ハリ天狗の日々奮戦

天狗のごとく山を駆け、野を走る(かな^^;)。 東京は西の端・青梅発、全国行き。日々鍼を打つランニング鍼灸師の奮戦記。

スイムは一番か

2022年08月30日 | 日々奮戦


日曜日の110km BIKE→10kmRUNはイメージトレーニングも兼ねていい感じでやり切った。終わった後のぐったり感もない、、、などと言っていたけど、昨日今日と朝の疲労感がまぁ半端ない。久しぶりでちょっと調子に乗り過ぎたかな。キロ10分を超えるスロージョグがようやっとという有様。
さてさて、ところが、、、。
プールに出向いてみれば全く持って気持ちよく泳げる。水泳は着地衝撃というか重力の影響がないというのは大きなアドバンテージというが、今回それを大いに感じることになった。
要するに足に疲労が残っているだけで、心肺機能や全身的な症状としてはやっぱり元気なのだ。
トライアスロン3種目のうち「SWIM」と言えば一番の苦手種目と公言して憚らなかった。が、最近では実は一番得意種目と言ってもいいのではないかと思い直すようになった。練習時間が圧倒的に少ないこともあってちっとも速くはならないけど、練習していなくてもそこそこのタイムでは泳げるし、長い間泳がないでいても2、3回泳げばほぼ感覚は戻って来るという実感。決していい気になっているのではなく、これからも安心してラン、バイクの練習に重点を置いても大丈夫なんだと言い聞かせている次第。自分の所属するエイジグループのレベルではそれで十分戦えそうだから。
ってことで、スイスイガシガシ泳いで気持ちよくまた明日を迎えられそう。

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BIKE110km→RUN10km

2022年08月29日 | 日々奮戦

【雨だったのでバイクはもちろん室内で】

昨日はあいにくのお天気になってしまったけど、yahushige隊長率いる「サマーミーティング」。


昨年はコチャさんとボイスランした楽しいイベントだ。でも早朝、7時のフル、8時のハーフの部のスタートを見送り応援のみにして今年は参戦せず。
そう、来週はいよいよ3年ぶりの佐渡トライアスロンなのだ。ちょっと迷いはあったけど秋以降のマラソンを見据え、2019年の前回に続きAタイプではなく、およそ半分のBタイプ(スイム2km、バイク105km、ラン21.1km)に参戦する。
6月に100kmトレイル(奥信濃100)、7月に徳之島トライアスロン、富士登山競走とあれこれ目まぐるしいスケジュールだったので、例によってしっかりと準備が出来たとは言い難いのは事実。
それでも、トレイル、ロード、スイム、バイク、富士山と手を替え品を替え、最低限のトレーニングだけは積み重ねることが出来た、かな。クロストレーニングだ。
そして1週間前の日曜日はZwiftで110kmのグループライドに参戦、終わったら即10kmレースペース走と久々の本格的ブリック練(バイク→ランのセット練)だ。



110kmライドは初めペースが遅過ぎるのではと不安になったが、ペースコントロールしてもらえた(フロントをコントロールする赤い壁が立ちはだかり、追い越すとグループに戻れとの指示が来る)のが結果的にはとても助かり、ビルドアップ的にスピードアップ。


【赤い壁にコントロールされる】


【結構先頭を引きもした】


【イタリアのグループライドだったが日本人参加者が結構いて上位を占めたり】

ラストはしっかりもがき(動画撮ってもらったけどひどい乱れたフォームになっていた😅)10位でフィニッシュ(2時間56分。実走ではこんなタイムでは走れないが)。




Tシャツだけ着替えて即スタート。こちらもしっかりビルドアップして10km走り切れた(51分)。心拍が!とか、足が!とかではなく、ただひたすら今のペースを持続し続けるというメンタルが一番鍛えられた感。


【苦しいながらもしっかりビルドアップで終われた】

終わってグダグダになっていなかったのもいい感じ。
それでも今朝は流石にどんよりとした疲労感たっぷり。さぁ、あとはこの疲労を上手く抜いて行くのと、体重問題だけだな。

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突然ですが弟夫婦と燕岳へ

2022年08月25日 | 日々奮戦

【まさかの快晴、燕岳山頂】

弟夫婦が一緒に山に(初アルプス)行ってくれと言って来たので、それならばと8/21〜22日、燕山荘泊で燕岳に行って来た。予報では当日の天気はずっと芳しくない。こればかりは仕方ない。雨が落ちて来ないことだけでもよしとしよう、そんな慰めの言葉を唱え続けて登る5年ぶりの燕。



