オリンピックみたいな

今日は合唱コンクールに行ってきました。
結果は、残念？（いや全然残念でもない）ながら、何一つもらえませんでした。

私の耳はまともです。
それはこれを読んでいる人はご存じですよね？
今日の歌を全部聞いて、入賞した学校とその賞の色を前もって当てていました。
ただ一つを除いて。（だから私が行っていた学校はもらえなかった）

でも、私の耳では、とてもいい演奏だったのです。
生徒のみんなは、全力で歌ってくれたし、丁寧さや、表現もすごくよかった。

でも、もらえませんでした。
オリンピックのようです。
いまさらひっくりかえりませんが…。

あとで、審査員の講評が個人的に聴けるんです。
2人の審査員に聞いたら。
私たちに好意的だった人が、「ある部分において賛否両論だった」
もう一人には鼻で笑われた感じがしたらしい。

そうなんです。
ある1か所が致命的だったと思われます。
それは、おそらく楽譜をみたほとんどの人が、想像しない演奏をしたからです。
まじめな日本の合唱の先生たちは、もしかしたら、
「そんなことは書かかれていない。」とおっしゃるかもしれない。
そう思われるのを心配していましたが、案の定そう思われてしまったようです。
書かれていないのではないんです。
書かれていないことまでをひきだしたんです！

だから、その瞬間、会場は一瞬のうちに静寂につつまれ、
音が出た瞬間は感動でドキドキしました。
音楽を作ったと思っています。
他の学校の先生（二人とも賞を取られた学校の指導者です。）から、
あそこはよかったと誉めていただいたくらいです。

でも、認めてもらえませんでした。
それがコンクールと言われればそうですが、
私も、もう一人も、生徒たちもきっと納得していないと思います。

私の相棒は、いいと思うものが認めてもらえないのなら、
何をやっていいかわからない。
さっき電話でそう言っていました。

私は「音楽は好き。でも合唱は嫌い」を再確認したくらいです。

みんなが一生懸命やっていただけにつらいものがあります。
でも、明日からまた来年向けてがんばってもらうしかない。
そんな今日一日でした。