実は昨年の勝田マラソン・エイジ入賞(2位)で副賞の一つとしていただいていた「勝田全国マラソン大会のすべて」(昨年出版されたもの)。
本日車の定期点検の待ち時間に読了。

いやぁ、今年67回を数える老舗中の老舗マラソン大会だけど、開催地は最初から勝田ではなく東京の神宮から調布のコース。



そして一番のびっくりはハリ天がこの世に生を受けることになる昭和30年の第3回大会から。なんと「全国マラソン青梅大会」と銘打って青梅市役所スタートで立川市内折り返しの42.195km。このコースが第8回まで続いたとのこと。聞いたことなかったなぁ。驚きでした。


って、去年の賞品を今頃読んだなんて、、、。心の準備です。

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厳しい現実

2019年01月23日 | 日々奮戦



現実は厳しい。

今日は勝田前、最後のポイント練習というかペース確認のための練習をば。
しっかりアップジョグの後、5kmのペース走。
目標ペースで余裕を持って走れないとダメだ。

4'09"→4'14"→4'15"→4'10"→4'08"=20'56"

この数字だけなら合格点なのだけど、心拍が高過ぎる。入りは余裕があったが最後は169まで上がってしまい、これではまるでタイムトライアルの様相だ。
このペース(心拍)で42kmの長丁場を押すことは不可能。

去年の同時期より少しはいいにしても、(言いたくないけど)現時点で勝田でのサブスリーはかなり高い壁と言わざるを得ない。冷静に。
女神が降臨するかもしれないだろとかの囁きがあるかもしれないが、そういう「ゴッドパワー」が見えるのはほんの少しの時間だ。
フルマラソンは甘くない。本当に厳しいのだ。

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勝田マラソンまであと5日

2019年01月22日 | 日々奮戦



勝田マラソンまであと5日。
やたら参考に出来る資料をたんまりと持っているものだから、さて、去年の今頃はどうだったのか、あの25年ぶりの自己ベストを出した8年前はどうだったのかと比べることが出来る。

のだけど、これが果たしていいことなのかどうか。
はっきり言ってしまえば、うわっ、こんなではダメじゃん。っていうことになってしまう。
直近の30km(川崎新春マラソン)のタイムなんか比べてしまうと2011年は2:04:59で走っていて、今年はちょうど4分遅れだし。
練習内容が変わって来ているにしても、8年前は色々練習のタイムも素晴らしい。
あれから8年も経っているし、過去の自分と比べたって何にもならないのだ!とハッとして気持ち切り替える今日この頃。

キプチョゲは「重要なのは勝つことじゃない。(勝つための)準備をしっかりすることだ」と言っていた。

そうそう、しっかり準備をしてレースではそれをなぞるだけ。
で、じゃぁ、準備がしっかり出来たのかって自問してしまうと、「これでよし」がどんどん前に進んでしまう。

ここへ来てやたら足が重く、気分が乗らず、練習量ががたんと落ちた。体が「いい休養」を欲しがっていたと考えよう。
今あるベストの力を出すのがマラソン」って言うしね。

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33年前

2019年01月14日 | 日々奮戦



昨日の川崎新春マラソン。ずっと昔から何故か好きで出ている超ローカルレースなのだけど、なんと33年前に幼い二人の娘と一緒に応援に来てくれていたことを全く記憶していないという妻が、、、昨日は付き添いに(応援ね)来てくれた。※最近はこの大会には毎年一人で電車に乗って行っていた。

ってことで、その33年前には娘達に草すべりをさせながら待っていたはずなのだけど、その草すべりの写真は娘達のアルバムらしい。見つからなかったが、確かにそこに行っていたという証拠写真。ハリ天弱冠30歳。長女4歳、次女2歳。妻写真係で映っていない、、、www


【土のトラックは今も変わらないかな?↓↓↓】



【確かガス欠起こして散々な結果(2:20)。でも1ヶ月後の青梅では2時間切り!】

そんな懐かしい記憶を呼び起こして楽しい1日になったけど、実はここ数年、冬の寒い空気(風)を切り裂いてゼーハー走った後にやってくる「血管運動性鼻炎」がゴール後大爆発。そっちも大変だったのだ。賞状を頂く時、メダルを首に掛けてもらう時、下を向くとツツツツツーと鼻水が垂れる。くしゃみが出る。
こんな日を何度かやり過ごせば、あとはすっかり何事もなかったかのようになるのだけど、、、。
この何度かの(何日間かの)苦しみ、花粉症に悩まされる方々の気持ちが一度にどっと流れ込んでくる時でもあるのです。

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恒例川崎新春マラソン

2019年01月13日 | 大会レポート



いつもこの後のレースを占う基準になる川崎での30kmは「第46回新春マラソン」。
今年の目安は4分20秒でのペース走が出来るか!ゴールタイムは2時間10分以内!これはマストだ。
体調がいまいちで、ロングタイツを履くかスパッツのままで行くか迷い、結局気合い勝ちでナマ足出してスタート。



しかし心拍145前後ではとても目標ペースでは走れず、自重するか、いや練習を兼ねたこの時期でノーチャレンジはいささか情けないだろう。ということで目安心拍をプラス10に(155拍前後)。
河川敷の砂利道はめっちゃ走りにくい。いつも強い風に翻弄される大会だけど今年はそれほどでもない。なのにペースを上げられない。安定しない。距離は走り込んできているけど、やっぱりスピードが圧倒的に足りない。目標ペースを維持していると後半つぶれる恐れありだ。が、ノーチャレンジはもっとまずい。



残り10kmを切り、折り返して追い風で川下へ向かうようになって思いきって飛び出した。どこまで保つのか。
すぐ後ろにいたクニさんとよっちマンから逃げる逃げる。
そして、なんと久々の最高心拍数175をゴールに記録するという快挙(?)で2時間08分58秒。なんとか最低目標は達成。


【逃げ切ったぜ^^)v】

44秒差で年代別は2位でした。ただ、PAK(パーソナル・エイジ・キング。注:リザルトで自分より上に年長者がいない)はゲット出来てやれやれでした。



ラップは、、、
  05km 21:26
  10km 21:37
  15km 21:45
  20km 21:50
  25km 21:13
  30km 21:07     前半 1:04:48  後半 1:04:10

じりじりと落ちていた5kmラップだったけど、後半しっかり盛り返せたのは大収穫(1kmラップではラスト1kmが最速)。スタミナはついてきたな。
さ、あとはもう少しスパッとスピードだ。



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赤ぼっこにて

2019年01月01日 | 日々奮戦



今年も5時起きして青梅トレラン部の面々が集う近場の「赤ぼっこ」へ初日の出を見に。

思えば初めて「赤ぼっこ」へ初日の出を見に出かけたのは2011年(ブログはこちら)。↓↓↓



この時は夜明け前は我々夫婦で独占。
地元のおじさんが3人くらいが登ってきただけ。超穴場的な場所だった。
年々人が増えてきて、最近はマウンテンバイカーも集うようになり大人気だ。時の流れを感じるなぁ。

さて、去年は赤ぼっこで愛を叫びあったけど(新婚さんもいたしね)、今年集まったのはなんと全員が50歳オーバー。
愛は叫ばず、エイエイオーと気合いを入れてきた。



今年も色々あるだろうけど、ひたすら楽しく「今」を味わうに尽きる。
だんだん、やれることが限られてくる。未来は永遠に用意されているわけではない。
焦ってはいけないけど、しっかりやれることをやるのみ。
そんな訳で、明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくです。

 

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