時折、ちらり青空が見えるがほぼホワイトワールド。


【それでも乾杯。向こう側の3人は期間限定63歳トリオ】

我々夫婦がずっと気にしていたのは、天候のせいで弟夫婦があの素晴らしい光景を目に出来なかったらさぞかしがっかりするだろうとか、がっかりも何もただ登るのが大変だっただけで、あぁこんなもんねとこのままジ・エンドになりはしないかとか。


【祈りの図】


【儚い望み】

我々が初めてあの光景を目にした時の感動を弟夫婦にも是非とも味わってもらいたい。が、真っ白な世界だけでなく非情にも山荘の屋根を叩く強い雨音も。こういう時だけだが、神様〜!


【まさかの快晴だ】

翌朝2時50分。気になって灯りを灯して外に出る。や、や、や、満天の星空だ。来たぜ来たぜ。女神降臨。ありがとう。


【雲海が最高】

【待ち人たち】

【快晴引き当て大喜び】

3時過ぎの星空からやがてのマジックアワー、見事な雲海からの日の出。











そして澄み切った真っ青な空をバックに映える槍穂高を始め連なる北アルプスの山々。言うことなし。


【いざ燕岳へ】


【5年ぶりのご機嫌だぜ】


【こちら弟夫婦もご機嫌だぜ】


【弟たちに味わって欲しかった風景】


【かなり圧倒されていたらしき】


【毎度ご機嫌】


【どうよ、とお気に入りの図】

我が家の誰かさんと違ってリアクションが薄いと評判の弟夫婦が明らかに興奮の極みだ。嬉しいなぁ、良かったなぁ。大喜びする彼らを眺めながら、兄夫婦としてなんか大きな責任果たしたかのような安堵感に包まれた時間だった。
それにしても久々の北アルプス。やっぱりお見事でした。


【太陽、勝ち取ったど〜】

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Build Me Up

2022年08月19日 | 日々奮戦

【パワー波形各種。これを見るのが楽しみの一つになっている】

佐渡に向けてのバイク作戦進行中。相変わらず外乗りはせずZwift専門だ。
昔は「バイクを制する者はトライアスロンを制す」なんて言われていた。競技時間が一番長いのだから当然と言えば当然。だけど実際はどうなんだろう。特にハリ天のエイジグループ(65〜69歳)だとやっぱり最後のランをしっかり走れることが最重要ポイントだと思う、かなり。
なのでラントレの合間にバイク、みたいな感じになってしまうのだけど、久し振りにきちんと練習を積めている。Zwiftでは各種ワークアウトメニューの他、様々なトレーニングプランが用意されている。今回は初めて「Build Me Up」という3ヶ月メニューをチョイス。ちょっと細かい設定(週の予定等)は無視してやれるところまでという腹づもりで取り組み出した。
生かさず殺さず的な何とも言えぬ微妙な負荷を要求して来て、唸り続けている。ただ、いつものように勝手に乗り込むだけよりうんと効率的であることは間違いない。Build Me Up出来てるかな。とりあえずもうしばらくガンバだ。

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4リットルオーバー

2022年08月15日 | 日々奮戦

【早起きは三文の徳】

昨日の夜明けの30km走。先週思いの外上手く走れてしまった(平均心拍126でキロ5分13秒ペース/2:36:36)ことで気が大きくなっていたのか、のんびりで良いのに少しチャレンジモードで走り出していた。まぁそれがいけなかったとか言う程でもないのだけど、昨日はどんどん心拍は上がるはペースは落ちるは、、、ラストの2kmだけは5分半ペースに戻したけど、ちょっとダメダメパターンの様相を呈してしまった。



先週と比較して平均心拍は128に上がり、平均ペースは5分34秒と落ち、10分も余計にかかってしまった(2:46:45)。
クーラーバッグに2リットル水分用意してほぼ1周ごとに補給したけど、そして涼しかったのにまたまた川遊び状態だった。2度Tシャツを絞り上げる。
驚いたのは帰宅して体重計に乗った時・・・
4時20分/64.0kg(走前)→2リットル飲んで走って汗出して→8時40分/61.85kg(走後)
つまり64.0+2.0-61.85=4.15
あの条件(涼しい気温、ペース)でもきっちり4リットル以上もの発汗量を確認してしまった。いやぁ、ずぶ濡れになる訳だ。



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登山競走終わったけど富士山練

2022年08月09日 | 日々奮戦

【頂上は荒れ模様らしい】

富士山に行って来た。
早くも来年に向けての富士山練か!
8合目関門アウトのリベンジか!

