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よねの備忘録

お勉強問題が中心。
政治を語るときは、ネトウヨです。

大阪府の新教育委員。

2008-10-01 16:14:39 | その他
(引用開始)

大阪府の橋下徹知事は1日、府教育委員に立命館小学校
副校長の陰山英男氏と元大阪市立中学校教諭の
小河(おごう)勝氏を任命し辞令を交付した。
橋下知事が選んだ教育委員の就任は初めてで、低迷する
全国学力調査の成績向上をめざす橋下色が鮮明になった。

(中略)

 陰山氏は「緊急の対応が必要。三たび子どもたちに悪い
成績を取らせるのか。受験テクニックもどんどん教えていい。
学力は1年で必ず伸びる」と意気込んだ。
一方で小河氏は「教職員と相互理解できればおのずと
解決策が見えてくる。
なぜこれほどの学力問題が起きたのか、
先生たちとの合意形成に走り回りたい
」と語った。

 記者会見で2氏は、つまずきの原因を探る実態調査や
基礎学力のデータ収集にまずとりかかるとした


(引用終了)

よねが考える中ではベストの2名です。
陰山氏は兵庫県の公立小学で、
小河氏は大阪府の公立中学で、実地の指導経験を持ち、
学力を伸ばした実績のある先生です。

よねは全国学力テストで大阪が秋田を上回るのは簡単だ
と述べましたし、その理由もエントリーにしました。

全国学力テストは、学習指導要領に沿った出題で、
クセのない素直な出題です。
2009年度も、2007、2008とほぼテーマが出題されるでしょう。
学習指導要領に沿う出題をする限り、
同じテーマを扱うのは必然なのです。

だから、よねは

【各問題について、分析と指導の方針まで、
 示してくれています。

なぜ、これを利用しないのでしょうか?

1.中学1年、2年の授業への取り入れ。
2.中学2年の最後に、学力テストの前年度や過去問を行って、
  過去の穴の確認と、各自で復習。

この2つを行うことで、成績は伸びますよ。
大阪が秋田を逆転するのは簡単だ、といったのは、
このためです。

テストをやって、課題を分析してもらって、弱点を示して
もらったのだから、その弱点を埋めるのが、
普通じゃないかい?】

と述べたわけです。

陰山氏の「受験テクニック」とは、特別なものではありません。
過去の教科書で扱っていたが、現在の教科書では
扱っていないものをさしている、と思います。

陰山氏は【徹底反復計算プリント】
      【徹底反復算数プリント】を小学生向けに、
小河氏は【小河式プリント】    を中学生向けに、

出版しましたが、扱っている内容は、実はほぼ同一です。

扱っている受験テクニックは、その一つとして

           2)8 12
           2)4 6
             2   3

連除法という素因数分解で、8と12の最小公倍数は、
8x3 または12x2 すなわち24。という話です。
最小公倍数を求めれば分数の計算が簡単になるのです。

素因数分解自体が中3で扱う今の教育がクレイジーな
だけです。
その他、単位を意識させるとか、昔なら当たり前の
公立小学校のことをやらせるだけの話です。

だって、150cm2(平方センチ)は何と同じでしょう。

ア)切手の面積    イ)はがきの面積
ウ)教科書の面積   エ)教室の床面積

という問題に、ウ)が一番多く、エ)と答える生徒まで
いるのですからね。

昔は当り前だったことが、今は当り前じゃなくなった。
当たり前の事をきちんとやれば、成績が上がるはずというのが
陰山氏、小河氏、そしてよねの考えです。

もし成績が上がらない場合ですけど、

【せっかくの分析結果を日常の学習指導に
 いかしていない教師】と書きました。

教師の組合がサボタージュか、能力不足かどちらかですね。
でも陰山、小河、橋下のせいと言い張るのでしょうね。



コメント (2)
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上育397号から北海292号へ。

2008-10-01 12:56:58 | その他
稲作農家の皆様にとって、最大の脅威は外国産米では
ありません。

北海道の大規模・専業農家です。

(引用開始)

良食味水稲優良品種候補「上育397号」

上川農業試験場 水稲育種科

1.はじめに
 昭和59年の「ゆきひかり」の誕生で、北海道産米の
食味水準は一歩本州産米に近づき、その作付面積の増加に
伴い、北海道産米の評価は年々向上してきている。
現在では、食味水準における本州産米との格差をさらに縮める
ために、「ゆきひかり」を越える良品種の育成が望まれている。
 「上育397号」は晩生の良食味品種「しまひかり」を母とし、
早生・耐冷性品種「キタアケ」を父として交配し、鹿児島県で
世代促進を図った雑種後代から育成された系統である。

2.特性の概要
 「上育397号」の第一の特徴は良質・良食味であり、
食味試験結果では「ゆきひかり」に優る。玄米品質も
「ゆきひかり」並かやや優り、玄米等級は「ゆきひかり」並で
ある。形態的には、初期分げつ性が旺盛なため穂数が多く、
典型的な穂数型である。稈長は「ともひかり」並かやや短く、
穂長は「キタヒカリ」並である。生態的には、「ともひかり」並の
出穂性を有し、「早生の晩」属する。一方、登熟性がやや劣り、
成熟期が「キタヒカリ」並の「中生の早」となる場合もある。
障害型耐冷性は「ともひかり」並の「やや強」で、
いもち病耐病性は「ともひかり」より強く「やや強」である。
耐倒伏性は「ゆきひかり」よりやや優る「中~やや強」である。

3.普及態度
 北海道産米の食味水準を「ゆきひかり」並以上に維持する
ために、主として道央部の「キタヒカリ」の全部および
「ともひかり」の一部1こ替えて栽培する。但し、本系統は
登熟性、耐倒伏性がやや劣るため、多肥栽培を避けることが
必要である。

(引用終了)

北海道産米は、長らく「安かろう、まずかろう」の代名詞でした。
農業試験場で品種改良の試みが重ねられ、昭和62年
一つの品種が誕生しました。

上育397号。

商品名は「きらら397」

この新品種により北海道産米の食味は本州産に
おおいに接近しました。

しかし、まだ大きな遅れをとる分野がありました。
寒冷地で育った稲は、アミロース分が高く、
粘り、もちもち感に劣るのです。

寒冷地の宿病というべき、高アミロース米。
これをも打開すべく品種改良は続けられました。
平成16年。ついに、「こしひかり」と同等まで
アミロース分が低い新品種が誕生しました。

北海292号。「おぼろづき」の誕生です。

平成18年、試験的に道内のみ販売された「おぼろづき」は、
瞬く間に売り切れ、「幻の米」と呼ばれました。

平成20年・秋。「おぼろづき」がついに道外に
出荷される予定です。

「おぼろづき」は「北海道からの黒船」たるでしょうか?

コメント (3)
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