楽天、ノムさんのインタビューより。
Fに関する部分のみ抜粋しました。
(引用開始)
--第2ステージを振り返って
野村監督 ビッグゲームはチームの力が一番出る。監督のチームへの指導、
教育がもろに出る。なんらかの差もあるんだけど、
日本ハムの選手はよく野球を心得ている。嫌なことをやってくる。
ここまでくると力の差はない。メンタルな部分の差だ。
日ごろの教育の大事さをしみじみ思う。
--ノムラの教えは浸透したのか
野村監督 浸透していない。まるっきり。
橋上(ヘッドコーチ)とも話していたんだけど、こういう教育は誰がやるのか。
その辺が定かでない。8回裏、ダメ押しが欲しい場面で、
日本ハムの田中がカウント1-2から、打つ気なく見逃した。あの姿勢だよ。
自主的に待って出塁の可能性を広げる。うちではそんな選手誰がいる。
結果は凡打だったけど、よくわきまえている。その差だよ。それがうちはできない。
四球もあれば内野安打もあるし、プッシュバントもある。
そういう姿勢がムードをつくる。そういう野球がやりたかった。できなかった。
--印象に残った試合は
野村監督 記憶力がないからすぐ忘れる。でも今年がすべてじゃない。
2位を決めてCSの権利を取った時。第2ステージ進出を決めた時。あそこでしょう。
わがまま言わせてもらえれば、もう1年やらせてもらいたかった。石の上にも3年、
風雪5年。4年は中途半端だった。
まだ選手にやってほしいことがいっぱいあった。
日本ハムと安打の数はそんなに変わらないけど、メンタルに差がある。
田中の例もそうだし、稲葉もインコースに投げてこないなって思えば、外を待って
レフトに本塁打を打つ。相手のスキを突く、気配を感じる。空気を読む。
それがオレの大好きな無形の力だ。
言葉でやんや言ってきても、全然、選手たちが理解できなかった。
ネット裏から見させてもらいますよ。楽天の変ぼうぶりを。どう変わっていくのか。
(引用終了)
ノムさんが、Fを褒める発言をする場面はありませんでした。
ひそかに「ライバル」と思ってくださったのでしょう。
だから褒めなかった。
今回の発言は、Fにとって「家宝なみの誉れ」です。
稀代の名監督に、そこまで言っていただくとは。
よねは当ブログでは、ノムさんに批判的記事を多く書いています。
よねは「ノムの考え」の信仰者なのですが、
楽天では、「ノムの考え」に逆行する、采配・発言が多く、
4年もいて、なお、「ノムの考え」が浸透しなかったからです。
よねは、ノムさんの信奉者なのですよ。
ノムさんのやりたい野球が、Fで浸透している。
トレイ・ヒルマンとコーチが優秀だったのが主因です。
それ以上に、2003年・北海道移転時からの、
フロントが優秀だったからです。
オーナーどころか監督すら選択権のない「ITドラフト」に象徴されるように、
Fは、「球団スタイル」を確立しました。
これって、日本初の快挙だと思います。