まぁ、そんな感じで話すのが妥当な線でしょうが、特にそんな気負いは実はありません。今年は7月に富士山とのタイミングが本当に合わなかった。なので、8月以降に秋冬のレース対策のために富士山近辺で高地トレ&坂トレを組み込んで行こうという計画を練っていたのだ。今日はその予定のまずは一発目。
妻も月末アルプス予定(弟夫婦と)に備えたいと言うので馬返しから一緒にスタート。下は好天だけど頂上は、、、ちょっと怪しい。が、一応ハリ天は頂上目指して往復7時間くらいを予定。ハリマネも大体時間を合わせて行けるところまで行って戻る予定に。


【5時ちょい過ぎスタート】


【横っ腹が痛いわけではありません。贅肉をつまんでいるだけ💦】

さて、スタートが馬返しだからレースの時より楽に決まっているのだけど、、、

5合目 1:05:30 <1:06:23(レース時)
8合目 2:49:46(1:44:07 <1:56:23(レース時)
山頂  3:23:19(33:33)   

・・・と、レースの時より全然楽で速いペース。いつも走れないところでも走れちゃったしね。ま、色々確認出来て得るもの多い富士山練だった。ちなみにランナーはいませんね。(あ、一人いたかも)

【飛ばされそうだった】

【旗、大丈夫か?】


【頂上からの眺望はゼロ。ホワイトアウト】

多分2018年の登山競走以来の山頂は風が半端なく、砂礫が飛んできてビシバシ当たって痛いの何の。早々に退散。


【おにぎりタイムの写真撮っていたらおにぎりが吹っ飛びそうで慌ててパクリ】

【少し降りて来たら青空。急に暖かくなる】


【8合目富士山ホテル下】

7合目まで登って折り返していた妻には3合目付近で追いつき、一緒に降りて来た。


【発見!】


【無事帰還】

予定よりずっと早く11時過ぎには馬返し、6時間で終了。
大きなネタを売りにしているいつも混んでいて入れなかった魚がし鮨で満足お昼。と、時間を上手く使えた休日だった。

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超久々の30km走

2022年08月07日 | 日々奮戦

【妻もスタート一緒で1周だけ】

涼しい日が続くうちにと今朝は超久し振りの30km走を決行した。
最近はすっかり距離を踏まなくなっていて、それはそれでこんなでいいのかというジレンマにも追われていた。
なので気楽に3時間くらいかけてとりあえずの30kmをやっつけてみようと思い立ったのだ。
で、最近遠ざかってしまっている圏央道IC直近の農道周回。
で、走ってみたら案外スイスイ。心拍は120にも届かない。あまりにジョグ過ぎるかとせめて120台で走ってみたらキロ5分15秒前後で進めるのだ。来月の佐渡トライアスロン(Bタイプ)のラン(21.1km)を想定するにはもってこいの速度。



気を良くして張り切ったけど、「距離」に対する忍耐力みたいなものがすっかりなくなっていて、体は辛くないのに気持ちだけがフーフー。
最後の1km半くらいは頑張ってスピードアップして無事に終了。ずっと心拍数だけ見ていたのでタイムを見てびっくり。平均5分13秒の2時間36分36秒。なんと平均心拍数は126。この時期にサラッと心拍上げずに走れてしまったのは大収穫というか、ご機嫌だぜ。

◆27:30→25:58→25:56→25:56→25:50→25:26
※やっぱり心拍基準で走ると綺麗にイーブンで行ける✌️



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富士登山競走敗因の巻

2022年08月03日 | 日々奮戦

【8合目関門脇から山頂を望む】

まずは力不足だったという事実が最前面に登場。これだけは間違いのないこと。
このことをよく理解した上で、来年以降のために反省会くらいはしておいた方がいいのだってことで、自己反省会の巻。以下羅列御免。

●暑かったとか云々の話が出回っているけど、気候に関しては全く気にならず。
・例によって大量の汗が流れたけど馬返しまでのロードが皆の汗で濡れた道になっていた年もあったし、その時に比べれば高が知れている。
・さらに6合目まではほぼ日陰だし、ちょうどガスって来ていたし、後半は涼しい程。

◉2020年から今年も含めて丸3年、富士山から遠ざかっていたことは自分には結構なマイナスポイントだったか。

●これまで過去18回の参加で(5合目打ち切りも何度かあったが)馬返しからは大体うまく走れていた(と思っている)。または速くはないがそこそこで登れるという過去の自信→なので問題となるのはやはり馬返しまでの11kmの上りロード区間。勝負はこの一点。ここを良いタイムで通過出来ればあとは何とかなると思い込んでしまった。→6合目より上を試走しておかなかったのは完全に舐めてたな。
●スタートから心拍数だけを表示して走っていて、160拍を大きく超えていたが今日はロード部分は突っ込むと決めていたので頑張ってしまった。序盤でこの負荷は冷静に考えればあり得なかった。久々開催の大運動会に我を忘れて突っ込み過ぎたよな。
●馬返しがゴールみたいになっていて、そこでタイムを見て予想外に時間がかかっていてかなりがっくり来てしまった。→本当はここまでがウォーミングアップでここからが本番みたいなものだと言うことを3年ですっかり忘れていた(ことにはまだ気づかなかったのだけど)。おバカでした。
●6合目過ぎて腰が痛い痛い。臀筋がロックされたようになり足が前に出なくなった。→いずれも今思うとダミー痛。もう体力的限界が来ていて体が続けるのを嫌がって痛みの信号を出すと言うあれ、「ダミー痛」まさに。終わってしまえば何でもない。
●それにしてもあんなに動けなかったのは19回目で初めてのこと。余裕の「よ」の字もなかった。



と、まぁ、敗因を簡潔にと思いつつダラダラと書き並べてしまったが、要するに富士山を舐めていた。この一言に集約される。
グランドスラム挑戦の時でも一番心配なかったのが富士登山競走だったので、完走ぐらいは何とかなるだろうと甘く見ていたことは確か(舐めていたと言うのは言い過ぎだけど)。

こういう試練が時々は必要なんだろうと思う。初の関門(8合目4時間)アウトはそういうタイミングでのプレゼントだと。

楽して結果だけいただくといううまい話はない。コツコツとしっかり準備した者だけが手に出来る結果。また来年しっかりやりなさいってことですね。これにて反省終了。


【参加賞チケットで富士山サイダー飲んでスッキリ】

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嗚呼無情、第75回富士登山競走

2022年08月01日 | 大会レポート

【嗚呼無情】

2019年以来、伸びに伸び、待ちに待たされた夏の大運動会、富士登山競走。
今年75回目を迎えたレースは速報の通り、全くもって想定外の結果となってしまった。19回目の出走で史上初の8合目関門アウトだ(一度山頂タイムオーバーは経験済み)。
とりあえずは覚え書きレポートは書いておこう。


【かなりやれる気満々の朝】

体重は思ったように落ちなかったけど、調子は悪くない。2日間しっかり休養に充て準備は万端。ずっと心配して睨めっこしていた天気は万歳の快晴。


【嬉しい「おかえりなさい!」】

5時に富士吉田市役所に降ろしてもらい、3年ぶりにやって来た夏の大運動会の雰囲気を思いっきり味わう。次々と友人に出会い盛り上がる。


【青ト部・やまじぃと】


【富士山くっきりでテンション上がる】


【毎度、kojiken】


【さぁ、行くぜ、ハシモ!】

参加者を6割に抑えたとのことだがスタートブロックはC。作戦はとにかく馬返しまで全力。これまでの経験から馬返しまでにいいポジションを確保出来ればあとは何とかなっていく。練習も高地順化よりもロード区間のスピードに焦点を当ててきた。


【Cブロックの前めを確保】

スタートは我が家を作ってくれたビルダーさん、富士強豪のアズさん、そして毎年男子最高齢完走者となっている生駒山賊さんと。馬返しまでが勝負。スピードを意識せよ。

【アズさん、ビルダーさん】


【三つ年長の生駒山賊さんと。2018年初勝利したが彼の方は初の4時間オーバーを悔しがっていた😅】

生駒山賊さんが左端をスーッと抜けて行く。慌てずに追うがすぐに見失った。吐く息を強くリズミカルに。馬返しまで延々と続くロードの上り坂に押し潰されぬよう頑張ろう。
朝から強い日差しだが浅間神社からは木陰が続く。それでも汗は人一倍。あっという間に川から上がったかのような濡れ具合。いつものことながら大変だ。今年のレースは給水は各自でとのことだったのでマイカップ持参してはいるが、初めて350mlのフラスクを2個持った。だいたい同じペースのグループで進んではいるが順位は少しずつアップし続ける。基準にする心拍ははや160拍を超えてはいるが、今日は少し無理してでも馬返しまでに貯金を!だ。我慢我慢、キツイはキツイが粘れ粘れ。
中の茶屋は意外に早くやって来て、ここからあと3kmちょっと。勾配もキツくなり標高も上がってペースも落ちて来るがひたすら粘りまくる。
そして、馬返し。ずっとGarminは心拍だけ表示させていたのだが給水のタイミングでタイム確認。1時間06分台。ガーン。もっともっと早い到着だと思っていた。がっくり来たのと急激な足の疲れで登山道に入った途端ガクンとスピードダウン。抜く一方だったのがあっという間に抜かれる一方に。みんな元気だ。オレ、元気ないじゃん。
とても走るどころではない。何とかしがみついている感じ。程なくアズさんにゲットされる。走っている訳ではないのにどんどん背中は遠ざかる。やがてビルダーさんにもサッサと抜かれる。とにかくのろい。痙攣は大丈夫そうだが力が入りにくい。
4合目付近だったか、「追いついた」と生駒山賊さんが後方から。え?前じゃなかったんですか。こんな位置で強豪の彼と走っているのはもちろん初めてのことだ。自分以上に生駒山賊さんもびっくりしている様子。こんなにキツイのは初めてと。が、楽しい時間でもあった。
さらに驚くべきことに毎年エイジ優勝を外していないバーチカルの強豪Mさんが後ろからやって来たのだ。どうした、どうした。あっという間に先行して行ったが何かあったのか。
ここまで男子60台大苦戦だが、60台女性陣は女王きしこさん、かずはさんが後ろからやって来てグイグイと先行して行った(結果も素晴らしい)。強い。
生駒山賊さんと何とか大丈夫そうとか話しながら登っていたが、意外にも5合目が中々やってこない。ちょっとやばいかも、、、。二人慌て出す。本当にやばい。まさかの2時間15分の関門閉鎖時刻が迫り来る。力を振り絞り5合目関門通過は2分前。10秒後に生駒山賊さんもセーフ。何てこった。やれやれ。星観荘でこれまた初となるヘルメットを受け取り、5、6人前を行く生駒山賊さん(自前で装着済みだった)を追う。まだ元気で程なく追いつき一緒に6合目記念写真撮ってもらおうよと。


【富士登山競走で生駒山賊さんとこんな写真を撮ってもらえるなんて夢のよう】

さてさてそんな具合で応援団に心配をかけてしまった。今年はyahushigeさん、ハリーさん、J子さん、そしてハリマネのやっぱり賑やか応援団に盛大に迎えられる。


【応援団もだいぶ楽しまれた模様。知る人ぞ知る全員60オーバーのロートル軍団😅】

コーラをいただきキャップを交換し、さぁ、富士山本番。生駒山賊さんにはじゃぁここから勝負しましょうかと誘われる。

【ゴチになりました!】

・・・と、でもここまでだったかな。


【さぁて、ここから!、、、なんだけど】

盛大に見送られ張り切ったはいいが、体が動かない。足が出ない。生駒山賊さんはスルスルと前に。逆にハリ天はノロノロ進む。
お、kojiken発見。同じように死に体の模様。追いつきそうで追いつかず、追いついてみればハリ天と全く同じような状況だ。以後、彼と最後まで前行ったり後ろ行ったり。
足が重いだけじゃなく、なんと腰が痛くなってきた。こんなレースで腰が痛いだなんて何でだ。何とか凌いでノロい歩みを進めてはいたが、次なる試練は臀筋のロック。ん? お尻が痛いのではない、痙攣でもない、ロックしてしまった感覚でよく動かせないのだ。なのでもちろん足を前に出すのが大変。
7合目の岩場は四つん這いで登ると何とかなった。振り向けば登ってくる選手は少ない。あぁ、関門2分前(正確には1分半前)通過じゃ最後尾に近い位置なんだ。そうかそうか。前も後ろも同じようなゾンビばかりだ。なんか新鮮な光景だ。なんて喜んでいる場合じゃない。本当にやばい。本当にピンチ。
・・・・8合目の小屋をいくつかクリアしながら諦めるな諦めるなと呪文を唱えていたら、プチ復活の気配。よもやと力を振り絞るも、、、、あえなくスタートから4時間という時が経過してしまった。関門の富士山ホテルはまだ上だ。


【制限時間オーバー記念写真】

関門大丈夫なんですかねと大声で周りに尋ねていた青年に、いや、もうダメだよと最後通告。え〜、マジっすか。嘘でしょ、そりゃぁ無いっすよ〜、と青白い顔で叫んでいたが、マジなのだ青年よ。
制限時間を大きく回って富士山ホテル到着。全く想定外だったとはいえ、力不足は明らかで、悔しいという気持ちよりこれじゃダメなんだという納得感に包まれた瞬間だった。
8合目、4時間09分47秒。第75回富士登山競走は終わった。


【ジ・エンド】

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